Rogue Warrior – 誰でも簡単Assassin

いつかはやりたいと思っていたRogue Warrior。評判は最悪で「買ってはいけない」とまで言われているゲームなのだが、普段からCity Intaractiveやロシア産のFPSを遊んでいるせいか損した気分にはならなかった。むしろこちらの方が作りがまともだったので、かなり遊べてしまった。難易度はNormal相当でゆっくりと三時間ほど。

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◆Stealth Killのパターンが豊富

Stealth Killだけしたい!

最初に言っておくが、私は「Stealth Killだけ」をやりたいのであって「Stealth」はやりたくないのである。つまりは面倒なことをせずに美味しいところだけをつまみたいのだが、そんなことを許してしまうとプレイヤーがやりたい放題するだけの何一つ面白いくないゲームになってしまう。しかしながら開発会社のRebellionはいつも通りというか、その大失態をやらかしてしまったのだ。既に知っているかもしれないが、Rogue Warriorの敵AIは物音に反応することはなく、不自然に背中を向けたまま出現するので、こちらが全力疾走しても気付かれること無く、簡単に背後を取ることができてStealth Killが可能なのだ。この目の前に差し出された”子羊”を美味しいと感じるかどうかで、このゲームの評価が決まるだろう。当然私は美味しいと感じたのだが、それは少ないボリュームだからというのもある。本作はStealthを頑張った褒美にStealth Killがあるのではなく、最初からStealth Killをやらせてくれる「とても親切なゲーム」だ。Stealth Killだけが好きという人はセールを待ってみても良いだろう。

戦闘について

銃弾は真っ直ぐに飛び、ヘッドショット判定もあるのでシューター的にも遊べる。…はずなのだが、結構な頻度で当たり判定がズレるので、敵が動かなくなるまで撃ったほうが安全。なお終盤はステルス要素が無くなり、ドンパチ系のゲームになる。

  • ショットガンがそこそこの使い勝手で、マガジンを前に投げるリロードが珍しい
  • 手榴弾は多めに手に入るので、ポイポイと頻繁に投げることができる
  • ライトマシンガンは弾持ちが良く優秀。一度に持てる弾薬の量も魅力的だ

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◆カバー行動が非常に強力

Commandos: Strike Force – 様々な顔を持つステルスアクション

  • Commandos series 未プレイ
  • Hitman series 未プレイ
  • 普段はクリアを優先するアクションゲーマー

普段遊んでいるゲームとは真逆の位置にあるCommandos: Strike Forceを難易度Normalでクリア。ステルスを重視したゲームのAIは賢すぎると思っていた時に、適度に馬鹿で遊びやすいと教えてもらったのがこの作品だ。ある程度の銃撃も許されているので、面倒になったら倒してしまえば良いので、ストレスが溜まらない。自由度があるというよりは強制されていないといった感じ。

どうやら過去作のStrategyファンにもFPSプレイヤーにもそっぽを向かれてしまったようだが、ゲームの全体の出来はなかなか良いので、「たまにはヌルいステルスをやりたいな」というアクションゲーマーにはオススメできる。逆に、戦闘の難しいミッションがいくつかあるのでアクションが苦手という人は注意が必要だ。徐々に難しくなるのではなく、いきなり難しい操作を要求されるので練習する時間が無い。

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◆Game EngineはJupiter EXに似てるがRenderWare。音の定位置が良く、銃声も迫力があるので気に入っている。サラウンド環境でのプレイ価値あり。問題点は目標や会話などのテキストが消える前に、後からくるテキストが重なって表示されるため読めなくなること

スパイ、スナイパー、アサルトの三人を切り替えながら進めていくゲームデザインは残念ながらうまくいっているようには思えない。全体的に練り込み不足で、切り替えする必要性を感じないし、切り替えたあとに操作していないキャラクターを見ると棒立ちになっているのが没入感の阻害につながっている。しかしながら、敵の拠点にスナイパーを潜入待機させ、スパイが通信室を乗っ取り、本隊とアサルトがその連絡を受け、一気に奇襲する。といった抜群に噛み合っているミッションも存在するので、ダメなところばかりというわけでもない。


各ステージでゲーム性が大きく異なるので一概に「○○のようなゲーム」とは言えないが、目標を力ずくで突破しても、頭を使って解決しても、クイックセーブでゴリ押しても、Secondary Objectivesを達成して有利な状況にしてからゆっくり攻略しても良し。というようにプレイヤーに選択肢が与えられているので、プレイスタイルに合わせて好きな様に遊ぶと良いだろう。

私はどんな間抜けなAIであろうとStealth Killできれば気分が良くなるので、ステルスと戦闘を半々ぐらいにしてさっくりと楽しんだ。遊んでいると、全体の統一感の無さや多すぎる敵の出現など気になることも出てくるが、あまり神経質にならずに適当に遊ぶほうが楽しめる。

