Cryostasis: Sleep of Reason – 極寒アドベンチャー(1)

いつの間にか体温が下がった感覚に襲われるほど、よくできた極寒の表現。すばらしい体験を与えてくれるゲームだ。画面の前で暑さを感じたFar Cry 2とはちょうど真逆。一人称視点のシューターではあるが戦闘はオマケ程度だ。撃って楽しいゲームではないが、プレイした記憶はずっと残るだろう。グラフィックは本当に見て損がない。

cryostasis 2013-03-18 02-36-49-93_R

部屋一面の氷をPhysXに計算させるのでゲーム動作は非常に重いが、意味のある重さだ。ハードウェアが大好きな人間には堪らないだろう。PhysX専用にGTX480を割り当ててみたが、快適とはいかないまでも30fpsは出ているので長い間寝かせておいてよかったと思う。EAX Advanced HDは良好。頭がおかしいほどサウンドに力が入っているので、没入感は非常に高い。

cryostasis 2013-03-19 14-28-47-25_R

主人公は死んでいる物の記憶を読み取るMental Echoという能力を使える。それを使って「過去に何があったの~?」と覗き見をしながら物語をつないでいくのがゲームの目的だ。Mental Echoを使った後は、若干の謎解きを要求されるが適切な難易度になっている。

cryostasis 2013-03-18 02-39-39-55_R

ゲームの進行度は50%といったところだが、物語はまだ謎だらけ。一本道の上に単調という評判だが、個人的にはそう感じない。事前にドンパチが無いことを知っていたというよりは、単調ではなくスローなだけだと気が付いたからだ。

開発のAction Formsには以前Vivisector: Beast Withinで遊ばせてもらったが、同じ会社が作っているとは思えないほど変わっている。もちろん良い方向にだ。ケモケモした要素が少なくなっているので残念だなと思っていたのだが、iOS と Androidに恐竜FPSを作っていたので超安心。

Kane & Lynch: Dead Men – タクティカルしないで遊んだ

タクティカルシューターをゴリ押しAimで遊ぶために選んだのが本作。どうやら出来が微妙ということで”消費”してもいいのではないかという判断だった。しかしながら、クリアしてみればそんなに悪くなかったという感じで、もう少し真面目に遊んでもよかったかなと思う。

kaneandlynch 2013-02-04 22-00-54-39_R

「ケインとリンチのチョイ悪コンビが世界を救う!」物語だと勝手に勘違いしていたが、極悪人たちによるクライムなストーリーだった。だが、いつものように物語など読まないので、大きな落胆があるわけではない。

kaneandlynch 2013-02-04 23-07-22-98_R

銃の精度は良すぎず悪すぎず丁度いい。思っていたよりも銃によるゴリ押しができなかったものの、射撃感自体は悪くなく、発砲音も軽めだが、撃っていて気持ちよかった。弾薬は仲間から渡してもらえるし、敵の死体からもぴったり入手できるの大量に撃つことができる。

中盤からは仲間を引き連れて戦闘を行う。彼らには簡単に指示が飛ばせるように作られており、Kane & Lynchの評価できるところだ。ゲーマーではない層でもとっつきやすく、チャプター10のTokyoまでは気持ちよく遊べると思う。また、ある程度勝手に動いてくれるので、プレイヤーだけを操作していても問題ない。

kaneandlynch 2013-02-06 01-47-57-93_R

分隊操作に慣れてくる頃には、既に使えないものになっている

終盤に差し掛かると機銃が登場するので仲間に助けてもらいたいところだが、驚くほどに彼らは使えない。ゲームバランスのために遠い敵を撃ち殺せない(当てられないように調整されている)のは、まだ理解できるが、銃弾が当たらないからといって勝手に前進するAIが困りモノだ。機銃相手に無理して突っ込んでいき、助けられない場所で死なれるとゲームオーバーとなってしまう。

幸いなことに戦闘の難易度は高くないので、味方を待機させておいてからプレイヤーがすべての敵を倒すのが簡単かつ安全だ。後半から最後までそんな流れが続くので、プレイヤー1人で敵を全滅させるのでは普通のアクションFPSになってしまっている。私はカジュアルでもタクティカル要素が必要なゲームをゴリ押しして遊びたかったのだ。

二つのエンディングを見るまでに五時間とちょっと。


詳しい経緯は知らないのだが、ゲームの発売前(2007年)に映画化が決まっていたようだ。何故、誰も止めなかったのかわからないが2013年になってもまだ公開されていないのが更に大きな問題だ。ユーザー、開発会社、販売会社、広告代理店、映画制作会社etc…誰も幸せになれないとは、まさにこの事。

