Aliens TC – 懐かしむ心(40)

Top 100 WADs of All Timeにも選出されているAliens TC(1994)を遊んでみた。ステージ構成はオーソドックスなものの、Mapが宇宙ステーションというか基地のような場所になっているので、巨大なうえ似たような場所が多く、迷いやすい。ゲームに慣れるまではそんな無機質でありながら有機質なパーツが混ざっているMapを、黒く不気味なエイリアン相手におっかなびっくり探索する流れになると思うが、慣れてしまった途端にいつものDOOMへ戻ってしまうため、少し物足りない印象だ。難易度を上げたほうが原作の緊張感が出て良いかもしれない。また、こういう言い方は酷だが、面白さや恐怖を求めるのならば素直にAliens versus Predator Classic 2000をプレイした方が良いだろう。あくまで1994年当時のTotal conversionであり、それ以上それ以下でもないのだ。ラストのパワーローダーでクイーンを倒す場面はなかなかのものであるが。

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◆エイリアンが視界に入る度にビクッっと身構えてしまうのも最初だけで、時間が立つほどに”黒いDemon”にしか見えなくなってくる

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◆たとえダメージが低くてもフェイスハガーに引っ付かれるのは嫌だ。迎撃するためのマシンガン銃声は原作に近くて心地よい

以下楽しみを奪う可能性のある画像。

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Dimension of the Past – 認めたくない(18)

生誕20周年に合わせる形でQuake(1996)にEpisode 5「Dimension of the Past」が配信された。制作したのはWolfenstein: The New Orderで有名なMachine Games。20年後にEpisode5が、しかもid以外によって追加されることに何やらモヤモヤしたものを感じるが、とりあえず一周遊んでみた。

序盤は近年のゲームにありがちなサービス過剰さが目につき、とにかく気持ち悪い(Wolfensteinではプラスに働いていたが)。目立つ場所に置かれているQuad Damageを取るとすぐに大量の敵に囲まれるシチュエーションは完全にSerious Samのノリであり、これじゃない感がすごい。シークレットも寄り道をするだけでバンバン取得できて違和感があった。ただ、Mission3あたりから急激にサービスが減っていき、昔のQuakeっぽくなっていったのは良かったというか当然というか。そこから先はまぁまぁ楽しめたが、Episode 5を名乗るには少し厚かましいように感じる(ZeniMaxの指示なのか?)。

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Shamblers Castle – 速ければなんでもいい(39)

Shamblerの城に攻め込むシングルプレイ用カスタムMAP「Shamblers Castle」をクリア。名前やスクリーンショットでなんとなく分かると思うが、Quake1を再現したDOOM3用のModだ。30分ほどで遊び終わるこじんまりとしたボリュームなので手に取りやすい。また、その短さ故に製作者側の出し惜しみもないので満足感が高い。当たり判定に少し違和感があるものの、基本的にはQuakeそのままなので、経験者ならばそのスピーディな展開を楽しめるはずだ。Quake4もこれくらい速かった良かったのに。

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◆エフェクトが美しいShamblers Castle

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◆シャンブラーちゃんの電撃(id Tech4)

ひぐらしのなく頃に解 祭囃し編 – 灰色だから良かった(8)

三四を一人悪者にして部活メンバーが団結し、はいハッピーエンド。という安易な流れにしなかったのは良かったと思う。人間という生き物は100%純粋な悪人も100%純粋な善人存在しないわけで、そんな黒が多い灰色だったり白が多い灰色だったりする大勢の人間で構成されている世間というのは、とてもあやふやで不安定なものだ。だからこそ秩序や法律といったものだがあるわけだが、それは置いておいて、ひぐらしの世界というのはその灰色の部分がふとした瞬間に、いとも簡単に、些細な事で、真っ黒に染まってしまうというのがメインテーマのように思う。

ただ、真っ黒とはいっても100%の黒ではないのがよく出来たところで、殺人などを犯した際にも苦悩したり弱気になったり自己を正当化したりと後ろめたさが見えるようになっている。このあたりの細かな描写がうまく、また同じ人物でも違う世界では別のことを考えていたりと、思考が変化したりする様がループもの特有の面白さとうまく絡まっていたと思う。最後の落としどころもよく、総じて楽しめた。綿流し編(第二話)だけは何をするゲームなのかが理解できていなかったので退屈だったが、その次の祟殺しからはなんとなく”読み方”のようなものがわかってきたので、なかなか興味深く物語の中に入っていけた。と同時に「作る側の人間」でないと物語を推測できないのにも気が付いてきたので、ある意味気楽に読めたと言えなくもない。

