ものスゲェ面白いステルス忍者アクションゲームでした。超満足。
Marathon – 低重力を体感(2)
なんとなく始めてみたら非常に面白かったため、最後まで遊んでしまった。ただ、後半はセーブポイントが異常に少なく、幾度と無くやり直しをさせられたので、ため息混じりのリトライが重なっていき、随分と骨のあるゲームのように感じた。ターミナルのAIから得る情報でストーリーを紡いでいくというのは、私には新鮮であり、なかなか気に入っている。しかし中盤からは、読んでいる最中に敵に殴られたり、酸素が減っていくような過酷な状況下にさらされていくので、だんだんと没入感が減っていき、最終的には話に集中できなくなってしまった。
宇宙で戦っている感覚
Marathonが他のFPSと違うところは重力が極端に小さいことだ。そのためプレイヤーはフワフワしたキャラクターを操作することとなるので、一人称視点で遊んでいると本当に宇宙で戦っている(存在している)感じを味わえる。特に段差がある場所で戦闘している時の、足を踏み外した際の着地まで無防備な時間の長さといったら、このゲームでしか味わえない感覚だろう。また、うまくできてると思ったのは、重力が小さいことを利用して他のゲームではできないような足場移動をゲーム内に組み込んでいることだ。5メートルほどの足場を難なくダッシュで通り越す様は、マリオブラザーズのBダッシュで落とし穴を回避しているようで、非常に懐かしく心地よかった。
Judge Dredd: Dredd vs. Death – 小気味の良いB級FPS
ストーリーモードを五時間ほどでクリア。原作及び映画を見たことがないので、ジャッジドレッドの知識がほとんど無いのだが、射撃感が良いおかげで最初から最後まで楽しく遊べた。ドレッドには、とにかく悪人を裁きまくるイメージを持っていたが、理性の無いゾンビやスケルトンと戦うことも多くあり、警察官として市民を守る場面もでてくるので頼れる男に思えた。
- メイン目的にわからない英単語があれば、調べたほうがいいだろう
- シームレスでロード時間が短い。このゲームの一番の長所
- 回復剤を使うKEYは存在せず、HPが無くなった時に自動で使用される
- Melee(ぶん殴る)は強いが、使いやすいわけではない
- ジャッジドレッドの体形が意外と細い
I am the law !?
Requiem – 所詮は寄せ集めさ(17)
優秀な多数のMapperによって作られたMegawadであるRequiemを「寄せ集め」とタイトルに打ったのは、批判するためではない。クリアしても気の利いた感想を持てなかった私の単なる負け惜しみだ。全32MAPの前半部分は確かに「ギミック重視」であったのだが、後半部分からは何がなんだかよく分からなくなってしまった。これは「一つのPWADとして統一感」があるのか、ないのかというどうでもいい話なので、単純に遊ぶ分には気になることでもないだろう。ただ、全体的に地味な戦闘が最後まで続いた。
MAP20と26はあまりにも短いためシークレット(MAP31と32)への入り口かと思ったが、そういったことはなく、単純に手抜きのようの感じた。MAP17と21は共に難解に作られているが、プレイヤーへの配慮に差がある。前者は面白さの伴わない難しいだけのMAPになっており、後者は逆。そして、最終面のMAP30があっさりしすぎて物足りない代わりに、MAP23ではサーバーデーモン3体にバフォメットが出現するため、こちらを最終面にしたほうが盛り上がったのではないかと思う。大物ばかりでクドそうに聞こえるが、Dario Casaliの力量なのか、遊んでみると逆にスッキリとさえ思え、満足できた。
◆Wolfenstein SSは半透明なので攻撃を当てることができない
Requiem – ギミック重視のWAD(16)
1997年に公開され、Top 100 WADs of All Timeにも選ばれているRequiemを遊んでみた。半分のLevel15までやってみて思ったのは、プレイヤーの火力が抑えられていることだ。なにせここまで進むのにロケットランチャーを100発も撃っていないので、ショットガンばかりで非常に地味な印象がある。しかし、難易度をジワジワと上げていくのがアクション(シューター)ゲームとして正解の一つなので、Megawadとしては非常にまともな作りといえる。
戦闘難易度が普通で、とりわけ迷路というわけでもないRequiemの特徴は、たくさんのギミックだ。時間差で作動する障害物を中心に、隠しスイッチ(新テクスチャ)やエレベーターなどで一味違った遊びを提供してくれる。珍しいのは敵がエフェクト無しで目の前にワープしてくることか。普段は緑色のエフェクトが見えるので、ある程度の心の準備ができるが、パっと目の前にレブナントが現れるときなどは驚きすぎて声も出ない。
ゆっくりと最後までやっていきたい。