Legacy of Rust – そこそこ(70)

Steam版DOOM + DOOM IIからそのままHurt Me Plenty(3/5)難易度で一周。新規のプレイヤーに向けて1と2の後にまだまだ遊びたいというのなら、Master Levels for DOOM II = Sigil > No Rest for the Living >>> Legacy of Rust = The Plutonia Experiment > TNT: Evilution というのが個人的なお薦めだろうか。正直Legacy of Rustは新武器の扱いや進行が面倒な割に気持ちいい瞬間も少なく、優先的に触るほどではないように思う。一応本WADの半分くらいはSamuel Villarreal (Kaiser)氏が担当しており、その部分に関してはそれなりに満足感があるが、SIGIL(2019)まで触っているDoomerが、新規収録されたからとりあえず触っておくといったレベルの存在に留まりそうだ。


◆新敵のGhoulとShocktrooperは攻撃力が高いうえに集団で出現するので、気が付かないと一瞬で体力が解ける。Ghoulは特にLost soulと同じ動きなので、狭い所や段差を飛びこいてやってきて対処が面倒だ。こういう強化系の敵はあまり面白さに結びつかないように思っている


◆新武器のIncineratorはいわゆる火炎放射機でプラズマライフルの変わりに導入された。火力が上がっている分だけ自爆ダメージが発生するようになったので運用に気を使う。自分にダメージが入らないプラズマライフルはとりあえず乱射することができ、うっすら強すぎると思っていたが、今回Incineratorを触って考えが変わった。強すぎるくらいでいいのだ。自爆を気にしてロケットランチャーとIncineratorの二つの武器が咄嗟に使えない状況はあまりにストレスが大きく、シューターとしての楽しさが激減していた。武器バランスよりも楽しいか気持ちいいかで判断すべき

Mafia: Definitive Edition – 平成のゲームかな(3)

プレイヤーの判断に任されてはいるが、車の運転をスキップできるようになり、アクションアドヴェンチャーからミッションクリア型のTPSにジャンルが変わったように思う。当然スキップしないことも可能ではあるのだが、現代人の可処分時間はどんどん減っており、巨大な街をミッション毎に法定速度を守りながらダラダラと運転するプレイヤーは少ないだろう。遊ぶ側だけの話でなく、作る側売る側としてもスキップ機能を導入した判断は正しい。

運転のスキップ導入は限りなく正しいのだが、ゲームへの没入感は大きく減ってしまったようにも思う。迫力あるボスやいかつい同僚を乗せながら長い時間ハンドルを握っていると、マフィアの一員として活動している感覚を強く感じられる。ここがビデオゲームが映画と違うところで、”そこのいる感覚”は大事な要素だ。ところがスキップを繰り返すと、目的地で銃撃戦を繰り返すだけになってしまう、合間に挟まれる演出が上手なだけのよくあるシューターへと格が下がる。没入感が削がれれば、目の前に起こっていることに重さを感じにくいのだ(=映画でいいよね)。しかしながら、クリアまで20時間以上かかる難しめの無印をやれ、ともスキップを行わずにDefinitive Editionをやれ、というのも負荷が高すぎて私にはとても言えない。繰り返しになるが本作は無駄とも思える部分が非常に重要だと感じているので、やはり余裕ある時間を作りやすかった平成時代のゲームだったのかなと思う。


◆禁酒法のミッションが一番好き。物語的にもターニングポイントとなっている


◆タクシードライバーとして堅気な生活していた主人公のトミーだが、もともとマフィアとしての気質は十分にあったようにも思う

Crash Bandicoot N. Sane Trilogy – 奥行きの評価次第

クラッシュバンディクーの1から3がセットになったクラッシュ・バンディクー ブッとび3段もり!(Crash Bandicoot N. Sane Trilogy)がGamePassにやってきたので軽く一周だけやってみた。興味はあったが、触れたことは無く名前だけ知っているというレベルだ。お子様向けかと思っていたが、難易度的にはやや高めだ。ゲームは多少難しいほうが楽しいだろ?という思想を感じる。

