Wolfram – 玄人向け(9)

Wolfenstein 3Dを3Dグラフィックでリメイクした本作。難易度Easyにて全10マップ(Episode1)を一周。基本的には3D空間に変わっただけだが、敵の反応速度が上がっておりガチンコの撃ちあいになると基本的に相手の攻撃が先にヒットする。被ダメ時は照準がブレて初弾が当たらなくなるため、高難易度のCoDのようなプレイ感覚だ。Easyでは被ダメが少ないため何とかシューターとして遊べるが、Normal以上はかなり難しい。製作者はステルスを推奨しているようだが…。


◆グラフィックの向上は素直に喜べるが、移動速度が若干遅くなっておりテンポが悪くなった。一番気になったのはマップ表示がないことか。純粋すぎる原作リスペクトは低下した移動速度と相まって気分を盛り下げてくれる

HROT – 安牌

GOG版Ver1.1を難易度Normal(2/3)で一周。ショットガンやロケットランチャーの撃ち心地が良く、レベルデザインも全編通してボリューム含め満足のいくものだった。不満点はSMGの感触がスカスカなところくらいか。

購入して高い満足感を得たが、Demoの時点では「Quakeに似ているが撃ちあいがシビアで仕掛けも面倒」な印象で不安だった。というのも配布されたマップ(製品ではE1M6: Vysehrad Castle)で勘違いしてしまったためだ。過去の経験からこの手のゲームのDemoはE1M1からE1M3、もしくはE2M1からE2M3あたりの小手調べ的な難易度マップから選ばれることが多かったため、その流れから難しめのゲームを想定してしまったのだ。しかし実際にはやさしい入口から理想的な難易度曲線を描くように難化していくため、心配はいらない。


◆とりあえず目の前の敵にショットガンをぶち込んでおけばOK。簡単でしょ?


◆Kejdovecによる高所からのグレネード弾にQuakeみを強く感じる。その他、飛び掛かってくる犬のSUP、Fiendと似た動きのボスFierce Gorillaなどにも

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Vertigo 2 – Demo

「ホワッ!?」
なんか敵の化け物に存在感があって気持ち悪いな…(良い意味で

「なんか……いい感じかも」
VR機器でのピストル射撃に手ごたえを感じる

「え、あ、なるほどね……新しいな」
左手で取り出したマガジンを右手の銃にセットしてリロードする

「夜店の射的よりかは思った通りに当たるな」
グループで出現する敵を撃ちながら

「おおー……これがねぇ……」
右手ショットガンのポンプアクションを左手で行いながら

「え、これ先進めなくね?……あ、ああ、俺がしゃがむのね」
指先でCtrlキーを押すのではなく身体的なゲーム操作に戸惑う

「おー浮遊感あるねぇ」
空飛ぶ乗り物で周囲の景色を見回しながら

「あっ、やっぱり焦ってるとリロードってミスするんだ……映画みたい……」
大量出現した敵を相手にお手本のようなリロードミス。自分で笑ってしまうほどだった

「そろそろ終わりそうだな…出し惜しみなかったな」
比較されがちなHalf-Life: Alyxは未プレイなので分からないが、VRに期待する要素が一通り入っていて満足だった

Call of Duty: WWII – こういうのでいいんだよ(24)

Activision Blizzard買収によりPC Game Passで遊べるのではないかと様子見していたが、どうも雲行きが怪しくなってきたため、セール期間を利用して購入してみた。難易度レギュラー(2/4)にて一周。今回は久しぶりに体力回復がメディキット方式になっており初代を意識しているようだ。メディキット自体は味方への声掛けで貰えたり、敵のキャンプ地点にも目立たぬよう置いてあるため、かなりの数手に入り、ダメージの蓄積で死ぬことはないのだが、それでも近年の自動回復よりかは戦闘に緊張を感じられてよかった。

大まかにはいつも通りのキャンペーン。革新的な体験を求めてシリーズを買うユーザーは少ないと思うので、これは悪い点ではない。実際に私も安定した質のWW2作品を求めて購入したからだ。リッチなスクリプト演出も金額に見合ったものとなっており、満足感がある。直感的に把握できないQTEシステムにはやや疑問を感じるが、カーチェイスやステルス、ドッグファイトなどのミニゲーム的要素も数回リトライすれば突破できる難易度かつ短い尺になっており、銃を撃ちたくてしょうがないプレイヤーへの配慮なのだろう。そつなくまとまっていて好印象だ。こういうのでいいんだよ。


◆最初のミッションがD-Dayのオマハビーチなのは、プレイヤーの心をガッと鷲掴みに来ている。派手で迫力があってFPSの良いところが全面に押し出ていていてヨシ。一周してみると、ここがピークだったんじゃないかという気も若干するが…現代的なグラフィックでこれを作ってくれたことに感謝


◆ストーリーは楽しみながら読めていたが、中盤から急速に嫌いになっていった。プレイに支障がでるようなモヤモヤした話にする必要があったのだろうか?こういう面倒な話は映画で見ればいいと思っている派だ

Rise of the Tomb Raider – VRテスト(3)

所持しているゲームからVRを試せる本作を選択。ゲームを40分ほど進行させるとVRで遊べるゲームモードが解放されるので、Meta Quest 2を有線接続で動かしてみた。比較対象が少ないので何とも言えないが、デフォルト設定の画質ではそれなりで見え、悪くないように思えた。この辺りはやはり他のソフトをいくつか見てみないとなんとも言えない。

ゲーム内容はクラフト家の事情を謎解きしながら読んでいく感じ。時折テキストが歪んで読めなくなったが、これはむしろVR機器の固定やピント調節のチェックとして機能していた。雰囲気で解けるゲーム的な仕掛けばかりだったが、アイテム欄を参照する箇所で詰まってしまった。Quest 2の基本操作が覚束ないまま開始したため、アイテム欄を開くための操作が分からなかったのだ。いろいろ格闘しながら左手のスティックの押し込みだと分かった後には、重要なヒントが頭から消えており、いやヒントがあったことすら忘れたためどん詰まりに。…少し攻略サイトの世話になりながらのクリア。体を大きく動かすといったアクションは無かったものの、酔いもなく、機器のテストとしては悪くなかったように思う。


◆このスクリーンショットはVRモードで撮影したものではない。実際のプレイで用いられている魚眼レンズのような写真を貼ってもしょうがないだろうし、今後どのように記事を書いていこうか考え中