どのようなゲームか思い出すためにプレイ。Easyの敵は反応速度と命中率がやや悪く、直接戦闘があまり強くない。聴覚や目視の間合いも狭くなった気がする。また、飽きっぽいというかニワトリ頭というか、自分が警戒緊張状態であることをすぐさま忘れてしまうため、ステルスの敵役としてもやや物足りない感じだ。しかし、敵が障害にならないからといってつまらないかというと、そうでもないのがFar Cryの凄いところ。
本作はチェックポイントのセーブ方式を採用しており、何かのミスで死んでしまうと結構な時間を戻されるため、アサルトライフルで遠くから頭を撃ちぬいていく狙撃戦術が最も安全確実で時間を無駄にしない方法だ。これは正攻法とも、欠点とも、救済とも言えるが、主張したいのはこれ一辺倒で遊ぶのは勿体ないということ。Easyでは敵が弱くなっている分だけ、双眼鏡で確認した状況から導き出した理想的なステルス戦術を実行しやすく、仮に失敗しプランB(直接戦闘)に移行しても前述した通りストレスを感じにくいため、どんどん考え付いた戦術を実行できる。難易度低下により他作品と同じようなノリで、乗り物や徒歩でのスルーよし、要所の敵だけ倒すアクティブステルスよし、真正面からの撃ち合い突破よし、といった具合に好きなように進められるので、なかなか楽しめた。
◆万能双眼鏡とジャングルの組み合わせは手軽にジョン・ランボーになったような気分になれる