本作の評価は奥行きをどう捕らえるかによるだろう。3Dアクションゲームの模索期に出てきた独特なカメラワークに対して、新鮮だと気に入れば高評価となり、厄介で面倒だと感じてしまえば心象は悪くなる。万人に好かれるゲームではないが、近頃ではあまり見られないタイプのゲームなので気になったら触れてみるといいだろう。


◆「きりのつりばし」・・・進行が奥方向になっている高難易度マップ。システム的に3Dを2Dに落とし込んでいるため、そもそもプレイヤーは空間把握とキャラ操作にズレが生じやすいわけだが、些細なミスで即死するのがこのマップだ。カメラワークを利用した意地悪にしか思えず、2Dだったらこんなに苦労せんやろと、ゲームの根幹に突っ込みを入れるようなプレイヤーは楽しみにくい。ほぼ似た構成の「カメカメジャンプ」も同様


◆ネットで検索をかけると「きりのつりばし」とセットで名前が挙がる「あらしのこじょう」。こちらは難しいだけでなく、骨太なアクションゲームとして楽しめた。その他、名前を出していないステージはどれも適度な難しさで面白かった。この8割の楽しかったプラスの記憶が、「きりのつりばし」「カメカメジャンプ」の二つによって大きくマイナスに塗りつぶされていったため、クリア後は70点台のゲームだなと心が判断してしまっている

Epistory – Typing Chronicles / のんびりカタカタ

このところ少しタイピングに凝っているので、練習がてら遊べるものを探していた時ライブラリに入っていた本作を発見。軽く一周してみた。特徴的なのはヘボン式のローマ字入力となっている点か。日本で流通しているタイピングソフトではまずないだろうが、本作は海外製ということもあり多少打ち心地の悪さを感じたが、目的はタイプ技術の向上だったので、気にせずそのまま遊んだ形だ。気になるようであれば日本式ローマ字に変更された辞書も公開されている。


◆難易度は自動調節を選択。さくさく進めても不注意以外で敗北したことは無かった。上限が低いのだろうか。タッチタイピングがそれなりに出来れば、キャンペーンはクリアは容易だろう。ゴリゴリにタイピングしたい場合はアリーナのゲームモードが良い。こちらは最初から「これぞタイピングゲーム!」といった難しさで出迎えてくれる

特打ヒーローズ 名探偵コナン – さわりだけ

販売サイトのレビューを見てみると最新版はネット回線への接続が必要なようなので(起動毎?)、完全ローカルで動かせるようにXP時代のパッケージ版を購入。諸事情によりネット回線の通ってない場所で練習するためだ。もう少しまともにタイピングしたいと近頃感じており、重い腰を上げて基礎からやり直してみた。チュートリアルは人気キャラの灰原哀が担当。”適度な距離感”で励ましてくれたり、褒めてくれたりするので子供から大人まで気分よくタッチタイピングを学べる。

キーを叩いて体に覚え込ますだけのゲームではあるが、難易度の調節だけは注意しておいた方がいいだろう。不慣れな人は例え大人であってもオプションから「子供用」に落としておこう。適当に一番上に表示されている「リフティング」のゲームを「大人用」の状態で選ぶと絶望する。表示されているゲームリストの上下と難易度に関係ないのが分かれば、あとは全11種類のゲームから興味のある順に触っていけばいい。


収録された全11種類のゲームモードのうち実際にプレイヤーが何度も起動するのは4つほどだと思われる。いずれも繰り返しのプレイに耐えられるスタンダートなものだ。その他はファンサービスの要素が強く、数回遊べば十分かなといった感じ


◆漢字変換ありのゲームモード。関西弁が特徴のキャラクターを出題させるのはキャラゲーとしては満点だと思うが、純粋なタイピングゲームとして見るとちょっと微妙