Wolfenstein: The Old Blood – 銃とパイプで解決(8)

難易度Normalで軽く一周。余計な要素が多かった本編The New Orderに比べ、かなりスッキリとした印象で、ステルスとドンパチ戦闘が交互にやってくるようなシンプルなFPS。そのステルスも面倒になったら無視してゴリ押し戦闘できるので、プレイヤーの好きなスタイルで進めばヨシ。プレイ感覚がReturn to Castle Wolfenstein(2001)に近くて好みだ。このような本編の資源を使った安価なゲームは、無駄がそぎ落とされ、核の部分だけを味わいやすくて良い。比較としては適切かは分からないが、窮屈だったFar Cry 3の良いところを抽出しガワを被せたFar Cry 3: Blood Dragonとの関係が頭に浮かぶ。


◆射撃感は良好。とにかく撃ちまくって気持ちよくなろう


◆武器として使うのはもちろん、ドアを破壊したり、壁を登ったり、収納された梯子を下ろしたり、と全編においてパイプが大活躍。というか、パイプでどうにかなる苦難しか訪れないというか

Forgive Me Father – 挑戦者向け

コメントで教えてもらったクトゥルフ神話がモチーフのオールドスクールFPSを難易度Normal(3/5)でクリア。Normalといっても難易度設定の初期値がEasy(2/5)であり、被弾を抑えながら正確なAimが求められるため、気の抜けない難易度となっている。実質Hardと言えるかもしれない。マップの構造も狭かったり暗かったり罠が張り巡らされていたりとプレイヤーに結構な負荷がかかってくるため、挑戦が好きなプレイヤーには好まれそうだが、そうでないなら大人しく難易度を下げることも検討しておきたい。

後半からはさらにプレイヤーへの要求レベルが上がり、複数の敵の弾を避けながら吸い付くようなAimが必要となってくる。ワープして背後から襲ってくる敵や、こちらから見えないように隠れたり、遮蔽物を盾に一定の距離を保つなど、いやらしい動きをする敵が多く出現するため、こちらから積極的に当てにいかなければならない。上手にアイテムを使うか、気合で乗り越えたいところ。一周を通してレベルデザインが優れているかどうかは判断がつかなかった。面白いか面白くないかで言えば面白い側だが、非常に濃密で神経を使うゲームのため体力の消耗が激しく連続して遊びにくい。間をあけて今回選んだ神父とは違うジャーナリストで遊んでみてから評価してみようと思う。


◆即着弾+ヘッドショット判定のあるレーザー銃。強くて燃費も悪くないためお世話になった。スキルツリー(武器ツリー)システムなので、リプレイ時には違う武器を選択する予定


◆暗い場所が多く武器からランタンへの持ち替えが必要。こういう銃が撃てない時間が発生することに対して雰囲気がでていると前向きな評価できるかどうか

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TRON 2.0 – 電子世界を観光

GOG版を難易度Easyにてクリア。世界初3DCGを(多めに)使った映画『TRON』の続編として位置づけられている今作。楽しむためのハードルがかなり高いゲームのように感じたものの、独特で最も優れているビジュアルだけを見るのであれば、それほど身構える必要もないかもしれない。雰囲気が気に入ったなら触ってみると良いだろう。

  • 映画の視聴…TSUTAYAAmazon、ディズニープラスを利用するのが良い。旅行も行先の知識があった方が楽しめるというものだ
  • 難易度…序盤の戦闘が特に難しく、ゲーマーでない映画ファンは相当な覚悟がいるかもしれない
  • 成長システム…Easyならば困ったら調整する程度で問題なし
  • 英語…クリアには支障ないが、かなりの分量が在りリスニング能力も必要
  • コンピューター用語…知っていれば知っているだけ、目の前に映っているキャラクターやMAPの題材が分かり、電子世界を身近に感じられる


◆Dungeon Siegeに引き続き、解像度1440×1080+Alchemy(EAX)でのプレイ。強引にFullHD(16:9)にした場合HUDが歪んでしまうため、今回も4:3解像度で遊んでみた。ゲームプレイには満足しているが、サイトにスクリーンショットとして張り付けた際ワイドな物と比べて、ややこじんまりとしてしまうのがやや不満


トロンといえばライトサイクル。ファンに向けたミニゲームで、このゲームの価値の三割を占める。バイクで走った跡が障害物(壁)となるのは映画と同じで、敵の進行方向を潰すように狭めていくと、いい感じに撃破できる

Quake: Underdark Overbright – 公式配信の価値(26)

Besethda公式アドオンとして配布されたUnderdark Overbrightを難易度Normalで一周。一つクリアしても自然ともう一マップ遊ぼうかなと思えるような出来で、最初から最後まで楽しめた。良マップ集だ。心細くなるような不気味なBGMにより雰囲気も良いため、かなりお薦めできる。強力な敵の多いQuakeでは距離や高さをいじるだけで容易に難易度を上げられるため、このようなカスタムマップでは異様な難しさとなることもあるが、さすが本アドオンはコミュニティとBesethdaに認められたこともあり、安心して楽しめる出来となっている。


Steam版の新クライアントだとメニューのadd-onsの項目から選ぶだけで手間をかけずに遊ぶことができる。パッケージ版やその他クライアントでは手動での導入が必要


◆初見殺しがない点も心証が良い。みんな大嫌いなSpawnも極力ストレスがかからないように出現させていて上手だなと感じた。近頃はこういう面倒な敵でも多少は出した方がいいんじゃないかと考えが変わってきた

Powerslave – 見かけによらず

エジプトに巣食う異星人を倒していくアクションFPS。GOG版PowerslavePCExhumedというソースポートで動かしクリアまで。遺跡中心の各ステージではスイッチを押すごとにダイナミックに岩が動き、進行ルートが現れることが多い。インディージョーンズやTomb Raiderといった冒険的雰囲気が強く、単純にゲームの進めているだけでも楽しい気分になる。戦闘、謎解き、アイテムの適宜使用、一人称視点+ジャンプアクション多め、など難しめな要素が多いが、それに見合うようにレベルデザインも良く、BuildEngineのゲームが好きであれば、なかなかお勧めできる。


◆Aimの補正が強いため高低差や距離があっても、ほぼ当たるものと考えてよい。Aimそのものよりも武器の切り替えや弾薬管理、自爆ダメージの距離計算が大事


松本智津夫空中浮遊している謎のおっさんに触れると残機が増える。シークレット扱いなので、時間をかけてでも取っておくと安心できる

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