DOOM Eternal – 体で覚えよ(63)

前作のDOOM(2016)がどうもしっくりこなかったので、期待していなかったのだが、このゲームは当たりだ。DOOMの名に恥じない出来となっている。初めこそ特有の戦闘システムに抵抗を感じたものの、ゲームを進めていくに従い効果的に使いこなせるようになり、最終的にガンガン突撃してデーモンを虐殺できるようになってくる。操作の習熟がそのまま戦闘力の向上につながりのが体感でき、ゲームを進めるのが楽しい。本当によく出来ている。

ただ、戦闘(ラッシュ)開始時に敵がどれくらい出現するのか予想できないため、戦略を立てられず常に場当たり的な対応をせざるを得ないというデザインにはやや疑問を感じる。が、そんな細かいをことを考えている暇があればトリガーを引いて目の前のデーモンをぶち殺せということなのだろう。


◆ファイアバーをくぐって進む溶岩ステージのマリオ感


◆ワンボタン発動で前作よりも使いやすくなった弾薬回復チェーンソー。温存するよりも気楽に使った方が楽しく遊べそうだ

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Tom Clancy’s Ghost Recon – 先に見つけよ(1)

本作はストラテジー要素の強い探索型のFPSだ。野外は常識的な難易度に収まっているが、室内と対戦車戦はシビアなバランスとなっているため、難しいゲームと言える。しかし、クイックセーブ(QS)を用いることで、さほど苦労せずクリアできるようにもなっているため、意外と触りやすい。もちろんQSは緊張感が削がれるだろうし、開発側の本意もQS無しで遊んでほしいのだろうが、許可されているシステムなので、最終的にはプレイヤーが判断すればよい。全体についてはSteamカスタマーレビューを見てもらいたい


◆ナイトビジョンは驚くほど高性能だ。索敵難易度がぐっと下がるので、暗い場所ではずっと装備しておきたい


◆市街地で隠れているスナイパーを見逃すと戦力が大きく削られてしまう

BioShock Infinite – 勘違い

本作はヒロインのエリザベスの物語を主軸にしていることもあるが、もう一つ、彼女を足手まといや守られるだけの存在にしたくない意思も感じた。ゲームを触れば分かると思うが、彼女は開錠(ピッキング)から遮蔽物作成、体力回復、弾薬補充などほぼ全編を多岐にわたってサポートしてくれる。そのエリザベスとの共闘が気に入るのであれば、本作はとても楽しいゲームに感じるだろう。しかし、構造としては主人公ブッカーの戦闘能力を他のゲームに比べ大きく引き下げたため、共闘でなければ戦闘が立ち行かないといった表現の方が正しそうだ。

所持武器が二つになり、苦手な距離ができ、弾薬の総所持数が減ったことで戦闘の継続性が下がり、時おり強引に武器の切り替えや弾薬の補充を行わなければならなくなった点が気になる。私はこの作りが好きではないし、実際にほとんど楽しく感じなかったが、これを批判するつもりはあまりない。主張したいのはBioShock 2があまりにもよく出来たアクションシューターだっただけに、その落差に勝手に絶望しただけだ。先日触ったSystem Shock 2からBioshock1.2.Infiniteと通してみてみると、やはりこのシリーズはRPGに寄った作りになっており、動きの激しい戦闘が売りではないのだ。2だけが毛色の違う作品だったのである。


◆空中庭園の美しさは必見


◆基本的には死なないように相手を削っていくゲーム。死ぬとキャラクター強化するためのお金が減らしながらの強制コンテニューとなる。また、敵の沸きがいじわるなのと音の定位がおかしいため、予想のつかないダメージを受けることが多々ある。調子に乗ったり無理をするとパッタリと死ぬため、敵を倒すよりも体力マネージメントに意識が向く

SWAT 3: Close Quarters Battle – 味方にお任せ

普通にプレイするだけで面白かった。不満が無いわけではないが、味方AIは全体的に賢く、さほど細かく指示をしなくても、SWAT気分を味わえるのが良い。「フラッシュバンを投げ込んで突入」というコマンドを選ぶだけで、彼らがドアを開き、フラッシュバンの閃光の中、犯人と人質とを瞬時に見分けながら制圧&救出し、その後周りに敵がいないかの索敵までを行ってくれるのは、ゲーム的な面白さではないものの、疑似体験として触れてよかったなとプラスの感情で満たされる。


◆本物の民間人と民間人に化けた白い服の犯人。とりあえず片っ端から撃ってはいけないのが本作SWAT3なのだ。いや、本当は他のゲームでも撃ってはいけないのだけれど


◆ボコボコにされているお偉いさんを救出。これも特殊火器戦術部隊の任務だ。思っていたよりも、全体を通して犯人が激しく抵抗し銃撃戦を仕掛けてくるため、普通のFPSとさほど変わりない銃撃戦ばかりのような気もするが、要人や民間人を助けていくミッション群は表面的とはいえ、物騒なアメリカの治安を守っていることに変わりはなく、一つクリアするごとになかなかの達成感を味わえる

Doom 3: Phobos – 多要素(62)

Mod of the Year Awards 2020のTOP100に選出されたDoom 3: Phobosを公開されているEp2までクリア。グラフィックからアートデザイン、戦闘バランスまでとにかく出来が良かった。よくid Tech 4をここまで改造したと感心する。特に戦闘に関しては”理想的なDOOM3″といった感じで、ショットガンの射程が伸びていたり、チェーンガンの全体的な見直し、各種効果音の向上(これは好みか)など旧来のファンが気に入りそうな物となっている。プレイヤーが強化された分だけ、敵も強くなっており、程よい塩梅だ。気になる点は戦う距離がやや遠くなった分だけQuake4に近くなっていることか。

戦闘だけ見ればClassic Doom 3Doom 3 to Doom 2のような超楽しいバランス調整modなのだが、本modはHalf-Life形式のパズルや女性キャラクターとの親密な会話、ポイントアンドクリック形式の謎解きなど、多様な要素が混ざっている。私はmodというのは製作者が自由に作るべきだという姿勢を取っているので、ああしてくれこうしてくれとは言わないが、私の想像する多くのDOOM3プレイヤーはこれらの要素を充分に楽しめるか疑問だ。客観的な出来の良さとプレイヤーの満足感が離れやすいmodのように思う。


◆ショットガンの強化により、従来の微妙な距離での撃ち損じなし


◆ポイントアンドクリックのパート。アクションゲーマーとしては戦闘の息抜きに入る程度がちょうどいいと思うが、なかなか頻繁にこちらに切り替わり、面倒くささばかりを感じる

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