Marathon – 低重力を体感(2)

なんとなく始めてみたら非常に面白かったため、最後まで遊んでしまった。ただ、後半はセーブポイントが異常に少なく、幾度と無くやり直しをさせられたので、ため息混じりのリトライが重なっていき、随分と骨のあるゲームのように感じた。ターミナルのAIから得る情報でストーリーを紡いでいくというのは、私には新鮮であり、なかなか気に入っている。しかし中盤からは、読んでいる最中に敵に殴られたり、酸素が減っていくような過酷な状況下にさらされていくので、だんだんと没入感が減っていき、最終的には話に集中できなくなってしまった。

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宇宙で戦っている感覚

Marathonが他のFPSと違うところは重力が極端に小さいことだ。そのためプレイヤーはフワフワしたキャラクターを操作することとなるので、一人称視点で遊んでいると本当に宇宙で戦っている(存在している)感じを味わえる。特に段差がある場所で戦闘している時の、足を踏み外した際の着地まで無防備な時間の長さといったら、このゲームでしか味わえない感覚だろう。また、うまくできてると思ったのは、重力が小さいことを利用して他のゲームではできないような足場移動をゲーム内に組み込んでいることだ。5メートルほどの足場を難なくダッシュで通り越す様は、マリオブラザーズのBダッシュで落とし穴を回避しているようで、非常に懐かしく心地よかった。

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◆重力が低いため、ダッシュすれば向こう岸に着地可能

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◆超強力な火炎放射。コイツなしではクリアできなかった

Marathon – 動作確認(1)

クライアントのAlephOneは日本語化されていて、Full HDでもプレイが可能になっており、非常に快適にプレイできる。

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ひ弱そうな緑のエイリアンが接近攻撃しかしてこないので簡単なのかと思ったら、色違いの敵が遠距離攻撃を使ってくる上に攻撃力が非常に高くビビる。いや高いというか当たるとほぼ即死してしまい唖然とする。赤いやつは危険なのでスライムベスというよりはシャアだ。

FPSでは珍しくゲーム内のターミナルを操作することでセーブが出来る仕様なので、いつでもセーブ可能なDOOMとは違い、あっという間に死ぬ。その分レーダーがあったり、サバイバル的なストーリーを考えるとこのぐらいのほうが丁度いいかもしれないが。

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暗闇が重視されており、死角に潜む敵も多く、慎重に進まなければいけない。マカー向けに作ったゲームだからなのだろうか、原色の多さも気にならないほどの色彩のセンスがすごい。

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ターミナルのAIからアドバイスというか道筋が書いてあるので詰むということは無いと思われる。久しぶりに良質なFPSに出会えた。