Terrorist Takedown 3 – 技術披露会(6)

基本的にはCode of Honor 3の焼き直し作品なので、射撃部分はその記事を見てもらいたい。射撃部分そのものは良いが、それ以外の部分は何故か実験的にものになっていたのが印象的だ。ゲームエンジンのJupiter Exに2010年のお化粧技術をこれでもかと詰め込んでいるので、ぱっと見は非常に綺麗だが、よく見ると目に悪い。しかも強引に技術を盛り込んだせいか、見栄えの割にはビデオパワーを食い過ぎているのがなんとも言えない。

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チャプター1はナビ無しの爆弾探しで、チャプター2はNPCの運転する乗り物での戦闘となる。後者は特に非常に難しい上に、一時的にクイックセーブが禁止されているのがより難易度を上げている。何が難しいのかというと、障害物が目の前に現れる前に「Watch out!」と味方NPCが叫ぶのだが、叫び終わる前にプレイヤーが死んでいるというCity Interactiveクオリティ。チャプター3からは正気に戻ったのか普通のFPSになる。

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チャプターをクリアする度に入る絵が格好いい。何故か毎回違うものを使っており変な方向に力が入っている。全チャプター7を3時間かからないくらいでクリアしたが、チャプター1と2で無駄に食った時間を考えると2時間切っていると思う。とにかくボリューム不足なのでオススメしにくいが、City Interactiveの技術を知ることができるのでファンアイテムとしてはそれなりに価値がある。

Deus Ex – 裏切りの代償と脱出(10)

Deus Exって物語の展開が非常に速いのが魅力の1つなんですね。私にしては珍しくネタバレしてはいけないと感じたので、ストーリー関係のことは極力さけながら記事を書いていきたいです。

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難解な仕掛けをLAWで破壊した場面。私の脳筋アピールではなく、多少なら重火器を無駄に使っても進められるというのが理解出来たという話。

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Annaと直接対決。「どうやら、あなたを殺すことになるようね」に対してDentonは「撃ちそこなうなよ」と返す。無駄にかっこいい。

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ハッキングというよりIDとPasswordを拾ってくる泥棒という感じだが、プレイヤーに打ち込ませる文字が凝っていて楽しい。JCDとbionicmanなどは意識せずに覚えられた。他にREVOLUTIONというパスが共通で使われていたりするのは非常にゲーム的だが好きだ。

Armed Forces Corp – 味方NPCはただのカカシに限る

SAS: Secure Tomorrow,Battlestrike – Shadow of Stalingradと同じく、味方NPCがプレイヤーを置いてきぼりにして勝手に敵を倒して進むゲーム。前述した2つよりもこのダメ要素が強く出ているので、出現する敵の7割ぐらいは持っていかれることを覚悟しておこう。

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頻繁に見かける「味方は撃てないよマーク」。NPC達には移動する場面ですらに出し抜かれることが多々あるのだが、戦闘となれば嬉々として射線上に割り込んでくる始末だ。当然プレイヤーは銃を撃てなくなるので、射線外に移動しなければいけないのだが、その時には既にNPCが戦闘を終わらせている。完全にクソゲー。

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ドアを開けるときには突入イベントがあるのだが、スローモーの恩恵は先に突入するNPCが受けることとなる。プレイヤーは指を加えて待っているだけで何も面白くないので、誰のためのイベントなのかまったくわからない。終盤にはなんとなく敵の方向に向かって撃てば倒せるUSAS-12とAKよりも破壊力が高いFN SCARという超強力な武器が手に入るが、最後までNPCが敵を倒してしまうので、使いどころは特にない。

3時間ほどMAPを歩いているとゲームをクリアできる。ゲームエンジンのおかげでFPSの基礎部分は良いのだが、味方NPCに敵を横取りされてしまえば良いも悪いもない。敵を倒せる場面があまりにも少なすぎるので、シューターとしては絶望的につまらない。いつもより更に悪いCity Interactiveクオリティとなっており、オススメできないとかそういうレベルではない。

Deus Ex – 地下道の追跡(9)

大作ゲームほどプレイスピードが遅いのはよくある話。特にこのゲームは急いでプレイする必要が微塵もないので本当にゆっくりやりたい。

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じゃ、あとよろしく。と地下道に連れてこられて孤独感を味わう。しょうがないのでここいらの住人から話を聞いて解決するというロールプレイを始めるのである。「薬の売人をなんとかしてくれ」と頼まれたのでショットガンでぶっ飛ばしたら周りの人が逃げていった。完全にPostal Dude状態。

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ものすげぇ暗い場所をステルスしながら進むとLebedef(レベデフ)を殺せという目標に変わるが、実際に会ってみると降伏してきた。悪いやつだけど「捕虜になるお」とか言ってきたので今回も爽やかに事件を解決だと喜んでいたら、仲間のAnnaがぶっ放してた。殺人機械すぎる。

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兄貴が裏切ったり、同僚が殺人機械だったり、命令通りぶっ殺せよハゲと上司に怒られたりでふんだり蹴ったりな状態になった。武器屋のおっさんだけが癒してくれる。陰鬱な雰囲気が加速していく。

Deus Ex – 素直にこのゲームを楽しめるか?(8)

Human Revolutionを先にプレイしたおかげで、プレイするのに抵抗は少なくなっていた。iniをいじってFull HDに出来たので非常に快適。日本語化もしておく。英語でやれって言われても私では楽しめそうにない。RPGですしね。日本語化するとレンダラーと相性が悪くなり、画質向上が難しい。ストーリーに集中したいため難易度はEASYに。DentonはJensenより遥かに硬いため無理が利く。派手に戦闘しても問題なし。ドンパチをしないほうが経験値が多くなるのが明確なRevolutionとはここが決定的に違う。私はこちらのほうが好みだ。いや、初代をやった人ならばみんなそうだと思う。

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Dentonは非常に新しいAugmentation(肉体改造)をしているが、少し前の型であるAnnaは人間とはかなり遠く感じる。ココらへんの事情から、ちょっと目の敵にされている。僕のDenton君はクールなイイコちゃんに返答してるので、角は立っていないはずだが。そんなにドンパチしたいのか「他の入り口でも探す気?」と怒られる。なんという別ルートを探してくれフラグ。意外と近くにヒントがあったので、こっそりと潜入してスマートにミッションを解決。その行動がゲーム内で過剰に評価されてすぎて怖い。

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ミッションが始まったり、終わったりするとメインテーマが流れる。非常にカッコイイ…。聞き惚れてしまう。やけに初代Unrealそっくりだと思ったら作曲者の人が同じだったんですね。どこをとっても面白いゲームなのですが、いろいろな前情報が無ければ楽しいと感じなかったかもしれません。話が進む度に膨大な選択肢を迫られて、どれが正解かわからないまま進む。そもそも正解を選ぶ必要があるのかないのかもわからない。不安のままにストーリーが進行していく。とりあえず、アクション部分では詰みそうにないので一安心。ゆっくり物語を楽しみながらプレイしていきたいです。