Chernobyl Underground – ナノスーツ着ちゃいました(3)

Chernobyl Undergroundは過去にバリューFPSとして制作したChernobyl Terrorist AttackとChernobyl Commandoをベースに特殊能力(ほとんどCrysisのNanosuit)を追加したゲームだ。しかしながら、過去作からゲーム全体が殆ど変わっておらず、せっかく追加した特殊能力は効果が弱く、Normalをクリアした限り恩恵が少なく、楽しさに結びついているようには思えなかった。簡単だった難易度がより簡単になっているのが致命的で、特殊能力を使うことで大きく有利になる敵を追加するような工夫が欲しかった。

特殊能力は全部で4つあり、アーマー、敵の居場所表示、ガンマを上げる、バレットタイムとなっている。この内使いやすいのは前者の二つで、アーマーは緊急回避として、敵の居場所表示は単純に強力。後者のガンマを上げる機能は、敵の居場所表示の下位互換という感じで存在理由が見当たらない。バレットタイム自体の性能は悪くないが、敵AIが機敏というわけでもないので必要性をほとんど感じなかった。

ChUnder 2013-11-22 21-24-03-60_R2
◆敵の居場所が分かるのは、良くも悪くも強すぎる印象

戦闘について

  • 基本的にSMGとARで中距離から遠距離で撃ち合い。弾薬もこの二つしか拾えない
  • ヘッドショット成功時には$200貰える、特別な意味は無いが嬉しい。ヘッド判定は肩まで
  • ショットガンは中距離からでも高威力で爽快。アーマー機能を利用して突撃可能
  • グレネードランチャーに限らず爆発物の範囲が広めで、同時に倒せるのが気持ち良い
  • スコープの付いてるライフルは万能性能で、遠くの敵を簡単に掃除できる

どの武器も特徴があり撃っていて楽しいのだが、弾薬補給がわかりにくいのが気になった。MAPをくまなく探すような必要はないが、印もなく、鈍く光っているだけの弾薬BOXは非常に見逃しやすい。あまりに武器の自由がなく、オカシイと思った後半からはいくつか見つけることができたが、もう少し派手に光らせてもいいと思う。これにガンマを上げる能力を使うのだろうか?

ChUnder 2013-11-22 00-26-56-67_R2
◆咄嗟にアーマーを作動できれば、ほとんど死ぬことはないだろう

  • HUDのバイザー表示、足音は気に入っている
  • 過去作にあったミリタリー色は消えている
  • 半端じゃないロード時間の長さと、ゲームボリュームの短さ。

Chernobyl Terrorist Attackよりは面白いが、Chernobyl Commandoからは悪くなっている(同じ人間がデザインしているとは思えないが)。ストレートに言うと、過去作をやっている人にはもちろん、新しく遊びたい人にもオススメできない。Crysisが面白かったのはFar Cryというよく出来た基礎があったからであって、平凡なゲームに万能感溢れる特殊能力を付けても良くはならないよなぁというのが率直な感想だ。

Final DOOM – The Plutonia Experiment / Hurt me plenty(11)

TNT: Evilutionがイマイチだったので、あまり期待しないでThe Plutonia Experimentを始めたのだが、全体の7割ほどのMAPを楽しめたので、遊んでよかったと思う。これはMilo CasaliがデザインしたMAPが面白かったという意味だ。残りは兄のDario Casaliがデザインしてるのだが、こちらはEvilution以上ではあるが及第点といった感じで特別面白いとは感じなかった。

難易度はHurt me plenty(Normal)であったが、難しさはUltra-Violence(DOOM2)に近い。目の前の敵を全て倒せるには倒せるが、弾薬不足になる可能性がチラつくので同士討ちを適度に狙っていかなければいけない。これは無論良いことだ。なお、敵が出現すると同時に後ろのドアが閉まることも多く、下がりながらの戦闘を許してくれないので、必然的に前面に攻める展開となる。また、Plutoniaに限って言えばDOOM64と似た雰囲気で、戦闘が激しく、最後のDOOMとして遊びがいのあるもので良かったと思う。満足した。MAP18: NeurosphereとMAP23: Tombstoneが特にお気に入り。

gzdoom 2013-11-17 22-24-11-68_R2
◆アーチバイルは厄介な敵ではあるが、数をこなしていけば攻撃可能なタイミングを覚えたり、距離を詰めるなど対応方法が分かってくる

Gore: Special Edition – 射撃感とスピード感とゴア表現の三拍子

Gore: Ultimate Soldier(2002)のシングルキャンペーンにフルアクセスできるフリーのGore: Special Edition(2007)をクリア。名前通りの強いゴア表現と初代Quakeのような速さが、目の前の敵を倒すだけのシンプルなゲームデザインに合っていて、中々に爽快で楽しめた。気に入っているのはスピード感がありながらもヘッドショットが重視されてるところだ。適当に撃つよりも頭を狙った方が明らかにダメージ効率が良く、狙いを付けるする見返りを感じやすい。特にハンドガンは射撃感と発砲音がよくできていて、敵の頭に連発で撃ち込むとサクサク沈められるのが、実に爽快である。

