Borderlands 2 – イカれた爆弾少女に会ってきた(7)

Borderlands 2の四番目となるDLCは、本編でも抜群の存在感を誇っていたTiny Tinaがゲームマスターを務めるテーブルトークRPG「バンカー アンド バッドアス」の”コマ”となりゲームを進めるというもの。私自身TRPGを遊んだ経験は全く無いのだが、もし実際にテーブルの前に居るゲームマスターがTinaのように無計画で無遠慮だったら、すぐにぶん殴ってしまうだろう。しかしまぁビデオゲームと現実は違うし、もともと狂気めいたキャラクター像のTinaでもLilith(TRPG参加者)の苦情にしぶしぶ対応したりと、多少はゲームを盛り上げようという姿勢が見受けられれば、破天荒なゲーム展開も受け入れやすく、割りとすんなりゲームを楽しめるように思う。また、そんな気にさせるキャラクターの喋らせ方がうまい。そしてベタではあるが説明される物語と見えている風景が真逆だったり、倒せない強さのボスをいきなり出現させたりするあたりのTinaは年齢相応に小中学生的なノリのクソゲームマスターで微笑ましい。

  • 本編から一気にDLC4に飛んだため、人間関係がうまく把握できなかった
  • サブクエストにとりかかっている時はTinaとの絡みがほぼ無いので微妙
  • 毎回言っていると思うが、Co-opが前提なので一人で遊ぶと結構辛い
  • GTX970とPhysX専用GTX480でもMapによってはクラスター爆弾(レアグレネード)の負荷に大苦戦
  • ラスボス手前だけは宝箱が多くて、作業ではなくゲームをしている感覚だった

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◆ダイスを振りな、野郎ども!彼女曰く「神ゲー」の行き当たりばったりTRPGが始まる

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◆やっぱりレベルを上げて物理で殴るタイプの一人称視点RPG

Half-Life: Opposing Force >Brothers In Arms: Road to Hill 30 >Brothers In Arms: Hell’s Highway >Half-Life: Blue Shift >>>Duke Nukem Forever >>>”ゲーム”と作業の壁>>>Borderlands 2 = Borderlands >>>>>Aliens: Colonial Marines

DLC Quest – 皮肉たっぷり

ネタやニュアンスをうまく拾えなかったりして100%楽しめたとは言えないが、遊んでよかったと思う。感性が鈍いのか、他に主張したいことも無いので、一応のクリア報告ということで。ゲームについて詳しく知りたい場合は4GamerSteamカスタマーレビューを見るのが良いと思う。とても面白おかしく書いてあるのでお薦めだ。

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POSTAL 2: Paradise Lost – 馬鹿健在(5)

10年の歳月を経て発売したPostal 2のDownload Contents「POSTAL 2: Paradise Lost」を難易度Averageでクリア。ボリュームがあり、値段の割にRWS社の気合の入りまくった本DLCはファンにとってマストバイアイテムであることに間違いないので、すぐさま購入して再度下品な世界に入り込んでもらいたいと思う。逆に、本編を遊んでいないプレイヤーには核破壊後のパラダイスシティがどのように変わったのがわからないため、プレイ済みのファンと比べてあまり散策を楽しめないかもしれない。また、メタ的なネタも多いため、本当は拡張パックのPostal 2: Apocalypse Weekend、映画版Postal、続編のPostal 3に触れておいたほうが良いのだが、所詮はお馬鹿ゲームなので、あまり神経質になる必要もないだろう。主人公のDudeは恐妻家で、Mike Jは開発のRunning With Scissors社プロデューサー、Zack Wardは映画版PostalのDude役で、Postal 3が全世界で不評だったということだけ知っていれば十分だ。ややネガティブに書いてしまったが、結局楽しめるかどうかは知識ではなく感性によるところが大きいので、面白そうだなと思ったら是非プレイしてみて欲しい。

実際のゲームプレイで気になったのは、ヘルスパイプ(即時HP全回復+α)の置かれている場所が異様に増えたことだろうか。特に気合を入れてアイテム探しをしたわけではないが、少し怪しい場所をチェックしたり、本編で印象に残っている場所を見て回るうちにパイプがドンドン溜まっていった。パイプが一つ一つ増えていく様子は500円玉貯金のようでかなり気分が盛り上がるのだが、最終的にラスボス戦で30個ほどのパイプを持っているという半無敵状態になってしまい、死ぬ気配がまったく無く、ゲームの最終局面としては最悪な展開に。しかしまぁ、こんなゆるく自由な展開もPostalらしくていいんじゃないかなと前向きには考えているが。

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◆やや見慣れない葉っぱの収穫を手伝うようなごく普通の日常生活シミュレータ

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◆貴様のディルドと俺のハンマーのどちらが強いか…試してみるか?

>> 以下お下品だったり黒いユーモアだったりするスクリーンショット集

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Costume Quest: Grubbins on Ice – 今度はルーシーさらわれた(2)

ハロウィンパーティの一夜を冒険するCostume Quest、そのDLCの舞台は氷のゴブリン村だ。本編のストーリーはさらわれた主人公の弟(or姉)を救うというものであったが、このDLCでも本編で仲間になった理系女子(の卵)のルーシーがさらわれてしまい、それを助けるという似た展開となっている。あくまでDLCなので、この安易なストーリー展開を否定するわけではないが、冒頭からパーティーの中で科学的かつ子供っぱさの入り混じるユニークな発言をするルーシーが連れ去られてしまうのは、掛け合いの質が一段階落ちるのを意味するので、やや不満であった。

本DLCは2時間ほどのボリュームの「よくある拡張パック」といった感じで、雰囲気から難易度、コスチュームを使った仕掛けまでが本編とほぼ同じなので、もう少し物語を楽しみたいというプレイヤーには、なかなかお勧めできる内容だと思う。唯一の新要素は迷路形式の洞窟だろうか、特別難しいというわけではないが、昔遊んだJRPGを思い出し、なんだか懐かしくなった。

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◆ルーシーに限らずCostume Questでは子供達の『歯』を表情に組み入れている。これは他のゲームやメディアでは珍しい表現であり、悪戯心や好奇心の旺盛さがわかりやすく伝わるので、かなり気に入っている。

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DOOM 3 BFG Edition – テンポの良いLost Mission(3)

DOOM 3は全体的に良いゲームだが、テンポが悪いのがダメなところだ。初回プレイでは薄暗い研究所を30時間ほどウロウロしなければいけないので、ダレないでプレイできるプレイヤーはほとんど居ないと思う。開発会社が違うResurrection of Evilは別として、最近のidがどんな追加ミッションを作るかでDOOM 4への期待が変わってくるので注意深くプレイしてみたところ、無駄が少ないMAP構成によりテンポの良いシューティングができた。RAGEとLost Missionの出来を考えればidの実力は健在であり、まだまだDOOM 4 を待つことができそうだ。

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所持武器はRoEと同じになっておりダブルバレルショットガンを使える。武器以外は本家のDOOM 3 (RAGEに近いかもしれない)のような雰囲気になっている。…あまり深い意味は無いのだが、「本家とRoEのいいとこ取り」なのかなと頭をよぎった。

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最終ステージはお約束のHellとなっているが、ややゴシック的な雰囲気が増えた。デーモンの数が減り、ゾンビが出現するようになったのでPainkillerのようだ。強くはないがラスボスは力押しで倒す系統だ。これは非常に良い選択に感じた、頭をひねって倒すボスは別のゲームがやればいい。

夢中になりすぎてクリア時間がわからないほど楽しめた。超楽しめた。