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HacX: Twitch ‘n Kill – サイバーパンク風Total Conversion

今回遊んだのはDOOM2のTotal Conversionとして1997年に(未完成のまま?)発売されたHacXをバグ修正して、スタンドアローン(IWAD)に作りなおされたものだ。もちろんGZDoomやDoomsdayなどのソースポートも使えるので、割りと気軽に遊べるようになっている。私がプレイしたのは10年越しに完全版にしている最中というHacx 2.0[r61]であるが、不安定というか作りかけなので、普通に遊ぶのならば安定している(と思われる)HacX 1.2の方がいいだろう。感想としては、最大ヘルス400が一瞬で溶けるような戦闘バランスは尖っていると言わざるを得ないが、それを差し引いてもサイバーパンクな世界がよく出来ているので、好きな人は楽しめると思う。私はかなり楽しめた。

武器が充実するまで我慢

とにかく最初のMAPがつまらない。敵の数が多く、武器も弱く、MAPが異常に広いので、恐ろしいまでに取っ付きにくい。DOOM2の経験者を前提にしてあるとはいえ、人を選ぶのは間違いなさそうだ。少し進むとチェーンガンに相当するSMGを手に入るので、急に戦闘が楽になる。ここいらからゲームを楽しむ余裕がでてくるはずだ。基本的にはDOOMの武器バランスそのままなので頭を悩ます心配はないが、射撃感が異常にフワフワしているので、戦闘感覚はかなり違う。

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◆敵の数は無駄に多い。1度に20体以上の集団が目の前からダラダラと出てくる場面も多く、手を抜いているように感じる

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◆ビキニアーマーのねーちゃんには蘇生能力が有り、DOOM2のアーチバイル的な存在

PlayStation Doom TC – Final DOOM[Ultra-Violence](14)

アーチバイルの居ないFinal DOOMには興味がなかったのだが、ゲーム内容の半分がMaster Levelsと知ったので軽く遊んでみた。クリアした感想としては、強い敵が配置されていないのが気になった。難所にはRevenantとHell Knightがいるばかりで、Baron of HellやMancubus、Pain Elementalを殆ど見かけない。PlayStation版は途中セーブができないので、しょうがないといえばしょうがない調整かもしれないが、先日PC版を遊んだ身からすると、やはり物足りなさを感じる。

Master Levelsを入れたのは正解だったか

Final DOOMのEvilutionとPlutoniaはコンソール機に移植するならば、理不尽すぎるバランスを絶対に見直さなければいけないので、中身が変わっても当然だと受け取れる。しかしMaster Levelsはどうだろうか。本来なら毎回ピストル一丁から開始し、ショットガンはどこじゃー!と血眼になって探しに行く展開が、所持武器がリセットされないせいでヌルいだけになってしまっている。さらに、選び抜かれたMAPは安心して遊べる代わりに、凝ったものではないので、戦闘と謎解きの両方がDOOM2と同等かそれ以下になってしまった。

とてつもなく丸くなったMaster LevelsとFinal DOOMを組み合わせたPlay Station版Final DOOMは、一周遊ぶには悪くないが繰り返して遊ぶにはあまりに面白みがない。

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◆スイッチを押した!さぁ戦闘だ!敵が弱い!

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◆Spider Mastermindは…やっぱり出てこない。代わりにArachnotronの群れ

Redneck Kentucky – これもまた一つのFPS

ひたすら鳥を撃ってスコアを稼ぐだけのシンプルなFPS。なんのためにスコアを稼ぐのかわからなかったが、最終ステージのアンロックに必要となっている。そのため各ステージで気を抜かずにスコアを稼がないとゲームクリアできない。単純に鳥を撃っているだけでもそれなりにスコアを出せるのだが、各ステージごとにボーナス得点を狙う方法があるので、歩き回って「仕掛け」をチェックしておくと良いだろう。恐らくボーナス得点=仕掛けを利用しないと、最終ステージに必要なスコアを稼げない。かなり退屈ではあったが、一時間ほどで終わったので息抜きとしては中々良かったように思う。以前、同じようにターゲットを狙うだけReload: Target DownというFPSを遊んだが、あっちは完全に真剣勝負だったので、本作とは毛色が違う。

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◆Unreal Engine 2.5のおかげで射撃感は良好

マウスの感度調整

Aimするだけのゲームなのに、一番重要といってもいいマウス感度の設定がオプションから変更できない。これがCity Interactiveクオリティ。ゲーミングマウスだとデフォルトの感度が高すぎるので、まずは2.0を1.0あたりにしてみたらどうだろうか。

DefUser.ini
MouseX=Count bXAxis | Axis aMouseX Speed=2.0
MouseY=Count bYAxis | Axis aMouseY Speed=2.0