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今回使用したビデオカードはSiS社のXabre 400で大きな特徴はいち早くAGP 8xに対応したこと。その他にはDirectX8.1への対応と共にミドルレンジ帯のGeForce4 MX440に性能と価格を思い切りぶつけてきたことか。安定性はともかく、3DMarkのスコアと実売価格を比べるとMX440よりもおいしいビデオカードに思えるので、NVIDIAとATIに二強に飽きていた人やゲームを遊ばない人には結構ウケたのではないだろうか。実際に動かしてみると、なかなかの発色と画質だ。別にSiSが嫌いというわけではないが、2002年までくると画質向上のノウハウや環境が業界に出回っていたように思うので、特別SiSが凄いという気はしない。SiS300のボケボケ具合から考えると、画質の向上は目覚しいと言えなくもないが。

GUILTY GEAR Xrd -SIGN- / 突発企画と五段到達(4)

突発企画「ワープであそぼ」

この企画はストーリーモードやコンボ動画でワープを駆使して立ち回る格好良いベッドマンを無理なく簡単に最速で実践してみようというものだ。普段ベッドマンを使わない人や操作に自信のない人を対象としているので、浮遊操作や難しいテクニックは極力省いてある。実戦で使えるかはさておき、少し練習するだけでそれっぽく見えるので、ベッドマンを動かせている感が得られるだろう。なおトレーニングモードでの相手設定は「途中からガード」と「最初だけガード」を使い分けると良い。

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①ダストからのデジャブA’連携(ゼネス氏?)。頭上を通り過ぎようとするベッドマンが足元から現れる
画面端ダスト>前入力>6HS>タスクA’>(裏周り)近S>5HS二段目ヒットから1HS>タスクC>デジャブA’>前ジャンプ空中タスクB>デジャブA’ヒット>2K>5HS>タスクB

②ダストからのデジャブA’連携(そうりゅう氏)。突進してくるベッドマンが背後から現れる
画面端ダスト>前入力>近S6P近S>タスクA’>2P2P2K2D>デジャブA’>2S>2HS前ジャンプキャンセル空中タスクB>デジャブA’背後ヒット>(裏)2K>5HS二段目ヒットから1HS>タスクC

③投げからワープで近づいてワープで崩してワープで追撃する(Wiki?)
中央投げ>タスクA’>2P>デジャブA’黄色ロマンキャンセル>ほんの少し歩いて6HS(裏周り)>タスクB>デジャブA’ヒット>(表に戻る)近S>タスクC

④低空タスクA’による裏周りからの連携(ビーキョウ氏)
画面端2K>5HS>タスクB>低空タスクA'(2369K)>(裏)2K>近S>5HS>タスクB>相手が起き上がる寸前にデジャブA’黄色ロマンキャンセル>6HS(裏周り)>デジャブA’ヒット>(表に戻る)2K>5HS>タスクB

各必殺技コマンド:タスクA’=236K、タスクB=236S(6HSで裏に回っても入力は236のままで良い)、タスクC=236HS、デジャブA’=214K

①真上に判定強い昇竜だと空中タスクBが潰されてしまうかも。②の割り込みポイントはデジャブA’後の2Sだが、距離的にリバーサルを撃ちたくなる間合いではない。よって相手が画面を見ないで無敵技を連打しているか、知っていて命がけで無敵技を連打しているかのどちらかだ。読み合いの範疇。③は2P後に適当に暴れられるだけで潰れてしまうガバガバな連携なのだが、計三回ワープしていため見栄えが良い。④の低空タスクA’は有名な裏周り起き攻め。有名だけど相手が知らないことを祈ろう。

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操作キャラクターが手に馴染んでくれば五段くらいには成れるかなとゲームを始めた頃感じていたが、まったくその通りになった。使用キャラクターがベッドマンということで、実力で勝っているのか、相手の対策不足に甘えているのか、わからん殺ししているだけなのかはわからないが、とにかく五段に昇格した。

Steam版で遊んでいる分にはダウンを奪うまでの純粋なアクションゲーム部分で負けることは少ないので、コンボと起き攻めを伸ばして、キャラ対策を詰めていけば十段には上がれそうだ。対策の度合いとしてはソルカイメイレオあたりは十分な感じだが、ポチョエディアクセルスレイヤー医者ラムエルあたりは絶対的な対戦数が足りず不安。また、チップミリアヴェノムは明確な不利キャラであり、ターンを取れずに負けることも多い。足の速いチップとミリアはともかくヴェノム相手にはじっくりと遠距離でゲージを貯めてから攻める試合展開を覚えていきたい。