Redneck Kentucky – これもまた一つのFPS

ひたすら鳥を撃ってスコアを稼ぐだけのシンプルなFPS。なんのためにスコアを稼ぐのかわからなかったが、最終ステージのアンロックに必要となっている。そのため各ステージで気を抜かずにスコアを稼がないとゲームクリアできない。単純に鳥を撃っているだけでもそれなりにスコアを出せるのだが、各ステージごとにボーナス得点を狙う方法があるので、歩き回って「仕掛け」をチェックしておくと良いだろう。恐らくボーナス得点=仕掛けを利用しないと、最終ステージに必要なスコアを稼げない。かなり退屈ではあったが、一時間ほどで終わったので息抜きとしては中々良かったように思う。以前、同じようにターゲットを狙うだけReload: Target DownというFPSを遊んだが、あっちは完全に真剣勝負だったので、本作とは毛色が違う。

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◆Unreal Engine 2.5のおかげで射撃感は良好

マウスの感度調整

Aimするだけのゲームなのに、一番重要といってもいいマウス感度の設定がオプションから変更できない。これがCity Interactiveクオリティ。ゲーミングマウスだとデフォルトの感度が高すぎるので、まずは2.0を1.0あたりにしてみたらどうだろうか。

DefUser.ini
MouseX=Count bXAxis | Axis aMouseX Speed=2.0
MouseY=Count bYAxis | Axis aMouseY Speed=2.0

Red Faction – 途切れない流れが素晴らしい(4)

Red Faction: Armageddonが予想に反して楽しめたので、初代はどういうゲームだったのか興味が湧いてきたので軽く遊んでみた。予想よりも破壊は重視されていなかったが、集中力を途切れさせないようにする連続性のある作りは非常にうまくできていたと思う。本作はHalf-LifeのようにMAPとMAPの間に途切れを無くすことで没入感を高めており、私もつい夢中になり世界に入り込んだままクリアまで遊んでしまった。それにテクスチャが細かく、グラフィックが丁寧なのも一役買っている感じだ。BGMも良い。

銃撃戦は楽しめなかったものの、それ以外は現在から見ても高水準のゲームなので遊んで良かったと思う。また、Pure Factionという非公式のクライアントも使ってみた。解像度をFull HDに変更できたり、バグ潰しやマルチの機能を強化してくれる優れものだ。(私の環境だけかもしれないが、会話文字が見えなくなってしまったので、ログの表示からなんとかごまかしごまかしプレイした)

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戦闘システムが好みではない

戦闘システムは割りとオーソドックスなものとなっているが、気になったのは敵のAIが的を絞らせないように頻繁に動きまわる点だ。いや、動きまわること自体は良いのだが、反応が良すぎるのが困った。どうもプレイヤーの対角線上を意図的に避ける傾向にあるので、丁寧に狙いを付けるほど当たらないのだ。なので、なんとなく敵に向かって連射するほうがよく当たる上に、「外した」というストレスがかからないようになっている。もちろん悪いバランスの取り方ではないが、自分のAim技術を無視されてしまうのがどうも好きになれなかった。

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◆Rail DriverとX-Ray機能の組み合わせは壊れ気味

  • 乗物全般は楽しめた。ラスト付近で運転技術を求められたのも悪く無い
  • ステルスパートは強制的に武器を取られてしまうので面白くなかった
  • ショットガンの威力をもう少し高めにして欲しかった。後半では使いにくい
  • もうちょっとGeo-Mod(Game Engine)を効果的に使っても良かったのでは?
  • Rail Driverはパーフェクトダーク(Nintendo 64)のファーサイトみたいで懐かしい。敵味方ともに一撃で即死なのは笑えたので、バランス崩壊気味なのは気にならなかった

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Colin McRae: DiRT – グリップが強いのは正義(7)

前々から興味のあったDiRT1をFPSの息抜きとして遊んだ。難易度はClubman(2/5)ということで全体的に余裕を持って走れた。ただ、最後の最後辺りはかなりの接戦となった。

コーナーを曲がれれば、それでイイ

どうもレースゲーマーの人からすると「グリップが強すぎる」らしいのだが、私にはこれで丁度よく感じる。というのもコーナーを曲がるのに「認識と減速」以外のテクニックを知らないからだ。その点DiRTはコースがテクニカルになっているものの、ゲーム的な強力グリップが効いているので、ミニマップを見てしっかりと減速をすれば曲がれない箇所は無く、スリップしないので、ずっと気分よく走ることができる。

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本当はラリーだけを遊びたいのだが、残念なことにレースも走る必要がある。私は対戦相手が見えていると、どうしても無理なコース取りをしてしまうのでレースが苦手なのだ。本来は対戦相手を避けながらゴールを目指すべきなのだろうが、リトライをしたくない一心で、Tier8からはCPUを押しのけるラフなプレイに移行させてもらった。


長時間ラリーを気持ち良く走れた。他のレースゲームでは頻繁にスリップしてしまうという人でも、本作ならスリップせずにしっかりとコーナーを曲がれ、綺麗に走行できると思うので、ラリーが好きならやってみると良いだろう。

