Unreal Evolution – 実質五週目(18)

総合的なバランス調整Modの「Unreal Evolution」を難易度Mediumで一周。いくつかの武器はリコイルが大きくなった分だけ威力が増しているという調整が入った。なかでもStingerはその恩恵が強く、十二分に使える武器へ。

こころなしか敵のドッジング避けも減ったようで、無印より弾速の遅い武器でも戦いやすくなった気がする(=武器格差が減った)。敵のAIも若干変化しており、積極的に前に向かってきてプレッシャーをかけるようになったが、こちらにもヘッドショットボーナスが付いたので、近づかれぬようしっかりと頭を狙って撃つゲーム性へと変化した。完全上位互換というよりは、バニラが飽きたプレイヤーへの味変といった位置にとどまるだろうか。


◆Stingerで対応できる敵が増えると、バニラとはかなり違ったゲームのように感じる。何週も遊ぶほどUnrealが好きな私でもさすがに武器バランスが良いとは思えないので、こういった戦術が変わるModは好き


◆バニラの水中では半漁人(?)のSlithと作業感漂う戦闘しか発生しなかったが、本Modではイカタコに近い敵が追加された。なかなかの殺気と戦闘能力を持っているため、適当に相手をしていると多くの体力を削られる。緊張感のなかった水中を盛り上げてくれる変更は大変評価できる

When I Was Young – 光るところあり(3)

主人公Lo Wangが昔Mr Takagyという組織で汚れ仕事をしていたというストーリーのシングルプレイMod。言ってしまえば、目の前の敵を倒すだけのいつものヤツ。特徴的なのはマップが少しづつ変わることか。

例えば、ミッション2とミッション3では大部分が同じ構造のマップとなっているが、ミッション2で入れない箇所がミッション3では入れるようになっていたり、ミッション2、3でも入れなかった箇所はミッション4で入れるようになる。客観的には”コピペ”ということになるが、不思議と不快感は無く、ゲームが”進行している”といった前向きな気持ちで遊べる。ループものの物語が好きだったりすると、こういった少ない構造の違いを面白く感じられるかもしれない。


◆序盤は武器や回復材が少なく、異様な難しさとなっている。死角で敵を待ち伏せし刀で闇討ちする悪人プレイ必須?


◆中盤からはそれなりに武器や弾薬に余裕がでてくるので、いつも通りのアクションシューターへと変わる

Star Wars: Dark Forces – 質は高い(1)

スターウォーズ版DOOMとも呼ばれる本作。しかし採用されているJedi EngineはDoom Engine(id Tech1)よりもBuild Engineに仕様が近く、リッチなレーザー描画やダイナミックな演出や謎解きが味わえる。95年当時としては高い表現力の部類に入り、映画ファンだけでなくオールドスクールシューターのファンとしても見所のあるゲームとなっている。

あまり話題に上らないが、敵の柔らかさがゲームのテンポを良くしている。比較的多く出現する敵に対してストレスを感じにくく、さくさくと倒せて気持ちいい。また、弾薬に余裕のある代わりに命中精度の悪いストームトルーパー・ライフルをストームトルーパーに向けて乱射すると、当たったり当たらなかったりして、さながらStar Wars: Episode IVの戦闘シーンのようで嬉しいものだ。


◆先日新しくリリースされたThe Force Engineというソースポート知ったので、難易度Midで一周してみたのだが、私の環境(Ver0.9)ではクリアまでに4回ほどフリーズしたため次回リリース予定のVer1.0まで待っておくとより快適に遊べるかもしれない。もしくは歴史のあるDarkXLの方か


◆後半はストレートなアクションシューターだが、前半は凝った迷路や仕掛けが多く歯ごたえのある難易度となっている。困ったらF1キーからアイテムを使ったり、壁を爆発物で壊してみると良いだろう。また、マップが巨大であることに対して映画の世界観や宇宙船、要塞を見ていれば受け入れやすいと思うが、未視聴である場合セーブ不可能な点も相まって理不尽に感じるかもしれない

Sonic Adventure 2 – 楽しさに凹凸あり(7)

ストーリーモードをヒーローサイドでクリア。このモードは高速アクションのソニック、シューティングアクションのテイルス、宝探しのナックルズといった具合に趣向の違うステージを代わる代わるプレイしていく。プレイヤーの求めているであろうソニックのパートは、嫌いを裏切らない疾走感を味わえ素晴らしい出来だった。テイルスのパートはサイクロンという名前のメカを操作することになるが、自動で敵をロックオンしてくれるため射撃ボタンをポチポチ押していれば苦労することなくクリア可能だ。私は嫌いではないが、人によっては簡単すぎてつまらないかもしれない。

問題はナックルズだ。一直線にゴールに向かうのではなく、各ステージ上に散らばったアイテムを三つ集めるのが目的となっているのだが、特に面白味を感じない。広めのステージをウロウロし、時間を掛ければアイテムを見つけられるからだ。こういったアイテム探しの面白さを認めないわけではないが、それは好きなプレイヤーが遊べばいいだけだ。ソニックを走らせて気持ちよくなりたいプレイヤーの真逆の遊び方を強制させるのはどうかと思う。前作のようにソニックとナックルズのシナリオを分けて欲しかった。ひょっとすると、このようにアイテム探しを避けられたのが嫌で強引に組み込んだのだろうか?


◆気持ちよく走れる良いゲーム。この時間がずっと続けばいいのに


◆時間がかかるだけのアイテム探し。ハリモグラがどんどん嫌いになる

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Bully: Scholarship Edition – イエスマン型不良少年

“学園版GTA”と呼ばれる本作。個人的にはこちらの方が好みであった。Grand Theft Autoで強盗や殺人などの物騒なミッションをこなしていくのは、あまりに遠い世界のようで物語に入り込めなかったが、Bullyでは女教師や食堂のおばちゃんの恋の応援や、調査熱心な教師の代わりに女子寮から下着泥棒をしたり、イヤミな金持ちや体育会系をボコボコにしたり、どうでもいいことで困っている女生徒を助けたりと、身近に感じられるものが多かったからだ。おバカテイストも強くSaints RowやPostalシリーズのようで、素直に楽しめた。ボリュームも丁度いい。


◆飛び道具のパチンコ。これ以上ないくらいに悪ガキ感がでている


◆ギャング間の抗争を代替したオタクvs金持ちvs体育会系vs不良といった要素はあまり好きではなかった。ストーリーを構築したり、ゲーム全体を引き締めるためにこういったスクールカーストを使ったように思うが、やや強引な印象を受けた。もう少しグダグダでなぁなぁなぬるま湯学園生活の方が好み