PowerSlave Exhumed – 慣れていないならコチラ(2)

DOS版PowerSlave投稿時にコメントで紹介してもらったPowerSlave Exhumedをクリア。こちらは家庭用をリメイクしたもので、PS版とサターン版の固有要素を上手に合成し、現代環境に適応させた決定版のような存在となっている。グラフィック強化やマウス回りへの不満はなく、終始快適だった。MAP構造が別物かつどちらもよく出来ているので、一概にどちらが良いかは言えないが、サクっと遊びたいなら本作Exhumed、じっくりと遊びたいならDOS版ソースポートといった感じだろうか。


◆DOS版ではマップの高低差を活かしてプレイヤーの視界に入らないように接近してきた厄介なOmen Wasp。しかし本作のOmenじゃないWaspは遠くからのんびりと真っすぐに近寄ってくることが多かった。弾薬調整係兼息抜き要員


◆DOS版になかった魔法(?)を使った武器。トレイラーではトリガーハッピーっぽい雰囲気でめちゃくちゃ楽しそうだったが、自分で使ってみると威力も使い勝手も今一つで少し残念。武器使用シーンの再生速度を上げると何でも楽しそうに見える説

Hell Revealed – 久しぶりの当たり(67)

前回触ったAlien Vendetta(2001)とやや関連のあるHell Revealed(1997)にも手を付けてみた。うん、このWADは当たりだ。個人的に大好きなMemento Mori(1995)と感触に近く、Master Levels for Doom II(1995)よりも頭一つか二つ上の難易度に留まっており、どのマップも安定して楽しめる。やはりというか、ほぼ確信になりつつあるのだが、プレイヤーが円熟する前の90年代のWADの方が私は好みだ。

製作者にSpeedrunnerが多いからか、各マップを遊んでいる最中に「コレ次にプレイしたらもっと効率よく進められるな」と時間短縮について自然に思いつくようなマップの構造が多かった。文字を読むと至極当然といった風にも聞こえると思うが、このWADほど遊んでいてそう強く思ったことは無かった。

  • MAP11…EP2の最後として考えると許容範囲だが、最後の狭いだけの箇所がややストレス。MAP10までとの難易度差を強く感じた
  • MAP13…頑張ったらクリア時間を短くできそうな予感を強く感じた
  • MAP14…わちゃわちゃして楽しめた
  • MAP16…好きなだけ撃てと言わんばかりの弾薬配置。頭で地図を完成させていく感触も良かった
  • MAP20…ショットガン撃ちまくりマップ。良し
  • MAP22…狭い場所からCyber Demonを狙う。珍しい仕掛けで良い
  • MAP24…バカみたいな敵の配置。ルートを理解できると楽しめるはず
  • MAP26…足場が見えずルートが分かりにくいが、終わってみれば悪い印象が薄まった
  • MAP28…めちゃくちゃ大味。ロケランとBFGでCyber Demonを倒しまくれ
  • MAP30…大量の敵が邪魔でIcon of Sinにダメージが与えづらかった。かなりのストレスだったが、最後のマップなので許容範囲ギリギリ

んDemoって

癖の強いゲームが正しいマッチングのためDemoを出してくれると、ユーザーも販売サイトも負担が減って助かるという話。


Hands of Necromancy : 購入意欲☆
現代に蘇ったHexen。Demoの範囲では適度に近接武器を使わなければ、弾薬(マナ)が不足するように調整されており、Hexenのクラスを選択システム(近接Fighterか、器用貧乏Clericか、魔術師Mage)よりも上手に思えた。雰囲気もダークなファンタジーで好み。通れなかった地形を〇〇に〇〇して進めるようになるのもゲーム的で好印象だ。ただ、マップ(Hub)構造があまりにも凶悪。Hexenのファンにしかお勧めできない


Ghostrunner : 購入意欲☆
サイバーパンクな超高速アクションゲーム。壁に張り付いたり、超反応で敵の銃撃を躱したりしながら頂上を目指すゲーム。死にながらマップの構造や敵の攻撃パターンを覚えていく流れ。こういったシステムは嫌いではないはずだが、どうも肌に合わないようですぐにお腹一杯になってしまった。ひょっとしたら事前調査で、私のようなユーザーがいることが分かっていたのかもしれない。Demoの存在がありがたかった

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HAZAMA_QUEEN – 急がば回れ

五つの難易度「可愛すぎて死ねない」「イージィ↑↑」「しっかりメイク!」「レッドホットランページ!」「IV-DIZZY」を全てクリア。5週以上したとはいえ、スムーズに進めば1ゲーム10分から15分ほどなので、さほど時間は掛かっていない。時間経過による体力自動低下+ステージクリア型+ローグライグ風味(ローグライト)とシステムがイメージしづらい、もしくは難しそうに聞こえるかもしれないが、要は素早く敵をぶっ殺しながらガンガン前に進めばよいのだ。

ただ、ある程度マップに合わせた射撃とダッシュの塩梅に慣れるまでは死にまくるだろうから、普段はNormal以上の難易度からスタートするプレイヤーでも「イージィ↑↑」から始めて慣れていった方がゲームの上達が早くなる。とにかくマップの構造理解が重要なので、死なずにマップを進めるのが一番リアル経験値を溜めやすい。また、よく出来ているのはクリックの押しっぱなしで射撃可能な点で、操作負荷が桁違いに低くなるためリトライやゲーム起動へのハードルがグンと下がる。値段を含めて軽い気持ちで遊べるので興味があれば是非


◆本作の魅力の50%以上を担っている主人公のメアリーちゃん。「アイリブ…アゲイン…」「ヒィー↑ハァー↑↑」など、どこかで聞いたようなセリフをチャーミングに喋って盛り上げてくれるので、その手の元ネタを知っているプレイヤーであれば終始ニッコリ


◆5/17のアップデートからバーチャルいいゲーマーが武器として登場。なんだか世界観が違うような気もするが、それはそれとして最初に選んだカード以外のパワーアップが不可能な「IV-DIZZY」難易度を一発クリアできたぐらいの性能なので、強めの調整かと思う。見た目によらず挙動も素直で扱いやすいのが◎

Black Mesa: Blue Shift – 良感触(13)

Black Mesaの優良シングルプレイModとして注目を集めているBlack Mesa: Blue ShiftをCh4まで(遊べるのがここまで)。オリジナルBlue Shift(2001)の記憶がかなり飛んでいるため、詳細な比較できないが、プレイ感覚はBlack Mesaに近くなっており、Half-Lifeシリーズが好きなプレイヤーであれば安心して遊べるものとなっている。2023年6月現在まだXenの部分が開発途中のため、急いで触る必要がない。よって完成までに復習がてらオリジナルBlue Shiftをプレイしておくのも悪くないかもしれない。個人的にXenは短めの方が好みだ。


◆GoldSourceから一番変わったのはParticle関連だろうか、いい意味で別のゲームのようで20年の進化を感じる


◆戦闘は使える爆発物が増え、派手になっている。こちらも現代的な娯楽として良い方面に解釈されたようだ