Legend of the Beast – 難易度Normalで二週目(24)

なんとなく頭の中に83という点数が浮かんだが、これはシリーズのファンが箸休め的に遊んだ評価だ。冷静かつ客観的に考えれば単体としては72点くらいが妥当だろう。リボルバーやチェンソーといった渋い武器でゲームを進行させていく様は、まるで装備の整っていないアクションRPGの序盤だ。弾薬と間合いの関係からショットガンすらも有効に使えない本DLCは爽快な時間があまりにも少ない。だからこそ、シリーズのファン向けDLCなのだ。たまにはこういうのもいいでしょ?といった感じなのである。前回は難易度Hardだったこともあり、難しく、あまり良いイメージが無かったが、今回はNormalということで割りと余裕を持って遊べた。火力の足りなさを立ち回りで補っていくデザインはまぁまぁ楽しめたとはいえ、やはり全体を通して「たまにはこういうのもいいでしょ?」といったレベルに留まっていると言わざるをえない。

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◆敵の姿形が見えるだろうか?弾薬の制限がキツいため、このような超遠距離から無限に使えるリボルバーで体力を削っていくのが基本的な戦術となっている

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◆とっさにチェーンソーを取り出せないと多くのダメージをもらってしまうので、素早く武器の切り替えができるのが望ましい

ひぐらしのなく頃に解 目明し編 – 外堀が埋まったか(5)

第五話目明し編は第二話の綿流し編の伏線回収が主だった。今作の主人公詩音と魅音の双子に関する二話で腑に落ちなかった部分がすごい勢いで埋まっていくのは心地よい。スッキリしていく。ただ、あくまでそれ以上でもそれ以下でもない。物語の核心部分…つまりプレイヤーが一番知りたい事柄には殆ど触れられなかったため、お預けを食らった感じだ。また、裏側を知ることができたこと自体は良かったが、全体を通した満足度は低い。その要因は主人公詩音の爆発的な感情にシナリオの焦点が当たっていることだ。正直、理解できなくもないがまったく付いていけない。単純に付いていけないのならば、無視すれば済む話だが、どうもその感情の高ぶりが「ひぐらしのなく頃に」のテーマとなっていそうなので、ある程度付き合う必要があるように思えたのだ。

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今回のビデオカードはSPECTRA 5400 Premium Edition(NVIDIA RIVA TNT2 Ultra)だ。このカードは販売会社のCanopusが独自の技術で、3D性能が優れているものの画質がイマイチだったNVIDIA製のビデオチップを高画質にした抜け目のない製品。よって通常のTNT2の画質でないことを断っておく。Canopus独自のドライバを入れてマシンを起動すると青色が美しく見える。Windows98の起動画面の青が透き通っているのだ。デスクトップでのシャープさもかなりのもので、Monster Fusionよりも気持ち下といったところだが、出回っているビデオカードの平均を想像するに十分高画質な部類に入ると思う。ゲーム中ではレナの制服と梨花の髪…つまり青だが、非常に美しく見える。うまい言葉が見つからないが、綺麗に見える青色が出ている感じだ。

ひぐらしのなく頃に 暇潰し編 – まだ足りない(4)

暇潰し編とは名ばかりの出題編最後の核心部分に触れるシナリオ。それを最後まで読み終わっても「まだ判断材料が足りないな」というのが素直な感想だ。薄々気が付いていたが、このゲームは論理で謎を詰めていくのではなく、想像で物語を補う方が大事なのだ。それが難しい。わりと真面目に読み進めているものの、きちんとした事実が少なく、ふわふわしたものを繋ぎ合わさないといけないのである。その繋ぎ合わせが合ってるのか間違っているのかが不明瞭すぎて気持ち悪い。しかし、それに耐え、辛抱強く、自分の”想像した正解シナリオ”が正しいのかどうかを大石刑事のように泥臭く調べ(リプレイし)ながら確かめていくのが理想的な遊び方なのだろう。

また、人間の仕業とオヤシロ様の祟りという二重構造のせいで物語が非常に理解にくくなっているわけだが、それとは関係なく、微妙な論理的思考が可能でありながら夢見がちでオカルト大好きっ子の私からすると、どこまでを現実的に考え、どれほどオカルトを混ぜていいのかが分からなくなる。本作に限った話ではないが、物語が筋道通りに進んでいる状態がもっとも心地よいのは確かだが、オカルティックがミルフィーユのてんこ盛り状態になると…そう、現実離れすればするほど逆に「ありえるなぁ」と素直に納得してしまうことも多いため、そのような人間が直感的に推理をしてしまうと、実は○○○がオヤシロさまの○○○で○○○を○○○に○○○できたりして○○○も○○○を有していて○○○を余裕で○○○とか、レナが○○○によって戻された時にはすでに○○○でこれが礼奈へ○○○というような、伏せないで書くと馬鹿にされそうな内容が自然と頭に浮かんでしまうのだ。このような妄想を頭から振り払いながら事実を積み重ねて道筋を作っていくのはとても疲れることなのである。

