特打ヒーローズ 名探偵コナン – さわりだけ

販売サイトのレビューを見てみると最新版はネット回線への接続が必要なようなので(起動毎?)、完全ローカルで動かせるようにXP時代のパッケージ版を購入。諸事情によりネット回線の通ってない場所で練習するためだ。もう少しまともにタイピングしたいと近頃感じており、重い腰を上げて基礎からやり直してみた。チュートリアルは人気キャラの灰原哀が担当。”適度な距離感”で励ましてくれたり、褒めてくれたりするので子供から大人まで気分よくタッチタイピングを学べる。

キーを叩いて体に覚え込ますだけのゲームではあるが、難易度の調節だけは注意しておいた方がいいだろう。不慣れな人は例え大人であってもオプションから「子供用」に落としておこう。適当に一番上に表示されている「リフティング」のゲームを「大人用」の状態で選ぶと絶望する。表示されているゲームリストの上下と難易度に関係ないのが分かれば、あとは全11種類のゲームから興味のある順に触っていけばいい。


収録された全11種類のゲームモードのうち実際にプレイヤーが何度も起動するのは4つほどだと思われる。いずれも繰り返しのプレイに耐えられるスタンダートなものだ。その他はファンサービスの要素が強く、数回遊べば十分かなといった感じ


◆漢字変換ありのゲームモード。関西弁が特徴のキャラクターを出題させるのはキャラゲーとしては満点だと思うが、純粋なタイピングゲームとして見るとちょっと微妙

Coffee Talk Episode 2: Hibiscus & Butterfly – ブランクバリスタ

マイクロソフト社が提供するGamePassから2週間後の配信停止を知って、急いで軽く1周。実は数年前に前作をクリアしており「おー、ええやん」といったいつも以上に簡素な感想しか思いつかなかったため記事にはしていなかった。しかし今作は前作から物語が進展しており、それに伴い私の感想も「おぉー、ええやん…」といった具合に微量ながら深みが増したので、2作まとめてならクリア記録として残すことにした。

基本はコーヒー店のバリスタとして客と会話するノベルゲームだが、申し訳程度に飲み物を作るパートがゲーム要素となっている。エスプレッソコーヒーやカフェラテといった世間で認識されているオーダーであれば簡単なのだが、「こんな夜にぴったりな物を頂戴」「昔どこかで飲んだパンチの効いたをやつくれ」といったような抽象的な客の要求を満たすには、材料を手探りに組み合わせる総当りに近いものとなっている。レビューを見る限りゲーマーには賛否両論といった感じだが、現実とは違い失敗作を出しても客がマジギレして料金を払わないことはないので、経営悪化によるゲームオーバーとはならない。そういうわけで「え?注文と違う?そういう時もあるって、何もかも思い通りになったらつまらねぇだろ?ガハハ」といった性格のバリスタを演じてみるのも悪くない。メニューに無い物を注文する客とどう向き合うか、はプレイヤーの選択に委ねられている。実績やトゥルーエンドのために繰り返す総当りクイズは楽しいか?


◆新キャラ2人はともかく、タイトルにもなっている2つの新材料ハイビスカスとバタフライは出番が多すぎた印象。3回に1回は青いお茶を出していただようで落ち着かなかった。私は人類なので青い食物には抵抗がある


◆吸血鬼のハイドは前作から気に入っているキャラクター。物事の解決を重視した正論パンチは相変わらずの破壊力だが、常連客やバリスタとの距離が近くなったせいか、言論や態度が軟化したようにも見えた。目は口ほどに物をいうが、キャラクターの目線の動きから何を考えているのかプレイヤーに想像させる、読み取らせるのはCoffee Talkの大変優れているところだ

Goat Simulator 3 – たのしいあそびば

気になっていたもののスルーしていたGoat Simulatorだが、続編が出たようなので軽く触ってみた。ゲーム開始からスカ〇リムのパロディとプレイヤーへの軽い煽り、メタ発言の連発で迎えられ、何も操作していないうちから楽しめそうな予感を感じた。掴みは100点満点だ。