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◆先日から始めたコックピット視点にも慣れてきた。運転している感覚が増えるので、三人称視点から移行してよかったと思う

Unreal II: The Awakening – 豪華な惑星旅行(3)

結構な数のFPSをプレイしているが、Unreal 2ほどMAPを作りこんでいるゲームを見たことがない。初代Unrealをプレイした経験がある、ないにしても少し触ってみればUnrealシリーズの凄さが分かるのではないだろうか。野外、宇宙、パーティクルによる炎の表現などが特に素晴らしく、発売から十年以上経った今でも遊ぶ価値があると言える。

難易度Mediumにて十時間ほどでゲームをクリア。中盤までは全てが楽しかったが、敵のランチャーをぶっ放してくるようになってからはクイックセーブが必要な覚えゲーになった。期待していたピュアなシューターは疎か、タクティカルシューターとしても怪しいゲームバランスだと思うが、その反面、周りを見回してみると秀麗なグラフィックが広がっていて、それが清涼剤となっていた。遊ぶ価値は間違いなくあるが、Unrealが好きな人にほどオススメしにくい。

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Unrealをタクティカルなシューターにした意味は?

Unreal 2は力押しで進むことができない。プレイヤーの移動速度が極端に遅く、ダメージを受けやすいので、敵の種類に合わせて武器を的確に使い分け、速攻で倒す必要あるのだ。弾が豊富でどの距離でも戦えるアサルトライフルをメイン武器として使うのが安定だ。当たり前だが、こればかりを使っていると弾薬が底をついてしまうので、ショットガンやグレネードランチャー、スナイパーライフルなどの得意距離が決まっている武器も積極的に使い、「いつでもどの距離でも戦える」ように弾薬管理するのが良いだろう。

この部分だけ見れば立派なタクティカルシューターということになるが、何故わざわざ頭を使い、武器を使い分けなければいけないのか問いたい。SFではなく、現実という設定ならば一発の弾丸で致命傷になるので慎重にならざるを得ないのも納得できる。仮にフィクションだとしても自キャラが非力な分を頭を使い切り抜けるということで辻つまが合うのだが、Unreal 2の場合パワーで勝っているのに「理由もなく移動速度が遅くされているから」頭を使わなければいけなくなっている。美しいグラフィックと冗長な会話、謎のアドベンチャー要素から憶測するに、Legend Entertainmentという開発はユーザーに”じっくり”とゲームを遊んで欲しかったから移動速度を落としたように思えるのだが、他のタイトルならいざ知らずUnrealの続編としてこれは理解できない。

Unreal 2 の良い点

  • Skaarj / 登場シーンや通常戦闘などで存在感がある
  • 火炎放射器 / この武器で永遠に戦いたい
  • 宇宙空間 / 見れば素直に「あ、すごい」と感心できる
  • Drakk Homeworld / 作り込みがすごい惑星で見るだけの価値がある
  • Singularity Cannon / 緑のブラックホールを発出して瞬殺できる。強すぎて気に入った。

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◆火炎放射器の感触と炎の表現がよく出来ている。虫型エイリアンを燃やすのが最高に気持ち良い

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◆Drakk Homeworldという惑星は半端じゃない格好良さ。この他の惑星も他のゲームより遥かに作りこまれているので、シューターではなく観光旅行として見ればこれ以上の作品は無いように思える

Brothers in Arms: Hell’s Highway – 難易度選択ミス(2)

BiA:RtH30のノーマル相当を期待して難易度Veteran(三つある難易度の真ん中)で遊びはじめたのだが、これが大失敗だった。敵が殺意に満ち溢れていて、高難易度のCall of Dutyのような激しい銃撃戦となってしまった。「頭を使って切り抜けましょう」というほのぼのした空気を感じられなかったので、プレイヤーキャラのベイカーひとりで撃って強引にクリアまでいった。BiA:HHは過去作から比べると銃の精度が上がっていて、ストラテジー要素を無視できるのだ。

…冷静になって考えてみると、何故私は途中で難易度を下げることをしなかったのだろうか。難易度カジュアルでミッションをやり直してみるとBiA:RtH30のノーマルと同じような遊び方ができることに気が付いたのはクリア後の話だ。かといってやり直したいわけでもないので、「ムキになって苦労するぐらいなら難易度を落とす」というプレイ方法を覚えたことにしよう。

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  • Unreal Engine 3のおかげでWW2のゲームとしては非常に綺麗
  • プレイヤーの命中率上昇により、ストラテジー要素が薄くなった
  • カバーシステム(Dig-in)が強い、張り付いていればダメージを受けない
  • グレネードが強くなった、困ったら投げ込むだけで活路が開ける
  • Kar98やMG42も強力で、完全にオーバーパワーになっている

残念ながら素直にゲームを楽しむことは出来なかったが、BiA:HHはグラフィックやドラマチックなストーリーなどで確実に進化していて、戦闘も優しくなっており、新しいユーザーを取り込むという面では成功していると思う。

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◆今回からバズーカ分隊が加わった。彼らの放つバズーカを良くも悪くも非常に頼りになる

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◆なんだかむせそうだ