Far Cry New Dawn – 適応できず(10)

Far Cry 3: Blood Dragon、Far Cry Primalと本編の資源を利用したゲームは一風変わって面白いと感じていたので、その流れでNew Dawnに触れてみた。難易度タフ(2/3)を選択したが、私のような全力をクリアを目指すタイプのプレイヤーとは相性が悪いように感じた。プレイヤースキルによる飛び級を許さず、決められた順番通りに進行を示唆するシステムはRPG的であり、ゆったりと素材を集めて自キャラの強化を楽しめるプレイヤーに向いているゲームのようだ。武器の強化により文明が進化するような感覚を持てたPrimalとは異なり、本作では動物すら満足に倒せないモデルガンから実銃に持ち換えただけといった感じで、強化をほとんど楽しめなかった。


◆新登場のブレードランチャーは高威力の跳弾という珍しい性能。適当なエイムでもインチキ臭い跳弾効果で凄まじい攻撃範囲をカバーできる高性能な武器となっている。威力も異様なほど高く雑に敵が溶けていくのが気持ちいい。こういう他のゲームにない性質の武器は積極的にクラフトしていきたいところ


◆本編というか前作というかFAR CRY5でくだらない下ネタでプレイヤーを楽しませてくれた仲間のハークと共闘ができるのが本作最大の長所。ステルス推奨のエタノール強奪ミッションを知能を下げながらロケットランチャーで暴れまわるのがホットな遊び方

Far Cry – 難易度Easyで散歩(9)

どのようなゲームか思い出すためにプレイ。Easyの敵は反応速度と命中率がやや悪く、直接戦闘があまり強くない。聴覚や目視の間合いも狭くなった気がする。また、飽きっぽいというかニワトリ頭というか、自分が警戒緊張状態であることをすぐさま忘れてしまうため、ステルスの敵役としてもやや物足りない感じだ。しかし、敵が障害にならないからといってつまらないかというと、そうでもないのがFar Cryの凄いところ。

本作はチェックポイントのセーブ方式を採用しており、何かのミスで死んでしまうと結構な時間を戻されるため、アサルトライフルで遠くから頭を撃ちぬいていく狙撃戦術が最も安全確実で時間を無駄にしない方法だこれは正攻法とも、欠点とも、救済とも言えるが、主張したいのはこれ一辺倒で遊ぶのは勿体ないということ。Easyでは敵が弱くなっている分だけ、双眼鏡で確認した状況から導き出した理想的なステルス戦術を実行しやすく、仮に失敗しプランB(直接戦闘)に移行しても前述した通りストレスを感じにくいため、どんどん考え付いた戦術を実行できる。難易度低下により他作品と同じようなノリで、乗り物や徒歩でのスルーよし、要所の敵だけ倒すアクティブステルスよし、真正面からの撃ち合い突破よし、といった具合に好きなように進められるので、なかなか楽しめた。


◆万能双眼鏡とジャングルの組み合わせは手軽にジョン・ランボーになったような気分になれる


◆ロケットランチャーは物理エンジンのおかげで敵が面白おかしく吹っ飛ぶので楽しく撃てる

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Far Cry 5 – ストロングスタイル(8)

初期状態は所有できる武器数に制限がかかっており、意図的にプレイヤーのみの活躍でミッションがクリアしにくいように調整されている。メイン武器に中距離重視のアサルトライフルを選択すれば、遠距離と近距離がキツくなるといった感じだ。加えて所持武器が少ないということは弾薬の確保にも気を使うことになる。その戦力の補強として、ガンフォーハイヤーという形で仲間を引き連れてゲームを進行させるのが本作の設計であり、骨格だろう。

