Legend of the Beast – 難易度Normalで二週目(24)

なんとなく頭の中に83という点数が浮かんだが、これはシリーズのファンが箸休め的に遊んだ評価だ。冷静かつ客観的に考えれば単体としては72点くらいが妥当だろう。リボルバーやチェンソーといった渋い武器でゲームを進行させていく様は、まるで装備の整っていないアクションRPGの序盤だ。弾薬と間合いの関係からショットガンすらも有効に使えない本DLCは爽快な時間があまりにも少ない。だからこそ、シリーズのファン向けDLCなのだ。たまにはこういうのもいいでしょ?といった感じなのである。前回は難易度Hardだったこともあり、難しく、あまり良いイメージが無かったが、今回はNormalということで割りと余裕を持って遊べた。火力の足りなさを立ち回りで補っていくデザインはまぁまぁ楽しめたとはいえ、やはり全体を通して「たまにはこういうのもいいでしょ?」といったレベルに留まっていると言わざるをえない。

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◆敵の姿形が見えるだろうか?弾薬の制限がキツいため、このような超遠距離から無限に使えるリボルバーで体力を削っていくのが基本的な戦術となっている

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◆とっさにチェーンソーを取り出せないと多くのダメージをもらってしまうので、素早く武器の切り替えができるのが望ましい

Legend of the Beast – 難易度Hardでやってみた(14)

Serious SamのDLCということで最初から全ての武器を持って好きなだけ撃てるようなゲームを期待していたが、実のところ強い武器がほとんど出てこない上に弾薬の制限も厳しい。というか、逆に制限の厳しさを楽しんでもらいたいと言ったメッセージを感じる。このような仕様に賛否が分かれるとは思うが、個人的には結構楽しませてもらった。

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◆最初から最後までエジプト風のMAPが続くため、Samも思わず「デジャブ?」と漏らす。全編を通してColtの使いこなしが重要で、Juvenile Arachnoid(黄サソリ)あたりにもヒットアンドアウェイや遮蔽物を活かした位置取りでダメージを抑えながらの立ち回りが必要になってくる

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◆慢性的な火力不足に陥っているのにもかかわらず、敵のラッシュがドンドン強力になっていくので、一人称視点では進むことができず、思わず三人称視点に切り替える場面も。このようなことはマルチプレイでしかしたことないのだが。全体的に弱武器をメインに敵を倒していく作りになっていて、HDではない無印Serious Samのようなバランスになっているのが大きな特徴。どうも古参のファン向けDLCといった立ち位置に近いので、誰にでもオススメできるものではなさそうだ