軽い攻略

  • しっかりと歩いてクリアリング
  • 回復剤や弾薬を丁寧に探す
  • ヘッドショットを狙う

プレイヤーの移動速度が速いからといってスポーツ系のノリで戦うと痛い目にあう。全編を通して大きなダメージを受けるのはクリアリングミスからだ。その為、敵が出てきそうだなと思ったら「歩いて」丁寧にクリアリングする必要がある。逆に言うと、不意打ちさえ貰わなければアーマーが削れる程度のダメージで戦闘が済むのだ。また、HPや弾薬は常に確認しておきたい。足りないと感じたらMAPを探してみよう。結構な数を見つけられるはずだ。そして、できるだけ敵の頭を狙っていこう。ヘッドショットを成功させると弾薬に余裕がでてくるので、どんどん状況が良くなっていくし、当然ゲームプレイも面白くなる。

コレはちょっとなぁ

  • ステージ開始時にセーブされないので、毎回手動セーブをしないといけない
  • スポーツ系なのにやってることはリアル系、でもAutorunが切れない
  • 珍しいスタミナシステムが導入されているが、シングルではほぼ機能していない
  • Win7ではセーブとロードがうまくいかなかった。XP環境は終始安定

味方を護衛するミッションは、AIが馬鹿すぎてプレイヤーへの嫌がらせになっている。わざわざ前線に飛び出して敵に殺されにいくのはまったく笑えない。別の階に置いてきぼりにしてからプレイヤー1人で掃除して打開。


短所が多いのも確かだが、射撃感とスピード感とゴア表現の三つが飛び抜けてよく出来ているのでトータルで見ると大きくプラス。こういうゲームは大好きだ。

Gore 2013-11-14 17-42-16-68_R2
◆ゴア表現を一番楽しめる武器はショットガン。セカンダリでシールドを張ることが可能なので、安全に接近した後にプライマリのショットを撃つのが良い

Gore 2013-11-15 15-56-54-68_R2
◆チェーンソー骸骨

eXceed – Gun Bullet Children / 懺悔の…時間だぜ…(1)

Real Arcade Pro 2(セイミツレバーに換装)をJoyToKeyで変換して遊んでみた。

  1. プラクティスで感じをつかむ(Normal)
  2. 加賀谷千夏でストーリーモード(Easy)
  3. 邦泉雅でストーリーモード(Normal)

1.プラクティスで感じをつかむ(Normal)

「萌えキャラの弾幕STG」以外の情報を知らなかったので、どのぐらい難しいのかプラクティスで試してみる。難易度はNormalで始めてみたが、ヒーヒー言いながらボスまで辿り着くも、濃い弾幕に追い返される。どうやら簡単には勝たせてくれないゲームようだ。

2.加賀谷千夏でストーリーモード(Easy)

eXceed 2013-11-10 22-43-41-1698

難易度をEasyに落としてオートボムをONにするだけでかなり楽になった。結果だけを言うならばコンテニュー二回でクリア。詰めていけばコンテニュー一回か無しまで持っていけそうな感じがしたので、思っていたよりもSTGというものを面白く感じた。ゲームプレイには関係ないが、お気に入りの加賀谷千夏は重度の厨二病で、これでもかというぐらいナナメな台詞を喋ってくれるので物語の盛り上げに一役買っている。しかし聞いているこちらが恥ずかしくなってしまうので、顔が真っ赤にしながらプレイするハメとなる。

3.邦泉雅でストーリーモード(Normal)

eXceed 2013-11-11 19-20-38-3996

難易度をNormalにして挑戦。加賀谷千夏は広範囲に弾を撒くタイプだったのに対して、邦泉雅は一点集中のパワータイプだ。雑魚敵は処理しにくいものの、ボスを相手にする時は、高い攻撃力でゴリゴリと押していけるので強力だ。結果はコンテニュー三回目の復活無敵時間中にクリアということで、もう少し丁寧に遊べば良かったと思う。

とにかくマニュアルが無くて困ったので、へたれシューターのHomePageのシステム解説及び攻略情報に助けてもらった。ゲームはオートボムと無限コンテニューに頼りっきりで自力でクリアしたような気がしないけれども、意外と面白く遊べたので、さらさらっと他のSTGタイトルも遊んでいきたいように思う。先日読んだ書籍に東方シリーズは弾幕攻撃に名前をつけて親しみを持ってもらうことで成功した」と書かれていたが、実際に遊んでみると、その試みは東方シリーズではないにしろうまくいってるように思う。

eXceed 2013-11-11 19-32-50-32_R

Final DOOM – TNT: Evilution / Hurt me plenty(10)

TNT: Evilutionを難易度Hurt me plenty(Normal相当)でクリアした。Final DOOMはTNT: EvilutionとThe Plutonia Experimentの二つのMegawadが収録されているアドオンで、今回プレイしたのは簡単な方だという話だ。実際、難しい所はなかった。全体的に迷路のような構造ばかりになっているが、さほど複雑ではないので、気合と根性があれば進められるだろう。また、単純な迷路ではなく、アトラクションの巨大迷路のような狭い場所も多いので、とっさに火力の出せるコンバットショットガンを持つのが安全だ。というか、あまり戦闘バランスが練られていないようで、コンバットショットガンの使用を推奨されすぎていて、それ以外の武器を使う必要性が少なく、武器の切り替えの無い単調なゲーム展開が続く。

gzdoom 2013-11-05 22-25-26-55_R

実のところTNT: Evilutionはあまり面白くないと思う。ここが悪いあそこが良いと言えるほど感性が鋭くないのでうまくは書けないのだが、とにかくDOOM特有の興奮が無かったのは確かだ。これはUltra-Violenceにすれば改善される類のものではないと思う。次に遊ぶThe Plutonia Experimentに期待することにしよう。

gzdoom 2013-11-08 21-49-23-34_R
◆Cacodemonと戦った記憶がほとんど無く、マスコット不在の印象