クラッシュバンディクーの1から3がセットになったクラッシュ・バンディクー ブッとび3段もり!(Crash Bandicoot N. Sane Trilogy)がGamePassにやってきたので軽く一周だけやってみた。興味はあったが、触れたことは無く名前だけ知っているというレベルだ。お子様向けかと思っていたが、難易度的にはやや高めだ。ゲームは多少難しいほうが楽しいだろ?という思想を感じる。
本作の評価は奥行きをどう捕らえるかによるだろう。3Dアクションゲームの模索期に出てきた独特なカメラワークに対して、新鮮だと気に入れば高評価となり、厄介で面倒だと感じてしまえば心象は悪くなる。万人に好かれるゲームではないが、近頃ではあまり見られないタイプのゲームなので気になったら触れてみるといいだろう。
◆「きりのつりばし」・・・進行が奥方向になっている高難易度マップ。システム的に3Dを2Dに落とし込んでいるため、そもそもプレイヤーは空間把握とキャラ操作にズレが生じやすいわけだが、些細なミスで即死するのがこのマップだ。カメラワークを利用した意地悪にしか思えず、2Dだったらこんなに苦労せんやろと、ゲームの根幹に突っ込みを入れるようなプレイヤーは楽しみにくい。ほぼ似た構成の「カメカメジャンプ」も同様
◆ネットで検索をかけると「きりのつりばし」とセットで名前が挙がる「あらしのこじょう」。こちらは難しいだけでなく、骨太なアクションゲームとして楽しめた。その他、名前を出していないステージはどれも適度な難しさで面白かった。この8割の楽しかったプラスの記憶が、「きりのつりばし」「カメカメジャンプ」の二つによって大きくマイナスに塗りつぶされていったため、クリア後は70点台のゲームだなと心が判断してしまっている