Ghostwire: Tokyo – 大人にはわからんさ

昨年遊んだHi-Fi RUSHと同じ開発元という一点の繋がりのみでプレイ開始。結論から言えば探索及びサイドミッションが楽しいオープンワールドなゲームだった。メインストーリーはさておき、それ以外は渋谷の街を舞台に怪奇現象や妖怪を相手にするといった、特定のプレイヤーが歓喜するような作りとなっている。空を見上げれば天狗や一反木綿が飛んでいたり、人通りの少なそうな場所には塗壁や河童が当たり前のように居る空間だ。

そういった科学の力ではどうしようもできない奇怪な輩をなんとかする戦闘面も、印を結んだり、御札を投げたりとサービス満点。やや単調さはあるが、そういったノリが好きならば間違いなく楽しめるだろう。繰り返しになるが世界観にあった街づくりが非常に上手で、ビルの間や民家の屋根を飛び回り人々の魂を救済しながら(経験値稼ぎ)、都市伝説や昭和感あふれる小物を収集したりと、うろうろするのが楽しかった。プレイヤーの強化ではなく、興味が導火線になっている点で優れたオープンワールドだと判断している。般若が描かれたメインビジュアルから受ける印象とはかなり違っていて、ホラー色よりも懐かしい感じが強いので、般若に引きずられず興味あれば触ってみるといいだろう。


◆何かを浄化したり封印するときにはプレイヤー自身がマウス操作で印を結び、大げさな手の動作とやりすぎな視覚効果で場を盛り上げてくれる


◆全人類が憧れる動く人体模型に追われるというシチュエーション。タイミングよく訪れる稲光によって模型の無機質な表情にプレイヤーの視線が誘導される煽り付き

POSTAL 4: No Regerts – 難易度Hardで二週目(13)

今回はVer1.3.1をプレイ。初回はVer0.5.0で金曜日がようやく遊べるようになった程度の出来具合であった。パフォーマンス面は私のPCスペック向上もあるため一概には言えないが、かなり向上し安定性も上がっているようだ。それでもクリアまでに強制終了が三回ほど起こっているわけだが、こまめなセーブで対応できる範囲なのでシリーズファンならさほど気にならないとは思う。調教されすぎか?

アーリーアクセスから製品へと変わった手触りだが、相も変わらず悪食ゲーマーがギリギリ遊べる程度に留まったままだ。良くなった点は日本語対応とRick Hunter氏のボイス追加くらいだろう。新規のプレイヤーはかったるいだけの移動とミッションに対して、相当に波長が合わなければ楽しめない。むしろ、最新作だからといって手を付けるのではなく、Postal 2だけを触ってほしいとさえ願う。本作はほとんど擁護できる箇所がなく、駄作と言わざるを得ない。金と時間の無駄だ。2週遊んで確信した(遅


◆冗長だった犬猫集めや下水道のミッションは若干の手直しが入り、行き来が減り遊びやすくなっていた。記憶違いかもしれないが、仮想現実のミッションもお金を払うとスキップできるように緩和されたようだ。全体的にユーザーに歩み寄ってはいるようだが、大本がコレでは…


◆難易度Hardの終盤は敵の攻撃が激しく、行動の制限がキツイためアイテム探しの必要性がでてくる。民家に押し入り食べ物とヤクを探し回るタチの悪い強盗プレイはPostal2のようでなかなか楽しめた

RWBY: Grimm Eclipse – チームJNPR(2)

普通に、特にシングルで遊ぶとなると非常にシンプルなアクションゲームになるので、語るべきところはほとんどない。主な死因としてダメージの蓄積を無視した時と、囲まれてから連続攻撃を受けた時の二つになるが、慣れていくにつれどちらの状況も減っていくだろう。時間制限がないため、クリアだけが目的ならば戦線からダッシュで距離を離すことで容易に体力回復に努められる。死ななければどうとでもなるのだ。Co-opで遊んだ場合はこのようなHP管理よりも敵への攻撃に集中できると思うので、持っているフレンドがいれば誘った方が楽しめそうだ。


◆ピュラを動かせるだけで満足。細かい性能はよく分からないが、ルビーを攻撃方面へ少し尖らせたような感触であった


◆ゲーム発売年からVolume3あたりのジョーンを想像しており、性能にはまったく期待はしてなかったが、意外と強めの調整になっていて驚いた。耐久力が高いのは見た目通りだが、バフスキルによる攻撃力アップも気軽に使えて効果が高い。もう少し大人しい性能な方が原作には近かったが、さすがに有料DLCという要素も関係しているのだろう

Saints Row(2022) – 安心の出来(5)

Normalに相当する事業家の難易度(3/5)で一周。基本的には「股間キル」を狙って敵の股間にひたすら鉛玉を当てていった。股間キルはヘッドショットに比べるとダメージが増えている感触がなく、ただの縛りプレイ状態にはなっていたのだが、もともと易しめなゲームということもあり、ほどよく難易度調節には働いていたと思う。

私はメインストーリーばかりを遊んでいたが、不快さを感じる場面がほとんど存在しなかったため終始よい気分だった。プレイヤーを楽しませようとするサービス精神も旺盛なので、素直に乗りかかると良いだろう。確証は持てないがアクションゲーマー的にはメインストーリーだけをつまみ食いする遊び方が一番が楽しめそうな気がした。下手にゲーム内の要素を触れると金が足りないのに気が付き、金策が必要になるからだ。その辺りをひっくるめてオープンワールドが好きならば良いと思うが、そうでないなら無駄な買い物を控えた方が内容の濃いメインミッションを遊び続けられ、時間単位あたりの満足度は増えるはずだ。


◆本作はSaints Rowのリブートという話。私自身2からの触ったため初代Saints Row(2006)は未プレイなのだが、宇宙人と戦争するような、よく分からない方向に向かっていったSaints Row 4から大分戻ってきて、幅広い人に向けた出来になっている。尖り過ぎていたものを丸くしたのは商業的には悪い選択ではないように思うのだが、倒産してしまったということは失敗だったのかもしれない(親会社の都合もあるが)


◆他人に嫌がらせをするため強力な兵器で町中大暴れ。こういうハチャメチャなミッションはSaints Rowが他作品に比べ抜きん出ているところだ

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RWBY: Grimm Eclipse – 準備運動(1)

激重めんどくさ面白ストーリーのRWBYをVolume9まで視聴した記念に購入してみた。現在ゲーム化されたRWBYの中でジョーン・アーク、ピュラ・ニコスの二キャラが使えるのが本作のDLCだけなので、それが目当てだ。触りたいのはその二キャラなのだが、まずは基本を学ぶ意味で一周目は使いやすそうな主人公のルビー・ローズを選んだ。

今回遊んだ難易度はNormalなので基本的には危機に陥らなかったが、ラスボスにのみ手こずった。それまで必要とされなかった状況判断が急に求められ、突然Co-op前提の調整のように感じた。全体が簡素な作り且つ旬が過ぎていることもあり、やや遊びにくいゲームではあるが、どころどころ原作OPやEDが流れて盛り上がる場面もあり、数少ないファンアイテムとして悪くない出来だと思う。


◆今時珍しいぐらいチュートリアルや説明がなくヌルっとゲームが始まる。なんとなく動かすだけでもクリアは可能だが、幸い有志によるSteamのガイドが充実しているので、気になった際には参考にしてみるといいだろう