Guns n Zombies – 10時間で20000匹倒せる

header2

ハロウィンセール中のSteamストアを見ていたらカボチャ頭の巨人が目に突き刺さってきたので、気になって購入してみた。10時間ほどプレイして、ウォリアーとメカニックの両方で難易度Normalをクリア。大雑把に説明すると本作は、トップダウンシューティングとタワーディフェンスと買い物によるキャラクター強化の三つの要素から成り立っている。シューティング部分は画面内に大量に押し寄せてくるゾンビをマウスボタンを押しっぱなしで迎え撃つようなトリガーハッピー系。最初は爽快で、中盤には飽きがきて、後半には気の抜けないものとなってくるので、そこそこうまく出来ていると思う。タワーディフェンス要素は、強力なタレットを適当に置くだけで良く、頭を使う必要がない。むしろタレット設置よりも大事なのは、設置するための資源を回収する方で、ゾンビの大群からゾンビの落とす資源を拾い集めるには、まとめて倒したり、ゾンビ達をうまくすり抜ける移動が必要となる。

買い物要素は重要かつ問題だ。とにかく売られているアイテムの価格が高く、手に入るお金(クリスタル)の量が少ないため、無駄な買い物をしてしまうと一気にゲームの進行が辛くなってくる。一応、クリアしたステージをやり直すことで、お金を稼ぎだすことも可能だが、その報酬があまりにも低い。しかもミッションを途中で失敗すると、その間に稼いだ報酬は無くなってしまうので、下手をすると「安全なステージを安い報酬で繰り返しプレイし金を稼ぐ」という苦行にハマってしまう。また、遊ぶ度にアイテムの配置がランダムになるということでリプレイ性を上げているというシステムだが、こちらの戦力がカツカツな時は難易度上昇という方向に働き金稼ぎの邪魔になり、戦力が揃う頃にはランダム配置の『浅さ』に慣れてしまい、有ってもなくても無くてもよいといった程度になるので、うまく働いているようには思えない。

GNZ 2014-11-06 17-25-15-65_R
◆自キャラとDroneとタレットでの集中砲火がこのゲームの基本形だ

単調なゲームなのに、何かとプレイヤーにリプレイを求めてくる本作はかなり人を選ぶ。リプレイの際には、難易度を上げたり、大金を得られるようにサブ目的を達成させたり、Achievement解除による報酬を狙うことで、ある程度は遊べるように工夫できるが、基本的に作りが雑なゲームなので、結局は何をしても作業感を感じてしまうだろう。また、後半には素早すぎて攻撃を当てるのが困難な敵や、ほぼ避けられない誘導弾を連発されることから、アクションよりもキャラ育成に比重が傾いているの分かる。よって、レベリングが苦にならず、自キャラクターを強くするのが好きというゲーマーならば、強力なアイテムを揃え、より効率良くゾンビを倒せるようになるので、そこそこ楽しめるのではないかと思う。現在Co-opモードがテスト状態かつ上手く機能していないようなので、これが正常に動作するようになれば、フレンドとゲームの微妙さを笑いながらゾンビを撃ちまくって盛り上がれるかもしれない。

GNZ 2014-11-08 23-30-58-63_R
Trailerに映っているような強力な武器はゲームクリア付近で手に入るものばかりなので、実際は戦闘はもっと地味である

Costume Quest – キャンディーよこしな(1)

Halloweenの夜にさらわれた弟(又は姉)を取り戻す、一夜限りの冒険RPG「Costume Quest」をクリア。Halloweenという祭りは日本人の私にはほとんど馴染みのないものだが、大々的に行っている国ではこんな感じなんだろうなぁというのが体験できる点で大きな価値のあるゲームかと思う。一見子供向きの絵柄だが、戦闘システムがコマンド選択式かつ80年台レベルのシンプルさなので、刺激に慣れた今日日のお子様ではすぐに飽きてしまいそうだ。逆に、オールドゲーマーが童心に戻るという意味では好都合とも言える。

ハロウィンの雰囲気を知るついでに、久しぶりのコマンド式RPGを遊べたので、非常に満足した。登場キャラクターもキュートで、良い意味でボリュームも短く、日本語化Modもあるので、幼い頃初めて夜祭に行ったワクワク気持ちを思い出しながら、さっくりと冒険するのにとても良いと思う。

Cq 2014-10-27 22-48-16-39_R
◆民家をノックして「トリック・オア・トリート」すると、人間かモンスターのどちらかが出迎えてくれる。前者からは当然キャンディーを貰え、後者とは戦闘になる

Cq 2014-10-29 00-27-44-48_R
◆戦闘は難しくないものの、タイミングよく特定のボタンを押さないと攻守共に安定しないので、気の抜けないものとなっている

Aliens: Colonial Marines – ただの人間(との銃撃戦)には興味ありません(1)

先日遊んだAliens vs Predator Classic 2000が気に入ったので、積んでいた本作を思い出し、難易度Soldier(Normal相当)で最後までやってみた。どうやら映画のエイリアン2を題材にして作ってあるようだが、見覚えのある場面がチラホラあるだけといった感じで、嬉しさや面白さには結びついていない。また、ストーリーと演出がどこか薄ら寒いだけでなく、シューターとしても遊べるレベルに達していないので、ファンアイテムとしての価値はかなり低いように思う。

