Flawless Widescreenを使って視野角を広げた以外は至極普通にプレイ。クリアして一番気になったのは水増し感があったことか。変化の乏しい雑魚敵との戦闘や謎めいていない謎解きなどは面白いように感じなかった。3割から5割ほどボリュームをカットした方がテンポが良くなるのではないだろうか。また、本作はシステム側がプレイヤーの所持している弾薬を監視しながら、ランダム要素という名目で出現する弾薬を調整してくるので、プレイヤーは弾薬不足から息苦しい状態になりやすい。これはある種、プレイヤーの頑張り(アクションの腕)が評価されないシステムだと言えよう。ヘッドショットを成功させたり、ナイフで節約したり、戦闘をうまく回避したとしても、弾薬が確実に増えるわけではないのだ。
よって「サバイバルホラー」としては上手く出来ていると言えるかもしれないが、アクションゲームとして見ると不満の強いものとなっている。ここで問題となってくるのが、サバイバルもホラーもそれほど重視されているように感じられない点だ。このようなジャンルがごちゃまぜで掴みどころがなく、息苦しいばかりのゲームだと、尺の長さが異様に気になってしまうものなのである。世間では何周も遊ぶほどの熱狂的なファンが多くいるようだが、やはり私はどれかに特化させたゲームの方が好きだ。
◆ショットガンの感触は良好。これと旧作のキャラクターが登場する以外に褒めるべきところは…ほとんど無い
◆アシュリー単独パートは過去作と同じラジコン操作+固定カメラ。やはりこれが落ち着く…と同時に恐怖演出のために非常に優れた手法であったと再確認できた