オープニング後は好きに遊べと言わんばかりに野原に放り出されるので、なんとなくミッションをこなしていくことになるが、どれもブラックユーモアやパロディが豊富で、まぁ飽きない。次はどんな感じかなと進んで遊びたくなるので、オープンワールドとして大変評価できるのではないだろうか(ミッションへの誘導が強力なアイテムしかないゲームは見習ってほしい)。嫌味がない悪ノリといえばいいか、不快になる場面がない楽しい空間を用意してくれたことを素直に感謝したい。遊んでいる最中にふと初めてPOSTAL2を遊んだ時のことを思い出した。やはり私はこういうゲームが好きなのだろう。


◆ヤギの向かう先はいつも大惨事


◆数分に一回は「そうはならんやろ」とヤギに突っ込みを入れて笑顔になれる

Star Wars: Squadrons – 悪い酔いばかりじゃない(4)

やはり本作の目玉はVRモードだろう。首を回してX-WINGコックピット左右の窓を覗き込むと、宇宙空間を敵の巨大な艦隊がグワーっと飛んでいる様子が目に入り、迫力を伴った没入感を覚える。ディスプレイ越しでは見られない角度の映像には高い価値があると言えよう。気分はルーク・スカイウォーカーだ。ただ、かなり酔いやすい点には注意。三半規管には多少の自信がある私も360度移動とミサイルのロックオン回避行動を連続で行うと、さすがにリアルなダメージを負う。新しいテクノロジーと馴染みのないパイロットとしての疑似体験に付いてきた酔いもマイナスだけでない重要な経験として受け止めたい、と酸っぱい胃液と共に思った。

先ほど目玉と書いたもののミッション4からはVRを切ってプレイ。難易度もパイロット(2/4)からストーリーモード(1/4)へ落とした。本作のジャンルはスペース・フライトシミュレーターということだが、まず機体を安定させるのが難しく、慣れていないと戦闘どころではない。ジャンルの経験者でなければ、最初からはまず遊べないだろう。ゲーム部分だけを考えると、向上心が少なく軽く映画を見ただけの私のようなプレイヤーは、BattlefrontやJedi Knight シリーズのようなアクションゲームでライトセーバーをブオンブオン振り回している方が幸せかもしれない。現実でも乗り物の適正差があるように、向き不向きが大きいゲームのように思う。VR機器を持っていて、軽く触るだけというのならばかなりお勧めできるが。


◆VRモードは誰もが価値を認めるだろう。マルチプレイが前面に押し出されたゲームではあるが、シングルキャンペーンも悪くない内容だ


◆難易度ストーリーモードは受けるダメージよりも機体の回復量の方が大きいため、滅多なことが無ければ死なない。それが面白いのかと聞かれると困ってしまうが、難易度パイロットの上手くいかなさを考えると…だ。もう少し敵機の命中率を下げてくれたらイライラせずに頑張れた気もする

ゲーム発展国++ – 誰でも楽しめる

VTuberの方が楽しそうにプレイしていたので、気になって自分でも購入してみた。ネットがインフラとして整っている80年代の日本らしき場所でゲーム制作&会社運営していくといった内容。プレイヤーは未来人のような立ち位置のため、どういったゲームが売れるのか大まかに予測できる。現実に沿って(ゲーム内表記は違うが)ファミコン、ゲームボーイ、プレイステーションといった、いわゆる勝ちハードに乗じて当時売れていたゲームを再現していくと効率よくお金を稼ぐことができるだろう。

資金に余裕ができたら、開拓されていないジャンルやマニアックなゲームに挑戦してみると、難易度的にいい具合に楽しめるように思う。作りたいゲームのジャンルと内容と方向性を選択するだけのカジュアルな制作パートだが、自分の感性が世間に受け入れられるか、そうでないかが売り上げによって判定されるため(当たれば大儲け、外れると赤字)、ギャンブル要素の強いゲームのように思う。なかなかに射幸心が刺激されるため、次はこうしよう、その次はああしようと、夢中になってしまった。こういうカジュアルなシミュレーションも偶には良い。


◆序盤は資金に余裕がなく、食っていくだけでも苦しい会社運営。低予算でのゲーム制作や受注開発で堅実に資金を増やしていくか、大ヒットを狙った勝負にでるか、プレイヤーの性格がでそうだ


◆最終的には相撲+素材集といったゲームと言えるか怪しいものまで3000万ヒット飛ばせるスタジオとなりうる。適当にうさんくさく名付けたタイトルがあれよあれよという間に売れしていくのを見ると「なぜこんな酷いタイトルのゲームが売れてしまうんだ…?」とバカバカしさを強く感じられて心地よい