Painkiller Hell & Damnation – DLCを難易度Nightmareで(10)

秋だ!ホラーだ!Painkillerだ!!というわけで、やり残していたDLCを難易度Nightmareで全てクリア。8つあるDLCのうち大部分はPainkiller: Black EditionからPainkiller Hell & Damnationへ移植しきれなかった残りのマップが収録されている。よってPainkiller: Black Editionを一通り遊んでいるプレイヤーに目新しさは無い。新鮮さを感じるのはゲームがトップダウン視点に変更されるHeaven’s Above、新近接武器が登場するOperation “Zombie Bunker“、新ボス新銃器が派手なDemonic Vacation at the Blood Seaの3つだろうか。新鮮で価値があるのは確かだが、どこか既視感があり熱烈なファンにしかオススメできない。


◆視点がトップダウンへ変更され始めこそ別ゲーのように楽しめるが、物理エンジンにより敵が吹っ飛ぶのはそのままにアクセルジャンプだけ使用できなくなっているので敵の落とすソウルが集めにくかったり、結構な数の場所でカメラが意図しないズームを起こすため単純な移動がストレスだったりと、わりと雑に作れている印象を受ける


◆新武器Morgensternはそのまんまモーニングスターというか。攻撃範囲と威力と回転率がいい感じに作られており、集団で向かってくるゾンビをボコボコにするのが超楽しい。使い心地がやけにNecroVisionの棍棒にそっくりで何らかの意思を感じる

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Far Cry 3: Blood Dragon – 雑さが良い(6)

気が付いたら日本語化が完了していたので軽く遊んでみた。本作は、Far Cry 2に比べてあらゆる要素がわずらわしくなった本編Far Cry 3がなんだったのかと思うほど、簡略化されたはじけっぷりがたまらないDLCだ。とりあえず目の前の敵を倒していけばレベルが上がり、キャラクターが自動的かつ大幅に強化されるのが良い。敵を倒しました、経験を得ました、その結果体力が上がりました。これでいいのだ。酷暑の中、本編Far Cry 3のような効果のうっす~いスキルを選ばされるようだと面倒でしょうがない。

主人公の基本性能が高いのもまた素晴らしい。ストレスを感じない高速な移動、危険を感じにくい大きな体力、水中でも呼吸可能など、プレイヤーにストレスを与えるだけのろくでもない要素が取っ払われていて、茹った脳みそにとても優しい。近年のアクションFPSがわずらいがちな面白さに結びつかないしょうもない要素をごっそりとっぱらった、はっちゃけ感はやはり本編が売れたDLCでなければできなかったであろう。本編の資源をうまく使い、外観を含め本編とは真逆のゲームに仕上げたこの企画はなかなか面白い試みのように感じる。

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◆発射音がいい感じのショットガン。音に反応して寄ってくる敵のどてっぱらに鉛玉を叩き込んでやれ!

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◆物語が進むと手に入る反則級のレーザー兵器。手に入った瞬間からゲームバランス大崩壊。だがそれがいい

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Fallout: New Vegas – いんすたんとおれつえー(5)

「なんとなく二週してみたい」というゆるい気持ちが第一にあり、しかしながら本作Fallout: New Vegasは戦闘能力よりもコミュニケーション能力を高めた方がゲームを有利に、そして素早くクリアできるため、何も考えずにプレイすると一週目と同様の遊び方になる可能性が高く、二週することの意味合いが薄くなる恐れがあった。しかしプレイ時間を増やしてまで違うプレイスタイルで遊ぶほどの意欲は無い。そんなどうしたものかと考えていた時に、経験地倍率変更のMod(Choose XP)を発見したので、さっくりと両方の能力を上げればいいじゃんという安易な発想のもと二週目を開始してみた。