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今回使用したビデオチップは3Dfx社のVoodoo Banshee。製品名で言うとDiamond Multimedia社の「Monster Fusion」だ。某巨大掲示板群のログを読む限り、同じVoodoo Bansheeのチップでも販売会社によって基盤の品質、つまり画質が大きく違うらしいので一応記載しておく。Diamond社のはかなり良い方らしい。同社のOriginal Driverを当てた後にデスクトップ画面を見てみると、Windows98デフォルトの壁紙が美しい。背景の緑色が妙に濃く見えて艶めかしいのだ。それでいて全体のシャープさもなかなかのものである。Matrox G400MAXには劣るが…というか、G400がやりすぎなくらいに尖っているので、Monster Fusionの方が自然で綺麗に見える。まぁ好みの範疇だろうが。実際のゲーム画面では緑だけでなく全体的に色が濃く見え、かなり好みだ。Serious Engine 3以上のゲームを起動すると、いの一番に色調を”Vivid”に設定し直すほど濃い色が好きな私にはなかなか合っているビデオカードであった。

Unreal: Return To Na Pali – 難易度Hardで二周目(10)

本拡張パックUnreal: Return To Na Paliの出来が気に入らないとの理由で作られたMod「Operation Na Pali」をより良く楽しむため、難易度を上げてやり直してみた。…まぁ、記憶の通り可もなく不可もなくと言ったところだろうか。三つの新武器はそれなりに新鮮で、Combat Assault Rifleは弾持ちが悪い分即着弾で強力だし、Grenade Launcherも威力が高くセカンダリがトリッキー、Rock Launcherも弾速が速い素直な武器で使い勝手が良い。新敵もほんのりと記憶に残る程度のいやらしさを持ちながら、残りすぎるほどのストレスをプレイヤーに与えてこないので、十分に合格を与えられるレベルだ。ボリュームは流石に本家Unrealと比べると少なすぎるというレベルだが、個人的にはコンパクトにまとまっていてそれほど悪い印象はない。むしろコンパクトだからこそ簡単に二周目を遊ぼうという気になったわけでもあるし。良くも悪くも元々の出来が抜群に良いので、本編が好きならばなかなか楽しめるように思う。

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◆即着弾のCombat Assault Rifle。武器枠が同じMinigunが即着弾になった感じだ。異様なほど燃費が悪いので、適当に撃ってるとすぐに弾薬が尽きる。また、強力ではあるが超強力というわけではないので、温存しておいてここぞという時に使うものでもない。そのためどこで使えばよいのかが分かりにくい武器だ

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◆弾速の速いロケットランチャーRock Launcher。ノーマルロケットランチャーに比べて威力が低い気もするが、そうは言っても爆発物に変わりない。直に当ててよし、足元を狙ってよしの使いやすい武器

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ひぐらしのなく頃に 祟殺し編 – 確かな情報が少ない(3)

お気に入りの沙都子に焦点を当てた三話目の祟殺し編は、ホラー色が強く満足感の高いものであったが、同時に不快感も強かった。不快の源は主人公圭一の独善的な思考と不可解な行動だ。「カルシウム足りてる?」といった突っ込みでは間に合わないほどのレベルで今までの彼とは別人なのだ。それらをまとめて”祟りの表現”として狙って書いているのならば良いのだが、そうでないのならばあまり褒められない。推理の面では、圭一の主観的なテキストが多いことから、確かだと思える情報が少ない。よって前回と同じで「どこに頭を使えばよいのかわからない状態」のままだ。理想はオマケモードでもほのめかされているように鬼隠し編をやり直すのが一番なのだろうが、だんだんと物語から心が離れ始めているので、さっさと次に進もうと思う。

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今回使用したビデオカードはATI社のRage 128 Pro(ALL-IN-WONDER)。スクリーンショットでどこまで伝わるかはわからないが、赤み帯びた色味が実にこの手のゲームに向いている。大げさかもしれないが、デフォルトの状態ではどのビデオカードよりもキャタクターに血が通っているように見えるのだ。流石ATIはこの発色を売りに市場で戦っていただけのことはある。ただ、その発色以外はかなり酷いもので、デスクトップ画面(XGA)をチラ見するだけでも滲みボケているのが分かる。動画やゲームでは気にならないだろうが、通常のPC使用には限りなく向かない。