SPYmaps Ion Fury 2 – しげるといっしょ

クリア直後から気になっていたカスタムマップのSPYmaps Ion Fury 2を軽くプレイ。豊富なロケーションを支えるリニアな構造はオリジナルIon Furyのプレイ感覚に近く、最初から最後まで楽しく遊べ、クリア後にもう少しだけ遊びたいという欲求に素直に答えてくれる出来であった。・・・という感想だけでは少し物足りない気がしたので、同制作者が過去に公開したPREY(2006)のカスタムマップにも触れてみた。こちらも同様に本編に似たものを少しだけ遊びたいというプレイヤーに向けた作りであり、なにやら設計に思想があるように思われる。


◆ドラム缶を見ると心が躍る


◆重力の作用方向が変わる仕掛けを見ると三半規管が防御態勢に入る

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Ion Fury – 周囲を見物しながらゆっくりと

Duke Nukem 3DやBloodなどのBuild Engineのゲームが好きであればマストバイ、それ以外のプレイヤーに合うかは分からない。同時期に発売したオールドスクール型シューターのDUSK(2018)は3D描画ということもあり比較的幅広い層のユーザーが楽しめる設計だったが、本作に採用されているBuild Engineは疑似3D(2.5D)であり、かつ癖も強め。経験者向けに作っていることも大きく、地を這ってくる敵や空中から攻めてくる敵など対処に手間のかかる相手が多く出現し、癖の度合いが上がっているのである。

これらと楽しい気分で対峙するためには、やはりシークレットを発見し戦力を整えるいく必要がある。そのシークレット探しこそがBuild Engineのダイナミックな描画力を活かした優れた点であり、id Tech1(DOOM)との差別化を図っているところなのだ。よって目の前の敵を倒す以上に余裕を持ちながらmapをうろうろするのが大事。やや人を選ぶゲームではあるものの、ビジュアルから難易度調整、プレイ感覚まで総合的に質は高く、満足感のあるゲームに仕上がっている。より詳しくはSteamのカスタマーレビューを参考にしてもらいたい。

Killing Floor 2 – 一年ぶりに遊んでみた(2)

確かE.D.A.Rという敵キャラが追加されたあたりでゲームを止めた記憶がある。久しぶりにゲームを遊んでみると、ヤツらは随分と弱体化された印象だ。強力な武器も増えたことからプレイヤー側の火力が増えたようで、よりのんびりと気楽に遊べるゲームになった気がする。最近追加された新ボスMatriarchは手ごわいが、ボスという性質を考えると妥当な気もする。今回は難易度Hardをメインに、去年触らなかったクラスを中心にチームの構成を見ながら選びプレイした。

  • Berserker…触ってみたら意外と面白かった。パリィを駆使しながらの肉壁はまさにバーサーカーという感じでCo-opしている感が強い。他のプレイヤーの邪魔をしているかどうかは気にしないようにした。そのためのHardなのだ
  • Gunslinger…KF1とは逆に、ある程度動きながら撃つのがKF2のデザインのようで、それに最も適しているのがこのGSだろうか。良くも悪くも強さがAIMの腕に左右されるため、変な緊張感がある
  • Firebug…Helios Rifleが追加されたおかげで大型相手にも戦えるようになり、安定感が増した。攻撃職としての価値は上がったが、個性(アイドル的立ち位置)は減ったかな
  • SWAT…味方にサポートがいれば選択。弾薬に余裕があるなら素早い雑魚処理が可能でトリガーハッピーを楽しめる
  • Demolitionist…ボス戦でチームの火力が足りない時に選択
  • Field Medic…周りどころかHPも見ていないプレイヤーがいるときに選択
  • Support…難易度Suicidalで遊ぶときに選択。弾薬配布要員
  • Sharp Shooter…良くも悪くも強くて生真面目なPerk。味方の構成(理解や空気を含む)によって楽しさが変わる
  • Commando…今回は不使用。安定して射撃とチームプレイを楽しめる良Perk
  • Survivalist…今回は不使用。ゲーム全般の理解度が低いからかこのクラスでやりたい事がない


◆ヘッドショットが成功しているうちはノリノリであるが、地形やよろけなど様々な要因で頭に当たらなくなると、それに引きずられ調子の方もどんどん下がっていき変な汗が出てくる…


◆とりあえず主要なPerkを20まで上げて一段落

DUSK – クリア報告(1)

評判が良さそうなのでGOGで購入してみた。Episode1と3を難易度I Can Take it(Normal)で、Episode2を難易度Cero Miedo(Hard)でプレイ。ゲームを構成するほぼ全ての要素が高水準であり、不満はない。取り分けよく出来ていたのはマップデザインだろうか。ストレスにならない程度にルート探しが要求されるので、アドヴェンチャー的な楽しみも感じられる。変に凝ってしまうと長時間銃が撃てなくなる事態にも繋がるのだが、プレイヤーへの案内が上手であった。この手のゲームのファンに対して「とりあえず買っておけ」と自信をもって言える。

Legends of Iconoclast: Scourge of Humanity – 濃い(11)

Blood界隈では有名らしいアドオンのLegends of Iconoclast(2001)をリニューアルしたLegends of Iconoclast Remake(2011)を流行りのソースポートに対応させたLegends of Iconoclast Remake BloodGDX(2018)の前半部分にあたるScourge of Humanity(全28Level)をプレイ。

アドヴェンチャー要素が強いのが特徴であるが、単にロケーションが豊富であると言い換えても良い。古城から森林、水中、神殿、街、Redneck Rampageのトレースまで、どこまでも薄暗い色調のままプレイヤーを陰鬱にさせ続けてくれる。難易度は戦闘謎解き共に高く、Skill2でもあっさりと死ぬので、様子を見ながら自分に合ったものに変えると良いだろう。全体的な質は高いが、あまりに内容が濃いため、クリア後にはお腹一杯になっているように思う。