Fallout 4 – たのしいまちづくり(8)

Fallout 4にはクラフト要素が追加され、拠点を構築または発展させることができる。しかし、さほどメリットを感じられる要素ではないため、威嚇するような首振り音を放つヘビータレットの隣に寝袋を配置したり、トウモロコシ畑のど真ん中にベッドを置いて、「ここの住人、寝ても疲れ取れんやろ~www」といったしょうもない遊び方しか思つかず、まったく活用していなかった。ところが第五弾DLCのVault-Tec Workshopを導入すると、Vault 88という巨大な拠点とクラフトアイテムが追加されるということで、少しチャレンジしてみたわけだ。

価値を感じるのはステータス上昇効果のあるクラフトアイテムで、その中でもソーダマシン、視力マシン、スロットマシンの三種類はメインクエスト中のみ、これら三つのマシンにさらに特殊なパラメータを追加できる。詳しくは端折るが、やたらと気分がハイになるソーダ(無料)、サブリミナルメッセージが埋め込まれた視力マシン、遊んだ人間の金をむしるために確率調整されるスロットを設置することに。これらが合わされると、何気なく訪れたVault 88で振舞われたソーダを飲んだら、気分が良くなったため手近なスロットを打ち始めた結果、いつの間にかすってんてんになっており、強制労働させられるといった絵に描いたような転落コースが待っている。ゲーム中には記載されていないと思うが、私が管理者なら「ここが連邦で最も豊かな地底の楽園」といった感じのサブリミナルメッセージも流すだろう。


◆…なんだか地獄を煮詰めたようなひどい居住地が作れてとても満足だ。前回の記事でDiMAのことを独善的な勘違い野郎と罵ったが、遊び半分で住人を苦しませる施設を作る愉快犯の私の方がクソ野郎だったというオチ。大きな発展を望まない場合の統治はやはり機械に任せた方が良いのかもしれない


◆無茶苦茶なソーダ作りやがって!なんだその視力検査装置は!!そんなスロットマシン作るんじゃねぇ!!!とブチ切れまくった正義感の強い元警察官のニックさん。が、気が付いたらスッっとイスに腰掛けスロット打ち始めていた…男の子はギャンブルが大好きだからね、しょうがないね

Battlefield Hardline – 餅は餅屋(23)

始めの1~3時間は誰でも楽しめると思うので、飽きたら辞めるという選択肢を選べるのであれば、お薦めできる。というのも、ゲームがかなり単調なのだ。近いのは3以降のファークライシリーズだろうか、高性能デバイスにより相手の居場所を把握しながらのステルスアクションが開始から最後まで続く感じ。完全ステルスに失敗してもプランβで切り抜けられる点も同じだ。

それ以外では海外刑事ドラマのようなストーリー、SWAT3や4のような犯人逮捕要素、L.A. NoireやCondemned: Criminal Originsのような犯罪証拠集めといった具合にどこかで見たような要素を混ぜたゲームになっている。開発のVisceral Gamesがこのような、どこかで見たような要素を上手に混ぜて評価を得たのがDead Space(2008)だったが、今作BFHではどうもそのあたりパッとしない。


◆最高得点を稼げる”指名手配犯逮捕”には警察バッジを向けながら「警察だ!手を挙げろ!!」と威嚇せねばならず、ステルスゲームで大声を出す相反する行為にちぐはぐさを感じる。他タイトルではステルス+締め落としと最良行動に高い合理性があるのだが。逮捕要素もSWATシリーズの方がAIパターンが豊富で良質な経験を得られる


◆高性能なスキャナーを使い、やる気がなく間抜けで難聴だが主人公が投げた石だけは聞こえる不思議なAIとのステルスアクション。時間がかかるだけでさほど楽しくない。これならばステルスが売りのゲームを遊んだほうが高い満足感を得られるだろう

Battlefield 2042 – Lv25到達(22)

レベル25到達が条件の「ラック・オブ・ジ・アイリッシュ」実績を解除したので、ひとまずここまで。レベル上昇による解除実績は5、15、25の三つとなっており、最も大きい25には開発側のこの辺りまで最低限遊んでほしいという意思を感じる。