個人的にはエイリアンと戦いたいのに、人間との戦闘がかなり多く不満であった。敵の銃撃の命中率が機械的に高いのに対し、プレイヤーの銃の精度が大きく抑えられているというのも不満を爆発的に大きくしている。これに加え、味方NPCが頻繁にプレイヤーの射線に割り込んでくるのも絶大なストレス。かといって、味方NPCよりも前に出るのはプレイヤーの体力が低いことから、非常に困難。結局、味方NPCの後ろで当たるかどうかわからない銃を撃つというシューターとして絶望的な展開に。こうなると味方NPCを撃ち殺したほうが気ままに遊べるのではないかと考えるのだが、フレンドリーファイアは無い。プレイヤーからダメージを受けない味方NPCはエイリアンからもダメージを受けないようで、目の前で殺したエイリアンの体液を浴びてもびくともせず、さらなるエイリアンを狩りにプレイヤーを無視して最前線へと進んでいく。プレイヤーはそんな彼らを援護することしかできない。このような原作の雰囲気をぶち壊した上にゲームとしても遊べない代物では、一体何のために作られたのかさっぱりわからない。

ACM 2014-10-22 21-44-27-80_R
◆パワーローダーでエイリアンと戦うところだけは迫力があって良かった

ACM 2014-10-25 16-50-09-89_R
◆本当はAlienではなくS○GAとGe○○boxを燃やしたい

Real Guns Hardcore – ご利用は計画的に(22)

Call of Duty:Modern Warfare 2の武器とシステムをDOOMで使用可能にした大型Mod「Real Guns HardCore」を 難易度Mediumでクリア。最初はニューゲームを繰り返し、自分にあった難易度とParkを決めるところから開始。Hardで始めた難易度はあまりに被ダメージを大きすぎたのでMediumに下げ、リロード時間による息切れはSleight of Hand(リロード時間短縮)のParkで補うようにした。

しっかりParkをカスタマイズしよう

難易度をMediumまで下げるのならば、何周もしているDOOM2で強力なMW2の武器を使って苦戦するわけがないと高を括り、適当に固定Parkセットの「Juggernaut」を選んだのが失敗だった。これが原因で後々苦労するはめになる。なぜ適当に固定Parkを選んだかと言うと、Sleight of HandとStopping Powerの二大重要Park同時に選択できないと思い込んでしまったからだ。この勘違いは、やり込んだCall of Duty 4: Modern Warfareからきている。つまり、私の頭の中では”銃の手数か威力か”というPark選択だけが重要で、他の補助Parkはどれを選んでもクリアに支障ないと判断したわけだ。そんなわけで、私のDoomguyはJuggernaut(打たれ強く)、Sleight of Hand(リロードが短く)、Last Stand(死んだ時に運が良ければ復活できる)というタフガイとなった。

zdoom 2014-10-16 16-45-26-17_R

大きな誤算だったのは色違い強化タイプのモンスターが頻繁に登場することで、強力な武器の取得場所を把握していないと、手持ちの武器が三つということもあって、対処が非常にしにくい。そのため初回プレイでは汎用性の高いStopping Powerがとても重要なことに気が付いたのだが、やり直すにはMAPを進めすぎたため、苦しみながらそのまま先へ進めていくものの、出現するモンスターもどんどん強化されていき、扇型に炎を吐くImpや透明なLost Soul、超ダメージの誘導弾を放つCacodeamonなど、どうして作った?と小1時間問い詰めたくなるような敵ばかりが襲ってくる状況にツライという言葉しか出てこなくなる。また、選択したParkのせいか、パワーと弾薬が足りなくなり頻繁に起こる”どうしようもない状況”ではタフさを利用した殴り合いと逃走しかできなかった。

遊べるかはどうかはプレイヤー次第

今までうだうだ書いてしまったが、多くの人が選ぶであろうゲームモードのClassicとArcadeはかなり遊べるゲームバランスだと思う。ただ、最初からいきなり楽しいという類のものではなく、自分なりに遊びやすいParkや難易度を見つける必要があり、少し時間がかかる。一周してみれば、難所や強力な武器の場所も知ることができるので、より深く本Modを味わうことができるだろう。惜しむべきは、武器の所持数で難易度調整を行っている点か。当たり前だが、武器を多く持てるほどに火力と対応能力を増やせるので、所持武器数を制限することにより出来る事を減らされるというのはプレイヤー側として息苦しさしか感じない。せっかく40種類の武器を追加しているのだから、もう少しはっちゃけバランスにしても良かったのではないだろうか。また、難易度(受けるダメージ倍率+所持武器数)をプレイヤーに設定させるのも悪く無いだろう。HardCoreなんてタイトルを付ける開発がこんな意見に耳を傾けてくれるとは思わないが。

zdoom 2014-10-26 18-02-40-64_R
この凶悪なCacodeamonを作った奴は一刻も早くセプクして詫びるべき

GundeadliGne – 機体差が激しい

使用キャラはエリクシレルで、ライフ5、オートボム有りの設定にて難易度Standard(Normal相当)をノーコンテニュークリアした。ライフはともかく、キャラクターとオートボムを変えるとEasyすらクリアできそうにないので、実力でクリアしたかどうか怪しく、ほとんど書くべき事柄がない。公式サイト「こ の 理 不 尽 で 不 真 面 目 な 弾 丸 地 獄 へ よ う こ そ !!」と紹介されている通りのゲームなので、多少の覚悟は必要だが、エリクシレルを使えばSTGに不慣れでも、Normalまではなんとかクリアできると思うので、過度に怖がる必要はない。安価なゲームなので、人生に一度ぐらいは気軽に弾幕地獄というのを体験してみるのも良いのではないだろうか。

gundeadligne 2014-10-13 17-38-12-13_R

ゲームの作りが良いか悪いかは判断できないが、楽しめたのは確かだ。