Forgive Me Father – 挑戦者向け

コメントで教えてもらったクトゥルフ神話がモチーフのオールドスクールFPSを難易度Normal(3/5)でクリア。Normalといっても難易度設定の初期値がEasy(2/5)であり、被弾を抑えながら正確なAimが求められるため、気の抜けない難易度となっている。実質Hardと言えるかもしれない。マップの構造も狭かったり暗かったり罠が張り巡らされていたりとプレイヤーに結構な負荷がかかってくるため、挑戦が好きなプレイヤーには好まれそうだが、そうでないなら大人しく難易度を下げることも検討しておきたい。

後半からはさらにプレイヤーへの要求レベルが上がり、複数の敵の弾を避けながら吸い付くようなAimが必要となってくる。ワープして背後から襲ってくる敵や、こちらから見えないように隠れたり、遮蔽物を盾に一定の距離を保つなど、いやらしい動きをする敵が多く出現するため、こちらから積極的に当てにいかなければならない。上手にアイテムを使うか、気合で乗り越えたいところ。一周を通してレベルデザインが優れているかどうかは判断がつかなかった。面白いか面白くないかで言えば面白い側だが、非常に濃密で神経を使うゲームのため体力の消耗が激しく連続して遊びにくい。間をあけて今回選んだ神父とは違うジャーナリストで遊んでみてから評価してみようと思う。


◆即着弾+ヘッドショット判定のあるレーザー銃。強くて燃費も悪くないためお世話になった。スキルツリー(武器ツリー)システムなので、リプレイ時には違う武器を選択する予定


◆暗い場所が多く武器からランタンへの持ち替えが必要。こういう銃が撃てない時間が発生することに対して雰囲気がでていると前向きな評価できるかどうか

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DOOM Eternal – 体で覚えよ(63)

前作のDOOM(2016)がどうもしっくりこなかったので、期待していなかったのだが、このゲームは当たりだ。DOOMの名に恥じない出来となっている。初めこそ特有の戦闘システムに抵抗を感じたものの、ゲームを進めていくに従い効果的に使いこなせるようになり、最終的にガンガン突撃してデーモンを虐殺できるようになってくる。操作の習熟がそのまま戦闘力の向上につながりのが体感でき、ゲームを進めるのが楽しい。本当によく出来ている。

ただ、戦闘(ラッシュ)開始時に敵がどれくらい出現するのか予想できないため、戦略を立てられず常に場当たり的な対応をせざるを得ないというデザインにはやや疑問を感じる。が、そんな細かいをことを考えている暇があればトリガーを引いて目の前のデーモンをぶち殺せということなのだろう。


◆ファイアバーをくぐって進む溶岩ステージのマリオ感


◆ワンボタン発動で前作よりも使いやすくなった弾薬回復チェーンソー。温存するよりも気楽に使った方が楽しく遊べそうだ

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Still Not Dead – クリア報告

2回目のプレイでクリア。クリアするだけならばFPS+ローグライクというジャンルの中でも簡単な方…などと考えていたが、その後、何度もプレイしているうちにどんどんゲームプレイが安定しなくなっていったので、本当に簡単なのか分からなくなってしまった。一定時間経過後に巨大なドクロが出現し、プレイヤーを追いかけまわしてくるシステム上、時間を使って探索やキャラ強化を行いにくく、運が悪い時のリカバリーが効かないような気がする。リトライゲーなのだろうか?


トレイラーはお金をいじって強力な武器を使い放題にしているので参考にならない。トリガーハッピーな展開を期待していると肩透かしを食らう


◆周囲の壁を破壊しながらプレイヤーを追いかけまわしてくる巨大ドクロ。本気で殺しにくるというよりかは、アイテム探しやお金稼ぎなどの寄り道を防止したいようだ

Thief Gold – TDPの方が良いのでは

10年ほど積んでた本作を難易度Normalでクリアまで。2.3時間触れば分かると思うが、全体的によく出来ている。序盤は特にThiefというタイトルそのままのイメージで盗賊ごっこを堪能でき、アクションゲームのユーザーにも丁度良い。ただ、オリジナルのThief: The Dark ProjectからGoldへと変更された際に追加されたThieves’ Guild、The Mage Towers、Song of the Cavernsの三つのミッションは本当に同じ開発が作ってるのか不思議に思うくらい冗長で、質も多分悪い。よってそれらが含まれていないThief: The Dark Projectの方が完成度が高い気がしてならない(他の拡張パックと違い追加ミッションを外すことができない)。


◆敵は鳥目なので、とにかく影(暗闇)に潜り込んでしまうのが定石。音の低位もよく、EAXに対応しているサウンドカードを所持しているならばAlchemyを用いることで、没入感が高まり、本当に闇に紛れている感じがでる


◆派手で悪趣味な宝箱をロックピックでこじ開ける。お宝を売却した金で次ミッションが有利になる買い物システムとの兼ね合いのため、自然とガッツポーズがでるような高価な品物は入っていない・・・はず

DINO CRISIS – 三十人目のレジーナ

20年ほど積んでた本作を難易度Normalでクリアまで。イメージとしては突然恐竜が襲ってきて、ハラハラドキドキが連続するホラー色の強いサバイバルを想像していたが、実際のプレイは謎解きが中心となっているので、手に汗握るものと考えていたコントローラーからは手を放し、代わりにメモ帳にゴリゴリとヒントを書き込みながらの進行となる。実のところ、この謎解きがスムーズにいくほど弾薬と回復材に余裕が出てくるので、「生き延びることが快感になる」といった売り文句からは想像ができないほどパズルやひらめきの能力が重要だ。弾薬が余り気味の麻酔弾で適当に恐竜を眠らせ、謎解きに時間と頭を使っていると、時おり自分がなんのゲームを遊んでいるのかわからなくなる。

刷り込みなのか実際にそうなのかは分からないが、私自身、本作の元となっているバイオハザード2が完成されているシステムだと考えており、そこから違いを出そうと変更した部分があまりうまくかみ合っていないように感じた。特に戦闘部分が気になるところで、ゾンビよりも手強い敵に恐竜を選んだアイデアは良いが、ラジコン操作に慣れていないプレイヤーにはかなり難しいように思う。ここで話が終わっていれば、恐竜の理不尽さを感じられるデザインとして整合性が取れていたと思うが、一度恐竜に食い殺されると残りコンテニュー29の文字を目にすることとなる。え、残機制だったの?これは売り上げに響くレベルで難しくなったのを理解した上での譲歩なのだろう。しかし、残機30のアクションゲームでは緊張もパニックも起こりようがない。一応はノーコンテニュークリアに褒美を用意したり、マルチエンディングでリプレイを促してはいるようだが、解法を知った後の謎解きゲームのリプレイが楽しいとは考えにくい。どうしても、ちぐはぐな印象が付きまとう。


◆恐竜大好き小学生にはやや厳しいというレベルの謎解きが多い


◆ティラノサウルス。でかい恐竜との疑似接触体験という価値は高い