ガンフォーハイヤーの中でもスペシャリストは単純な戦闘の補助から、固有の特殊能力を有し、会話の相手まで行ってくれる多機能かつ有能な人たち(獣たち)だ。中でも一番お世話になるのは、体力がなくなった時に復活させてくれる機能だろう。無理をしたり、回復材をケチったりして倒れた際、即座に戦場復帰できることのは非常に心強い。怪しげな沸き方をした場合の救済措置に見えなくもないが、とにかく心強い。彼らの中で一番のお気に入りはハーク。指示した箇所に二つ返事でRPGをぶっ放してくれる頼もしい奴だ。ハークの爆破で敵の出鼻を挫いたところに追いRPGで荒らしていく流れで大方のミッションを攻略したが、見栄えが良く、馬鹿々々しく、爽快で良かった。似た光景をBrothers in Arms: Hell’s Highwayあたりで見た。


◆早めにスペシャリストを二人連れて歩けるようにスキルを上げると、一気に難易度が低下する。死をなかったことにしてくれるキャラクターが二人も近くいるというのはとても大きい


◆なんとなく人型の敵、建物、乗り物のどれかを爆破すればOK。非常に単純なゲームだ

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Far Cry Primal – 原始の風を感じろ(7)

過去作のFar Cryやゲームシステムがどうのというよりも、原始時代そのものに興味があったり、虎や狼を従えて人間や熊を倒したり、マンモスの背に乗って石槍を掲げながらウェイウェイしたり、領土を広げ人口を増やすといった文字通りの”開拓”が好きであれば、開発会社が用意した原始的でユニークなオープンっぽい空間がとても気に入るだろう。…ただ、10時間を越えたあたりから、先に起こるであろう出来事が見えゲームが急失速ように思うので、そこからはまぁ…愛のようなものでどうにか…。

Far Cry ★★★★★
Far Cry 2 ★★★★
Far Cry 3 ★★
Far Cry 3 – Blood Dragon ★★★
オープンワールド ★★
ステルスプレイ ★★
First Person Melee ★★★★
動物好き ★★★★

Far Cry Primal ★★★★★ ←New!
Far Cry Primal(プレイ開始10時間以降) ★★


◆動物を手なずけて同行させることが可能。サーベルタイガークラスの強力な獣を従えておくと、戦闘を大きく助けてくれて頼りになる。連帯している感も強く、狩りの気分を味わえる。また、戦闘終了後など傷ついた彼らに生肉を与えて体力を回復させるわけだが、その肉を食うモーションもこれまた獰猛さと可愛らしさが同居した作り込みの良さを感じる


◆人間が集団で知恵と罠と弓を組み合わせてマンモスを狩るの図。まさかこのような夢のシチュエーションが仮想体験できる日が来るとは・・・。このサービス精神がFar Cry Primalなんだ、といった感じ。「マンモス狩りは実際には行われていなかった」などという偏屈な態度を取るようでは本作は楽しめない。童心が重要なのである

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Far Cry 3: Blood Dragon – 雑さが良い(6)

気が付いたら日本語化が完了していたので軽く遊んでみた。本作は、Far Cry 2に比べてあらゆる要素がわずらわしくなった本編Far Cry 3がなんだったのかと思うほど、簡略化されたはじけっぷりがたまらないDLCだ。とりあえず目の前の敵を倒していけばレベルが上がり、キャラクターが自動的かつ大幅に強化されるのが良い。敵を倒しました、経験を得ました、その結果体力が上がりました。これでいいのだ。酷暑の中、本編Far Cry 3のような効果のうっす~いスキルを選ばされるようだと面倒でしょうがない。

主人公の基本性能が高いのもまた素晴らしい。ストレスを感じない高速な移動、危険を感じにくい大きな体力、水中でも呼吸可能など、プレイヤーにストレスを与えるだけのろくでもない要素が取っ払われていて、茹った脳みそにとても優しい。近年のアクションFPSがわずらいがちな面白さに結びつかないしょうもない要素をごっそりとっぱらった、はっちゃけ感はやはり本編が売れたDLCでなければできなかったであろう。本編の資源をうまく使い、外観を含め本編とは真逆のゲームに仕上げたこの企画はなかなか面白い試みのように感じる。

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◆発射音がいい感じのショットガン。音に反応して寄ってくる敵のどてっぱらに鉛玉を叩き込んでやれ!

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◆物語が進むと手に入る反則級のレーザー兵器。手に入った瞬間からゲームバランス大崩壊。だがそれがいい

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