Serious Sam: The Second Encounter – 難易度Hardで二周目(22)

本作は2002年に発売され、近年Serious Sam Classic: The Second Encounterと名称が変更された二作目のSerious Samだ。以前Remake作のSerious Sam HD: The Second Encounter(2010年)で一周した記憶があるのだが、内容がほとんど思い出せないので、難易度を上げてやり直してみることにした。なお、シークレットの場所もひと通り見て回った。

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弾薬配分が不明瞭

Normalで遊んだ時は気にならなかったが、難易度Hardを攻略するにはジグザグ移動するようになった敵(First EncounterからAI変更)をうまく処理しなくてはいけないようなのだ。特にKleer SkeletonやBio-Mechanoidは単純にジグザクと動くだけでなく、Samと真正面から対峙するのを避け、外側から回りこむように進行する時があり、非常に厄介。遠い距離ではロケットランチャーのような弾速の遅い武器だと当たるかどうか運頼みになってしまうので、確実に倒せる即着弾の武器をどれだけ割り振れるかがとても重要。これがわからないとラッシュを切り抜けられないのだ。広い場所ならばリボルバーで削る戦術も可能だが、狭い場所で戦う時は死にながら弾薬配分を覚えていく方法しかなさそうだ。

新武器依存症

言ってしまえば、今作はチェーンソーと火炎放射器とスナイパーライフルを如何にうまく使えるかが高難易度攻略のカギとなっている。これらの新武器はどれもが敵(的)に狙いをつけるAim技術とは無縁でありながら、ゲームの中心火力を担うこととなるので、当然シューターとして遊んでいる感覚が薄くなる。また、チェーンソーとスナイパーライフルは「便利だなぁ」というレベルに留まっているのに対し、火炎放射器に関しては強すぎる上に、無いとクリアできるのか怪しい調整になっていて、かなり歪なものを感じる。前述したジグザグ走行の敵(特にKleer)をさばくには、マシンガン系の弾薬が減らされていることもあり、火炎放射器に頼らざるをえない。これはあまりに好きになれない。

澄みきったシューターを期待するな!

Serious Samは当初45個のMAP構成だったのを、三つのエピソードに分けて発売した経緯を持つ。The Second Encounterはその名の通り二番目であり中盤だ。しかしながら、床が滑るわ、風が吹くわ、暗闇に放り込まれるわ、敵味方が空中でドンパチやりあうなど、ピュアなシューターとは言い難い。これに続く、(The Thid Encounterに相当する)Serious Sam IIとSerious Sam 3: BFEを見る限り、開発のCroteamはプレイヤーをちょこちょこ邪魔する要素を入れ続けているので、真正面の敵とガチンコで撃ちあうゲームはThe First Encounterだけということになる。つまり一作目のThe First Encounterだけが好きというピュアなシューターは、彼らに文句など言わずに、黙ってカスタムMAPやDOOMのWADを漁ったほうが建設的なのだ。

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◆ぴょーん

Serious Sam II – 難易度Hardで二周目(21)

前々から遊びたかったSerious Sam IIを難易度Hardに上げてクリア。ついでにシークレットの場所をなぞりながら、のんびりとSerious Sam IIの知識を増やした。クリアした感想としては、敵のラッシュが終わるまで後ろに篭もらざるをえない状況が多く、あまり熱中できなかった。とはいえ、ミニガンで空中の敵を蹴散らしながら、地上の相手をグレネードで足止めするプレイ感覚はこのゲームだけのものであり、うまく大群を処理できた時はやはり気持ちが良い。

Hardの攻略というほどではないがワンポイントアドバイスとして、ノーマルショットガンを使いこなすのがコツだと思う。射程が長く、威力も中々で、小回りがきき、弾薬の持ちも良いということで、人型や小型の敵を潰しやすい。他のSerious Samシリーズでのリボルバーやハンドガンに相当すると言えば分かりやすいかもしれない。加えて、威力不足時にダブルバレッドショットガンに切り替えるというふうにすれば、多くの状況に対応できるはずだ。

難所の対応

  • MagnorのGiant Junkyard – 最後のラッシュは引き気味に戦っているとジリ貧に陥ってしまうので、強引に前に出てシリアスダメージで魔女から殲滅
  • ChiFangのChanolin Temple – 正攻法が通じなかったので、ドラゴンの炎を借りた(シークレット)
  • SiriusのMental Institution – 頑張れば正攻法でもクリアできそうだが、シークレットのホバーファイターでゆったりと進めた

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◆シークレット扱いのギミックを動かして火力の補助。サムの銃だけでは火力不足?

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◆困ったらシリアスボムで解決しましょうという調整は好きじゃない。STGでやれ!

