Duke Nukem 3D: Megaton Edition – Duke Caribbean: Life’s a Beach(17)

開発はDuke It Out in D.C.と同じSunstorm Interactiveで、南国をイメージしたようなMAP構成になっている。銃器も水鉄砲やパイナップル、バナナとなっており陽気な雰囲気だ。外見だけが理由なのだがMegaton Editionに収録されている三つの拡張パックの中で一番気に入っている。

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最初のステージだけ非常に複雑になっているが、それ以降はあまり困らないだろう。爆発物を撃ってくる新敵のInflatable Sea Monster(竜の浮き輪)が面倒な場所に配置されて鬱陶しいが、ビョンビョンと大きな跳ねる音が聞こえるのでそれなりに対処可能。他の拡張パックと同じような感想になってしまうが、「Duke」「南国」というキーワードにピンとくれば遊んでみてもいいだろう。五時間ほどのボリュームだ。

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◆巨大なアスレチックプールで遊べるのがユニーク

Duke Nukem 3D: Megaton Edition – Duke: Nuclear Winter(16)

一言で言うと「北極に行ってサンタをぶっ倒す」拡張パック。開発はSimply Silly Softwareという会社でDuke Nukem 3DのカスタムMAPを専門に作っていたようだ。彼らの作った本作の出来は、本家やSunstorm Interactiveの拡張パックに比べるとアッサリ気味だ。DukeというよりはDOOMに近い感じで、ギミックで楽しませるよりはストレートなシューターといったところ。これはプラスでもマイナスでもあると思う。

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戦う機会の多い雪だるまが丸めた雪を投げてくるのだが、当たると視界が大幅に揺れるのでなるべく食らわないようにしたい。二体以上を相手にすると一回のミスで何も見えなくなったまま死ぬこともある。進行ルートとキーカードの場所がわかりにくいのを除けば、ラスボス(サンタ)の強さが異常なだけの拡張パックになっているので、本編をクリアした後にも、もっとDukeで遊びたいという人はさらっとプレイしてもいいと思う。

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◆すごくHangar

Shadow Warrior Classic Redux – 手に取りやすくなった迷作(1)

日本を勘違いした世界観が特徴のShadow Warriorを遊んでみた。怪しい漢字の看板や唐突に貼られているアニメポスターなど、普通じゃないゲームという雰囲気がそこらかしこから感じられるので、目でも楽しめる。

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しかし残念なことに全20レベルの半分過ぎたあたりから勘違いジャパン要素が徐々に失速。東洋風のMAPから一転、壊れた建物、岩山、戦艦などのMAPばかりになり、同社のDuke Nukem 3Dと殆ど変わらないようなロケーションになってしまう。あと実際に遊んでみるまで分からなかったのだが、Shadow WarriorはアクションFPSとしてのバランスが悪い。敵の攻撃が避けにくい上にダメージが高すぎるからだ。なので慎重に削っていくのが基本的な戦術となるはずだが、それにしては手裏剣、ショットガン、サブマシンガンの弾薬が少なめ。逆にロケットランチャーとグレネードランチャーが豊富なので、適当に爆発物をぶち込むという大味なゲームデザインとなっている。これが火遁の術や微塵隠れの術で敵を爆破!というものであれば、もっとユニークになったのではないかと思うが。

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後半は特徴のないMAPで戦闘バランスが悪いだけのシューターとなってしまっているわけだが、Shadow Warriorの大元になっているDuke Nukem 3D(Build Engine)のおかげか、そこそこ遊べる質は保てている。同じBuild EngineのDuke Nukem 3DとBloodが85点の出来だとすると、Shadow Warriorはレベル1からレベル4までが80点、レベル5から12までが75点、レベル13から20は65点ぐらいだろう。物珍しさでは評価できるゲームだが、シューティング部分はデコボコしたゲームのように感じる。

リマスター万歳(BANZAI)

去年まで本家3D RealmsのDL販売でShadow Warriorを買おうか悩んでいたのだが、先日GOG.comで販売開始されたのを聞いて喜んだのを覚えている。しかしソースポートのクラッシュ問題を解決できなかったので、気分が萎えてしまったのだ。しょうがなくBloodのようにDOSBoxでプレイしようか迷っていた時にちょうどよく、Shadow Warrior Classic (1997)Shadow Warrior Classic ReduxがSteamに登場したわけだ。これは非常に助かった。このところクラシックFPSが立て続けにリマスターやリメイクされているので、ファンとしてこの流れが続いてほしいと切に願っている。

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◆汚物の消毒

Colin McRae: DiRT – グリップが強いのは正義(7)

前々から興味のあったDiRT1をFPSの息抜きとして遊んだ。難易度はClubman(2/5)ということで全体的に余裕を持って走れた。ただ、最後の最後辺りはかなりの接戦となった。

コーナーを曲がれれば、それでイイ

どうもレースゲーマーの人からすると「グリップが強すぎる」らしいのだが、私にはこれで丁度よく感じる。というのもコーナーを曲がるのに「認識と減速」以外のテクニックを知らないからだ。その点DiRTはコースがテクニカルになっているものの、ゲーム的な強力グリップが効いているので、ミニマップを見てしっかりと減速をすれば曲がれない箇所は無く、スリップしないので、ずっと気分よく走ることができる。

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本当はラリーだけを遊びたいのだが、残念なことにレースも走る必要がある。私は対戦相手が見えていると、どうしても無理なコース取りをしてしまうのでレースが苦手なのだ。本来は対戦相手を避けながらゴールを目指すべきなのだろうが、リトライをしたくない一心で、Tier8からはCPUを押しのけるラフなプレイに移行させてもらった。


長時間ラリーを気持ち良く走れた。他のレースゲームでは頻繁にスリップしてしまうという人でも、本作ならスリップせずにしっかりとコーナーを曲がれ、綺麗に走行できると思うので、ラリーが好きならやってみると良いだろう。

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◆先日から始めたコックピット視点にも慣れてきた。運転している感覚が増えるので、三人称視点から移行してよかったと思う

遊ぶ予定のゲームとTitanQuest

QUAKE II Mission Pack: Ground Zeroを一時間ほど遊んだあたりからタレットの処理が精神的にキツくてFPSは当分見たくないという気持ちに。そのクリア後からDiRT1でのんびりとした運転に切り替えるも、やはり運転するばかりだと銃が恋しくなるのでTPSのRed Faction: Armageddonを触ったみたという経緯。

遊ぶ予定のゲームリスト

  • DiRT / 独りで走っている感触が良い
  • Shadow Warrior Classic Redux / そこそこ面白い、気が向けば拡張まで
  • Final DOOM / 鬼のような難易度かと思ったが、TNT序盤は普通に思えた
  • Duke Caribbean: Life’s a Beach
  • Duke: Nuclear Winter
  • Red Faction / 初代はどんなものだろうか?

Titan Questで困っている人へ

Titan Quest まとめ にも加筆しておいたが、ゲームの進行で行き詰まったら、個人のサイトやブログよりもTitan Quest Wiki を見て欲しい。特にビルドガイドの項目では攻略方法や安定したビルドを紹介しているのでヒントになるだろう。

私だけに限らないと思うが、ひと通りTQをプレイした人間は新規の人に「クリア出来ないビルドは無いから、好きなマスタリを組み合わせて好きなように遊んでほしい」と願っているはず。しかしそれはプレイ時間が膨大に増えてしまう可能性にも繋がるから、詰まったり飽きてしまうよりは強ビルドでサクサクと攻略してもらって、ゲーム自体を気に入ってもらいたいのだ。