Deus Ex – ゆっくりと堪能した(13)

Regenerationという回復能力が異常に使いやすかった。これのおかげで体力管理が必要なくなり安心してゲームを進めることが出来た。Ballistic Protection(皮膚硬化)やTargeting(HP確認)も戦闘を楽にしてくれる。

DeusEx 2013-01-22 23-47-27-86_R2

Simonsと対決。すべての発言を拾っているわけではないのだが、Nano-Augmentationを施している割には自分の体について知識が足りていないという印象。

DeusEx 2013-01-23 00-58-40-49_R2

Tracer TongとMorgan EverettとHeliosのうち、誰に賛同するかでエンディングが変化するようだ。全員が胡散臭いのは気のせいではないだろう。


そんなわけでDeus EXをクリアした。特に優れていたのは右クリックによる操作だ。直感的にDentonを動かせるのでゲームへの没入感を高めてくれる。問題の解決にある程度の自由を持たせてくれる点も一役買っている。最高のRPGだった。心残りなのはPaulを死なせてしまったことだ、考えていたよりも重要な人物だったのでロードしまくってでも助ければよかった。

DeusEx 2013-01-24 22-32-50-61_R2

ゲームをクリアした後にトレーニングモードをもう一度やってみた。本編前に用語の説明を聞いてもチンプンカンプンだったが、今ではそこそこ理解を深めることが出来る。重要な人物の顔を見ることも出来るので、しっかり作りこんであるなと感じた。

Deus Ex – 楽しさを受け止めきれていない(12)

ブルックリンではオーソドックスな潜入を要求される。中盤にさしかかりDentonの動かし方に慣れてきたので、ほとんど困らずにクリアできた。Augmentationは偉大だ。

deusex 2012-12-30 16-55-14-04_R2

爆薬が足りなくなるという心配があったが、そこら中にゴロゴロ転がっているので問題はなかった。

deusex 2013-01-12 01-26-14-88_R2

ナース服の踊り子、兼小説家の女性にチップを投げていろいろな情報を聞く。その他、パン屋のドラッグを盗んだり、CD屋のATMをハックしたり、クラブの元従業員から倉庫のパスコードを買い取ったりとやりたい放題でパリの夜を過ごす。

DeusEx 2013-01-12 23-57-50-09_R2

Guntherと直接対決することになる。が、戦う前にKill Phraseが鳴り響く。彼の近況はAdept 34501というキャラの日記を書かれているのだが、読んでみるとなんとも言えない気分になる。型落ちしたメックが隅に追いやられるというAugmentation技術の混乱が現れている。

終盤にさしかかり感じていることがある。それは面白い要素が洪水のように流れこんでくるのに、肝心の私がそれを受け止めきれていないということ。そのせいか、置いてきぼりを食らっているような感覚になっている。あくまで娯楽なので気にしてもしょうがないといえばそれまでだが。

Deus Ex – 香港とタンカー追跡(11)

香港にいくんだ!と盛り上がるゲーム物語とプレイヤー。しかし、その矢先にヘリパイロットのJockがとんでもないことを言ってくれる「誘導装置をHackされたから、敵陣地に閉じ込められちゃったテヘペロ(・ω<)」キツイジョークだ。

DeusEx 2012-11-14 23-48-34-49_R2

毒ガスを散布するというスマートな解法。これに気が付いたのは敵を全滅させた後だった。Augmentation自体をイマイチ使いこなせていないのだが、ちょうどいいのでEnvironmental Resistanceを試してみる。

DeusEx 2012-11-15 00-48-38-69_R2

黒社会の大物たちと会う。やるべきことが増えすぎて、何をしに香港に来たのか忘れてしまうことも。

コメントでいただいた日本語版だとバランスブレイカーになるという重要武器を発見。英語版では攻撃力が100なのが250と修正されていることを確認。私はEasyで遊んでいて火力不足を感じていなかったので、ちょっと勿体無いとは思いながら道端にポイ。

DeusEx 2012-12-11 21-43-39-56_R2

タンカーを破壊することになって爆発物が必要になった。しかし無計画にお金を使った私は密売人から買うことが出来なくなってしまったのだ。彼に「たくさん人が死ぬんだぞ」と説得してもシラネーヨ金もってこいと返される。しょうがないから殺してでも うばいとる戦法を取ったが死なないNPCだった。

多少の救済措置は用意されていると思うが、下手をすると詰む可能性がでてきた。