私の選んだ経験地倍率は333%増しであるが、考えていた以上のペースでレベルが上がるようになったので、軽い驚きと少し複雑な気分になりながらも伸ばしたいスキルを好き放題伸ばしていった感じだ。開発には悪いが、弾薬システムを無視できるくらいに射撃を強くしたので、気ままに荒野を散策し、適当に銃撃戦をするだけでよくなったのでとても気楽で良かった。Fallout3に近い。あくまで「なんとなく二週してみたい」だけなので超!エキサイティン!!な体験は求めていないのだ。中盤までは戦闘が楽になった分だけ一周目と違う物語展開にしてみようと考えていたのだが、異国の情勢に手や口を出すことが面倒に思えてしまい、結局一週目と同様にYes manのYes manに徹することにした。表面上はリプレイの意味が無かったとも言えるが、創作物の情勢が事細かに描かれるほど現実でいうところの中東というか、縁遠いものとして感じられ、自分がでしゃばるべきではないと自覚できたというか、してしまったというのが成果と言えば成果なのかもしれない。

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◆全ての敵がメタルスライムに見えてくるので戦闘はかなり愉快。この感覚は麻痺せずレベル上限まで続く

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◆レベル上限開放のためDLCを購入してみた。ドンパチ重視と評判のLonesome Roadだ。DLCに相応しいというか、やりすぎというか強力な武具とアイテムが手に入ったので満足感は大きい。特にどこでも寝られる「ベッドロールキット」がゲームブレイカーちっく

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Serious Sam 3: Jewel of the Nile – 難易度Normalで二週目(25)

先日購入した高速ストレージ(WD2003FZEX)の速度テストがてらNormalでやり直してみた。あまり楽しめなかった初回のプレイが難易度をHardに選択したからだったのかを確かめる目的もある。結論から言えば、Hardよりも弾薬管理がゆるい分だけ気軽に楽しめたものの、本DLCはリプレイに耐えうる面白さを持っていないため、そこそこといった感じ。FPSまたはSerious Sam自体が非常に完成されていて、ある程度の面白さが保証されていることを考えると、本DLCは本編で活躍できなかったLasergunやSniper Rifleといった強力な武器を存分に使える以外には価値が薄いように思われる。

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◆Lasergunが本当に活躍できる360度方向のラッシュがあっても良かったかな?

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◆こっそり新武器のAxe

Fallout 3 – DLCを突っ込んで二週目(4)

ニーハオ!アタシの名前はC.J。マッチョなこそ泥だったネーチャンのJ.Cとは被らないコンセプトの元、核戦争後の世界に生まれたアル。名前がすでにモロ被りなのは気にしてはいけないネ。中盤までは男をたぶらかして、ガキの機嫌を取って、ババアに厳しい交渉上手なチャイニーズマフィアをやてたケド、偶然DLC「Operation: Anchorage」の世界に迷い込んで燃費が良くて威力の高いガウスライフルと高性能フルアーマーを手に入れてからはガチンコの武闘派にクラスチェンジしたヨ。強くなるともっと強くなりたいと思うのは人の常ネ。だんだんと武器強化系にもスキルを振るようになったアル。そうそう「Scrounger」のPerkもイケてたネ。これがアるとガラクタから弾薬を多く取れるから、お金稼ぎもいらなくなるヨ…ってアイヤー!気が付いたらネーチャンと同じスタイルになてしまたアル!でもショウガナイネ、アタシ達中国人とても頭イイ。だから有利ナ方、有利ナ方を選んでしまうヨ。これは分かりやすく使えるスキルと、ドウ使っていいか分からないスキルがはっきりしてるからネ。つまり作たヤツが悪イ!アタシ悪クナイ!!

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◆世紀末世界で武器屋が一人で店番するのは危険だ。小型核弾頭を引っさげた不届き者が弾薬欲しさに襲ってくるかもしれない。一周目では使いどころの分からなかったヌカランチャーも、今回のプレイではなかなかうまい場所で使えたように思う。カルマを無視すれば、早い段階で装備を整えられるという自由度の高い作りは、素早くゲームクリアを目指す私には嬉しいところ

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◆New Vegasに比べると会話が重視されておらず、ストーリーを進める上で美味しい思いがほとんどできなかった、交渉スキルを有効に使える場所を把握するためのやりこみが必要か

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