今回のプレイはシーズン4開始と重なったこともあり、新マップのフラッシュポイントをコンクエストで重点的に遊んだ。詳細を語れるほどやりこんだわけではないが、おそらく出来は良い部類。なかなか楽しめた。縦の空間を利用して上手に設計したのか128人対戦でもスカスカな印象を受けなかった。このレベルのマップをβや初日から遊べていたら、評価もまた違っていただろう。


◆適応できていないだけかもしれないが、やはり5人や6人あたりの分隊人数で遊びたい。野良でふらっと遊ぶには4人のシステムは辛すぎる

Alien Shooter: Last Hope – ほぼいつもの

Zombie Shooterの1か2をやり直したいと考えていたところ、同Sigma Team開発Alien Shooterをスマホに移植したAlien Shooter: Last HopeのSteam版を発見したため、リプレイよりもこちらの方が収穫があるだろうと考え、軽く触ってみた。ゲームバランスはいつも通り、一番火力の高い武器を使わないと押し込まれてジリ貧になるやつだ。20年間変わっていない。

スマホ版からの最大の要素はタレットが置けるようになったこと。攻撃からタゲ取りまで非常に頼りになるヤツだが、強力な分だけ設置個所を間違えるとゲームの進行に影響がでたりする。ここで使えと言わんばかりの気配は感じ取れるだろうが、初回のプレイではそれなりに設置ミスが起こるかと思うので、深刻に考えずリトライしよう。いつものゲームバランス(武器選択)と同じだ。結局開発の狭い想定から外れないようにするゲームなのである。


◆一周目は難易度Normal(3/4)を男キャラでプレイ。無印Alien Shooter(2003)をプレイ済みだと、目新しい発見はほとんど無いだろう。新要素のタレットも基本的にはただ置くだけといったレベルに留まっているため、やや拍子抜けだった

あまりにも味気ないため、45分以内のクリア実績を目指し、難易度をCasual(1/4)まで下げ二周目を開始。今度は男よりも初期移動速度が速い女キャラを選択。結果は失敗。正確には計っていないがギリギリ足りなかったようだ。最終面のラッシュで時間を食ってしまったのが原因かと思う。悔しい気持ちはあるが、それでも久しぶりに遊べば単純明快で爽快なプレイ感覚を懐かしくも感じた。自らAlien Shooterの亜種を作り続けている謎のSigma Teamだが、熱心なファン達がなんだかんだ細かい不満を言いながらでも遊んでいるようなので、このユニークなゲーム性は続いていくのだろう

Capcom Fighting Collection – 知る

雰囲気を知りたいと思い、収録されているサイバーボッツ(1994)とウォーザード(1996)の難易度を下げて一周。私の近所では稼働していなかったか、それとも目に入らなかっただけか、話題にも上らなかった。存在を知ったのはマーヴル VS. カプコン クラッシュ オブ スーパーヒーローズにて熱血キャラ化した(?)ジン・サオトメとポケットファイターで可愛くデフォルメされたタバサからだ。


◆ジンとブロディアを選択。見た目よりも機敏に動けるため驚いた。CPU相手にぽこぽこ殴っているだけだと微妙なゲームのようにも感じたが、慣れているプレイヤー同士の対戦を見るに、ロボットが飛び回るスピーディーな格闘技ができるようで、やりこめば楽しめそうだ


◆タバサを選択。敵を倒して経験値を得てLvを上げると使える必殺技が増えていき、成長させたキャラクターはパスワードによって呼び出す珍しいシステム。CPU戦と対人戦のどちらに重きを置いているのか不明だが、前述の通り育てたキャラとそうでないキャラではハンデ戦となるため、対人戦は厳しい模様

CPU戦はCPU戦で敵が強く設定されており、それなりにお金をつぎ込んでキャラを成長させないと余裕をもって遊べそうにない。一応、コンテニューを行えば、こちらの体力が全回復に対して敵は少量の回復となるので、クリアするだけならば容易だ。正直、アクションゲームとしては微妙な感じはするが、ヌルヌルと動くドット絵には職人技を感じられ、淡い配色のデザインとファンタジックな世界観、そして巨大な敵キャラの存在感なども相まって、魅力は高いように思う