Operation Thunderstorm – 静かな戦争体験

本作は舞台が第二次世界大戦というだけで、とりわけ目立った要素が見えないFPSのようだが、プレイヤーの気分を害する要素や耳うるさいようなBGMが無いので、シンプルに射撃を楽しめる良作だと思う。City Interactive作品の中ではCode of Honor 3と同等か、頭一つ落ちるぐらいの出来なので安心して遊べるゲームだ。

武器バランスはリアル寄りでどれを使っても威力が高く、好きなものを使えば良い。傾向としてはボルトアクションライフルの弾薬は少なく、SMGやハンドガン(Luger P08)の弾薬が多くなっている。敵は1.2発当てれば倒すことができるので、ハンドガン片手に敵勢力をなぎ倒していくのもオススメの遊び方だ。ゲームエンジンはJupiter EXなので音の定位置は良好。是非サラウンド環境で遊んでみて欲しいが、ヘッドホンを使う場合はBGMが無いゲームプレイから一転、タイトル画面に戻ると 大きな音量のBGMが鳴るので、その差にびっくりするかもしれない。耳の敏感な人は注意が必要だ。

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◆リーンでチラッ

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◆さすがナチスだ、地下にオカルト部屋があってもなんともないぜ

Redneck Kentucky – これもまた一つのFPS

ひたすら鳥を撃ってスコアを稼ぐだけのシンプルなFPS。なんのためにスコアを稼ぐのかわからなかったが、最終ステージのアンロックに必要となっている。そのため各ステージで気を抜かずにスコアを稼がないとゲームクリアできない。単純に鳥を撃っているだけでもそれなりにスコアを出せるのだが、各ステージごとにボーナス得点を狙う方法があるので、歩き回って「仕掛け」をチェックしておくと良いだろう。恐らくボーナス得点=仕掛けを利用しないと、最終ステージに必要なスコアを稼げない。かなり退屈ではあったが、一時間ほどで終わったので息抜きとしては中々良かったように思う。以前、同じようにターゲットを狙うだけReload: Target DownというFPSを遊んだが、あっちは完全に真剣勝負だったので、本作とは毛色が違う。

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◆Unreal Engine 2.5のおかげで射撃感は良好

マウスの感度調整

Aimするだけのゲームなのに、一番重要といってもいいマウス感度の設定がオプションから変更できない。これがCity Interactiveクオリティ。ゲーミングマウスだとデフォルトの感度が高すぎるので、まずは2.0を1.0あたりにしてみたらどうだろうか。

DefUser.ini
MouseX=Count bXAxis | Axis aMouseX Speed=2.0
MouseY=Count bYAxis | Axis aMouseY Speed=2.0

Red Faction – 途切れない流れが素晴らしい(4)

Red Faction: Armageddonが予想に反して楽しめたので、初代はどういうゲームだったのか興味が湧いてきたので軽く遊んでみた。予想よりも破壊は重視されていなかったが、集中力を途切れさせないようにする連続性のある作りは非常にうまくできていたと思う。本作はHalf-LifeのようにMAPとMAPの間に途切れを無くすことで没入感を高めており、私もつい夢中になり世界に入り込んだままクリアまで遊んでしまった。それにテクスチャが細かく、グラフィックが丁寧なのも一役買っている感じだ。BGMも良い。

銃撃戦は楽しめなかったものの、それ以外は現在から見ても高水準のゲームなので遊んで良かったと思う。また、Pure Factionという非公式のクライアントも使ってみた。解像度をFull HDに変更できたり、バグ潰しやマルチの機能を強化してくれる優れものだ。(私の環境だけかもしれないが、会話文字が見えなくなってしまったので、ログの表示からなんとかごまかしごまかしプレイした)

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戦闘システムが好みではない

戦闘システムは割りとオーソドックスなものとなっているが、気になったのは敵のAIが的を絞らせないように頻繁に動きまわる点だ。いや、動きまわること自体は良いのだが、反応が良すぎるのが困った。どうもプレイヤーの対角線上を意図的に避ける傾向にあるので、丁寧に狙いを付けるほど当たらないのだ。なので、なんとなく敵に向かって連射するほうがよく当たる上に、「外した」というストレスがかからないようになっている。もちろん悪いバランスの取り方ではないが、自分のAim技術を無視されてしまうのがどうも好きになれなかった。

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◆Rail DriverとX-Ray機能の組み合わせは壊れ気味

  • 乗物全般は楽しめた。ラスト付近で運転技術を求められたのも悪く無い
  • ステルスパートは強制的に武器を取られてしまうので面白くなかった
  • ショットガンの威力をもう少し高めにして欲しかった。後半では使いにくい
  • もうちょっとGeo-Mod(Game Engine)を効果的に使っても良かったのでは?
  • Rail Driverはパーフェクトダーク(Nintendo 64)のファーサイトみたいで懐かしい。敵味方ともに一撃で即死なのは笑えたので、バランス崩壊気味なのは気にならなかった

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