Bioshock Remastered – スイスイ(3)

難易度Normalをおよそ15年ぶりくらいにクリア。終始敵をボコボコにできて満足。オリジナル版(改造Unreal Engine2.5)と比較すると、グラフィックはかなり向上しており、特に水面と炎の描画には目を見張るものがある。目にする機会も多い箇所だけに力の入れどころが分かっているようだ。心配していた音の定位も同等か、それ以上のように聞こえた。表面的なところは完全上位互換といって差し支えないだろう。未プレイであれば、今からオリジナル版(2007)を触る必要はなさそうだ。単純なFPSに飽きたら是非触ってほしい一作。

Earth Defense Force: Insect Armageddon – 湧き上がる使命感

難易度Normal(1/3)をクラスTrooperで一周。地球防衛軍シリーズは未プレイ。うっすらバカゲーとしてイメージしていた巨大昆虫との戦争ゲームであったが、実際にプレイしてみると想像以上に地球を守っている感があって熱い気持ちになれた。虫に襲われて逃げ惑う人々をかき分けて、さっそうと現場へ始末にいく様子はまさに防衛軍といった出で立ちで、人々を守らねば!という強い気持ちが芽生えてくる。

基本的には5種類ほどの虫をひたすら撃ち続けるゲームである。他タイトルのような気分でシューターとして遊ぶと単調さばかりを感じてしまうが、俺(たち)が地球を守るんだ!といった使命感に反比例するようにネガティブさが減っていく。無限にも思えるほど攻めてくる大量の虫にたいして同じ銃で応戦し続ける行為も、なんだか消火活動のように思えてくる。恐らく放水という消火行為もかなり単調なはずだが、消防士が「なんか火消えねぇし、水かけるの飽きてきたな…」とは多少は思っても、途中で投げ出しはしないだろう。人々の生命や暮らしを守る行為というものは単調なものかもしれないが、それが仕事なのだ。重要な仕事ほど面白いつまらないといった次元で語るべきではない。そう…地球防衛は遊びじゃないのだ。といった具合にEDFの隊員になりきれると本作を楽しめるのではないだろうか。


◆Trooperはスタンダードな性能で苦手な状況が少ないため、ソロキャンペーンで使いやすい。Co-op前提のためかNPCは控えめな立ち回りなので、基本的に自分な何とかしなければならない。旬な時に遊んでいればよかったと少し後悔


◆ミサイルランチャーの誘導弾は便利。操作負荷が低く、大まかな方向があっていれば敵にダメージを与えられる。こういった武器は使ったことがなかったので新鮮

Sniper Ghost Warrior Contracts – 注文の多い依頼主(8)

Sniper Ghost Warriorの4作目にあたり、それ以前のSniper Art of Victoryから数えると5作目となるCI Gamesのスナイパーゲーム。難易度スナイパー(2/3)と射手(1/3)を切り替えながらクリアまで。軽く触った限りクリア自体はさほど難しくないが、請け負った契約(クエスト)を完璧にこなそうとすると難易度が跳ね上がる印象。そのため低難易度で一度マップ構造や敵の居場所を把握しつつ、ついでにクリア資金で装備を整えてから再度高難易度やサブクエストに挑戦するというのが無理のない流れ。

問題はそのリプレイが楽しいのかという点だが、これは挑戦が好きなプレイヤーに向いているように思う。私の感覚からすると敵兵は敏感な上に数が異常に多いため、バレないようにステルスするのが難しく、あまり面白さを感じなかった。兵の数が1/3から1/5くらいまで減ってくれると、カジュアルに楽しめて好みに近くなるが、これは彼らをバリューゲーム量産会社だと考えている私の意識が抜けていないからだろう。だが、大作を作ろうとする彼らを野心を尊重したい。


◆スナイパーvsスナイパー。敵はCI Games特有の千里眼スキルを所持しているだめ、普通に遊んでいるとこちら側が先に見つかることがほとんど。わざと敵に見つかった方が早くゲームを進められるが、それでもこちら側から先に発見したいという場合は屋上や草木が茂った場所など、狙撃手が居そうな場所を双眼鏡を覗きながらゆっくりと進行してみると良いかもしれない


◆オープンワールド方式だった前作Sniper Ghost Warrior 3からミッション形式へと変わり、こじんまりとした印象。移動時間やバグが減りゲームとしてのまとまりが良くなった半面、狙撃ポイントや隠れられる場所が多めに用意され、ここで〇〇してくださいと言わんばかりのゲーム的な構造が強くなった。どちらが良いかは個人の好みだろうが、私は3の方が好きだった

The Lost Mission – Mod版(66)

DOOM 3: BFG Editionに収録されている物ではなく、DOOM 3(2004)のカスタムマップ版Source Portのdhewm3で動かし、難易度Marine(2/4)で一周。BFG Editionとは違い無印DOOM3と同じくフラッシュライトと武器を同時に使えないが、そもそも戦闘の障害となるような暗闇は少ないので、気にしないでいいだろう。最初から激しい戦闘が楽しめる本作は、DOOM3の優れた撃ち心地を味わいやすい。スムーズに進めば2時間ほどクリアできるボリュームも手に取りやすく、久しぶりに軽く遊びたいというプレイヤーにピッタリだ。

Alien Vendetta – 好みでなかった(65)

Top 100 WADs Of All Time: 2002選出のAlien Vendettaにビジュアル強化ModのBeautiful Doomを導入し、難易度Give Me Hell(3/5)で一周してみた。全体の印象としてはよく出来ており、評価されているのも理解できる。が、異常な構造のステージがいくつか存在するため、それに引っ張られMegawad(全32面)として見るとあまり良いイメージはない。難しいステージがまばらに配置されていることもあり、終盤の盛り上がりも感じられず、やってやった感が少なかった。知名度や難易度の近いScytheと比べると、同じネガティブな気分でも後半に高難易度が固まっている分だけ、盛り上がりを感じやすく、あちらの方がクリア後の達成感は高かった。

  • Map08…センスを感じる。シークレットの場所も良い
  • Map11…ほどよく面倒。楽しめるギリギリの負荷
  • Map13…膨大な数の敵が出現。倒すのが気持ちいい構成
  • Map17…ノリノリのBGMとスッキリした構成が好み
  • Map20…狭くて巨大な迷路。嫌い
  • Map21-24…Map20で消耗した体力を回復するだけの存在。無
  • Map25…でかいだけ。だるい
  • Map26…バカと天才は紙一重。こういうのは三年に一回くらいでいい
  • Map27…ここだけは巨大でも楽しめた


◆MAP20: Misri Halek。始まった瞬間巨大なピラミッドが見え、嫌な予感炸裂。内部は狭い迷路となっており、謎解きだけでなく戦闘も窮屈だ


◆MAP26: Dark Dome。動画サイトを見れば熟練Doomerが当たり前のようにノーセーブでクリアしているが、訓練されていない常人がプレイすれば、まぁ悲惨な結果になる