さて、このBelly of the Beastだが、実のところオリジナルQuake2とあまり変わらないと言うか、テンポが早くなっている分だけ良くなっているのかもしれないが、基本的にはよくわからないのが正直なところ。それでも気になった点として、Iron Maidenが序盤から出現するのが印象的だった。ロケットランチャーを装備しているものの、動きが緩慢で非常に弱く、本編では終盤から出現する敵として違和感があったからだ(マクローンの趣味で本拠地に女兵士を配備したという設定かもしれないが)。また、本編と同様に全体がユニットで構成されており、各レベルを行ったり来たりしなければならないのだが、これは煩雑さが減っており、単純で分かりやすく、射撃に集中しやすかったと思う。が、本シングルMAPがいくつかのカスタムMAP評価サイトで高得点だということを考えると、やはりQuake2には期待できないのかもしれない。
解除作業に取り掛かってから気が付いたのだが、ステージ後半に設置させているクリスマスツリーの飾り付けを全12MAPで行うということは、実質的にゲームを一周するようなものなのだ。そして、この時期のSerious Sam 3はMAPにプレゼントBOXが配置されていて、いやに数多くの強力アイテムが手に入り、ゲーム難易度が下がって不思議だなと思っていたのは、クリスマス実績を取りやすくするための配慮だったというわけ。しかしながら、うまくバランスの取れたアイテム配置(戦力の調整)をプレゼントBOXで台無しにするお祭り仕様はあまり好きになれない。クリスマスに関心の薄い日本人だからだろうか?