長すぎてだるい、というのが正直な感想だ。長くても30時間ほどでクリアできると勝手に思っていたが倍ほどのボリュームがあった。しっかりと物語を進めたという点(?)は評価できるが、いかんせんプレイヤーに集中力や理解力を求めてすぎている気もする。序盤はまだしも中盤は長距離移動が多く、30分歩いた後に話を聞いてまた次の目的地まで30分歩くだけといった展開が結構な頻度で起きる。スカスカで巨大でゾーンに対して、歩いているだけで世界観に浸れて楽しいといった心酔しているプレイヤーでなければ苦行のようにも感じるだろう。
現代のゲーム(娯楽)としては面倒で時間を食うだけの”終わっている”レベルであるが、ここを2006年当初から変えなかった点がこのゲームの高評価に繋がっているのだろう。GSCは下手に迎合せず、誰が自分たちを評価しお金を落としてくれるのかをしっかりと理解できているようだ。この判断は自体は簡単だが、しっかりと実行できるところは流石である。
◆当たり前だが15年も経てばグラフィックは大幅に向上する。長いシェーダーコンパイルに不満が無いわけではないが、退廃さと美しさが入り混じった独特の景色を見るとネガティブさは薄まる
◆適切な武器を装備しリーンを使いながらしっかりと相手の頭を狙うのが基本的なスタイル。本作は敵が圧力を掛けてくる距離が決まっている場面も多く、キツイと感じたら大きく後ろに下がるとわりと楽になりがち
STALKER 2は全体を通して好き嫌いがSTALKERシリーズ自体にどれだけ慣れ親しんでいるかで評価が結構別れている感じがあります。ModだけでなくPacific DriveやInto the RadiusといったSTALKERフォロワーも最近増えていますし、それを触ってるかも評価の分かれ目となっていそうです。
最適化やバグは今後に期待でしょうか。
そして、あけましておめでとうございます。
2024年で遊んだタイトルの中でもっともじゃじゃ馬さんが楽しめたゲームは何だったんでしょうか?
私の場合は断然The Talos Principle 2で、次点でNeon WhiteかSOMAでしょうか。
Neon WhiteはHi-Fi RushやHotline Miamiみたいに「慣れ親しんだジャンルに味変+ルールはシンプルだけど奥深い」系のゲームで、スピードラン要素と銃(カード)を投げ捨てて別の役割を果たすメカニクスが結構楽しかったです。ただスピードランの周回はプレーヤーにある程度強制しても良かったような気がします。
2024年中リリースのタイトルに限ってしまえば、Nine Solsは戦闘が楽しくて良かったですが、総合してみれば相当ニッチなチョイスですが雰囲気がより優れているJuderoでしょうか?
明けましておめでとうございます。
2024年は有名なゲームをなぞることが多かったですが、印象的だったのはGhostwire: Tokyoでしょうか。やや単調さはあるものの、雰囲気が抜群によかったですね。オープンワールドはここが最も重要ですから。些細なアイテムや妖怪の説明もスタッフ陣がニコニコしながら作っていたように感じました。次点で頭に思いつくのはMetro Exodus Enhanced Editionで、STALKERよりもこちらのこじんまりとしたシステム方が好きなんだなとつくづく思いました。
サイトには載せていないのですが、上記の二つ以上にパッと頭に出てくるのがVRChatとかたわ少女ですね。VRChatは生活の一部となりつつあるくらいで、大いに楽しませてもらっています。かたわ少女は去年もっとも心がグラついたタイトルですが、内容が超センシティブで書き方が難しいうえに上手なレビューが多く出回っているので、まったく書く気になりませんでした。一応Steamでの配布が2024年とはなっていますが、ちゃんとした新作は遊ばない年だったかもしれません。
VRChat自体は友達に進められて、しばらく遊んでましたがトラストランクをNew Userに上がった時点でもういいかなで止めてしまった記憶があります。
もともとオンラインゲームと性が合わない性格の上、性に合ってもプレイ時間10-20時間超えるとスパッと辞めちゃうんですよね。DeadlockやBlue Protocolも似たような感じでした。
VR自体はそれ以降も触っていますが、メインPCのメインOSをLinuxに切り替えてからやる回数はぐんと減ったでしょうか。Sea Will Claim Everything, FEARやDeus Exといった古いゲームがProtonのおかげでWindowsより不具合レスで動いてくれるのはいいことですが、VRゲームに関してはLinux用のヘッドセットドライバー(せいぜいALVRがQuestシリーズのみ対応)や、Linux用SteamVRの完成度が全体通して不十分なのが・・・。それでもMetro Awakeningはいつか触ろうとは思います。
(一方のWindows 11は24H2アップデートで旧作とはいえ2017年タイトルのAssassin Creed: Origins含め、その他多くのタイトルが動かなくなったりで、そっちもそっちでめんどくさいことになっていそうです。)
かたわ少女はもともとそれなりに良い評判を聞いていますが、そうと聞くならちょっとやってみてもいいかなおもいます。ただ、18禁パッチの存在が気になります。ストーリー的に重要な描写がされてるならパッチをつけてもいいですが、そうでなければつけなくてもいいかなぁと。
VRChatは合う合わないが出やすいゲームではありますね。馴染んでくるとゲームではなくまさにVRSNSというジャンルに頭が切り替わってくるので、何もしなくてもいい状態になってきます。そこにいるだけでいいといいますか。喋り好きな人も多いので会話の練習としても使っている感じです。
そろそろWindows11に切り替える時期になるのにゲーム関連で嫌な話ばかりききますね。ゲーマーの選択肢はやや暗め。旧作を遊んでMSや有志の対応を待つというのも悪くはなさそうですが…。根本的な解決とは。Metro Awakeningのやる気はStalker2で大分削がれてしまったので、私も”いつか”という感じでしょうか。
かたわ少女の18禁パッチについて半数のヒロインはあった方がいいとは思いますが、もう半数は別にいらないかなというのが個人的な意見。前者は気にされている通り重要な描写として存在しているのですが、後者はとってつけた感が強いですね。全シナリオを同じ人が担当しているわけでないので、どうしてもちぐはぐさはあります。またフリーゲームとは思えないほどボリュームがあるので、気になったところだけ遊ぶのも一つの手かもしれません。