Warhammer 40,000: Space Marine – 出血大サービス

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爽快感よりも世界観

  1. 爽快さを求めて手に取ったものの、遊んでみるとそうでもなかった
  2. 爽快さは処刑(フィニッシュムーブ)の大流血演出にある
  3. その処刑だが、主人公がとても頑丈なので敵に突っ込んで、いきなり行うことができる
  4. しかし処刑は演出中でもダメージを喰らうため、敵後衛の殲滅が必要と気が付く
  5. 実は敵軍は後衛の方が強く厄介で、処刑対象の前衛オークは近接攻撃を連打するだけで圧倒できるような弱い調整になっており、まったく張り合いがない。簡単に気絶状態まで持っていけ、処刑まで行えるので、ほとんどいじめのようなものだ
  6. そんな弱い前衛オークの血飛沫を浴びても、まったく爽快でないし嬉しくもない
  7. 「処刑」以外のゲーム要素であるシューティングとアクションは平凡。重厚感は良い
  8. 世界観を重視しすぎたからか、アクションゲームとして退屈なものとなってしまったので、ゲーム性を重視してガチンコの殴り合いにしたほうが良かったのではないかと思う(視点を変えたDawn of Warそのものだった)

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◆ゲームエンジンはPhoenix Engineで軽くてそれなりに綺麗。血飛沫や粉塵、光の粒子などの細かな描写が得意なようで、Warhammerの戦場と空気をうまく表現できていると思う

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久しぶりに脳みそが冴えたので、はっちゃけた感じの長文を書けたのだが、うっかり消してしまった。それが単純なミスというだけならば簡単に復旧できるのだが、 先日入れたWordPress 4.0のせいか、WPの見慣れない動作にパニックを起こしてしまい、手違いで完全に削除してしまったのだ。これでもかというほどテンションが下がったのだが、一応は書いた内容は頭に入ったままなのだから、簡単に書き直せるかと思いきや…まったく指が動かない。最初に書いた時とテンションに差がありすぎたのだ。プロで文章や絵をかいているひとは本当に凄いと思う。それでもなんとか箇条書きで応急処置を施してみたのだが…えーと…許してにゃん?

Far Cry – サウンドデバイスで勝利(2)

難易度ChallengingをAI Auto Balance有りでクリア。アウトドアでゲリラ的な立ち回りを行えるのが非常に面白く、遊んで良かったなぁと素直に思える素晴らしいFPSだった。実は数年前、PCゲームを遊びはじめた頃に一度挑戦しているものの、当時の私には難しすぎたので放置してしまったのだ。しかし、一度はクリアしておきたいなと思い続けており、今回重い腰を上げてみたのだが、その判断は正解だった。凄まじく面白いゲームだ。

何度もリトライした箇所は、沈む船でヘリコプターを倒す場面、トライジェンが待ち構える森に落とされる場面、そしてラストの火山の三つ。通常の野外戦闘は双眼鏡で丁寧にクリアリング(マーキング)しておけば、おのずと対処の仕方が見えてくるだろう。EAXが使えるPC環境なら敵の足音や環境音(双眼鏡で見える場所の音が拾える)を聞き分けることで、より安定した立ち回りが可能だ。室内では特に有効。

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◆10年前のゲームとは思えないほど綺麗。特に草木の色彩感覚がずば抜けている。さらにシームレスで没入感を邪魔しないのが良い。

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◆心なしか後半の敵AIが馬鹿になっていた気がする。AI Auto Balanceのせいだろうか?そんなに沢山死んだ覚えはないのだが、Veteranでリプレイする機会があれば切っておきたい。

Earth – 大地には洞窟がたくさん(20)

先日遊んだPhobos(1998)が4MAPしか収録されておらず、少し物足りなかったのでEarth(1998)を遊んでみた。大きな特徴は洞窟が多いことか。道に迷うことはないだろうが、ゲーム内のMAPに位置情報が書き込まれないため、脳内マッピングが必要となる。また、実際に近付かないと見えない小さな段差が存在しており、目視だけでは進行ルートを見つけられない。戦闘の難易度はバニラDOOM2よりも低く、スイッチを押した瞬間に襲われることもないので、ほとんど死なないだろう。手応えがほしいのならばUltra-Violenceを選べば良い。

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MAP08: Ammo Pitは弾薬が一箇所でしか補充できないのがユニークで面白かった。そこはアーチバイル数体とその他の敵で合計50体ほどがみっちりと狭い場所に詰まっていて、蟲毒呪術にもちいる器のようであった。たまには弾薬を取得するのが面倒なMAPも良いものだ。

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Eternal Damnation – 適度なホラー感と難しさ(4)

本Modは基本的にゾンビを倒すだけの一本道のFPSとなっているのだが、襲ってくるゾンビの数が「やや多いかな」程度に収まっており、サバイバルホラーという雰囲気が最後まで続くところが良い。また、置かれている回復剤もほんの少し余裕を持てるといった具合であり、ゾンビを倒すのは簡単ではあるもののミスが重なると一気に苦しくなるので、緊張感が持続する。ゲーム前半は特に弾薬が少なく、ゾンビを倒すのに接近戦をしなければいけないので、当然神経をつかうこととなり、これが一昔前の洋ゲーらしくて面白かった。

本Mod(2006年)を数時間遊んだところでゾンビを頭を殴りながら思い出したのは、ゲーム全体がLand Of The Dead(2005年)に似ているということだ。ゲームスピードは大幅に違うものの、同じゲームエンジンというだけでは説明できないほど全体が似ている。答えはすぐに見つかった。開発のResurrection-StudiosはLotDを攻撃的にした大型Mod「Dead Epidemic」(2011年)を作っていたのだ。つまり彼らはLotDと無関係ではなく、影響を受けているというレベルでもない。EDとは単にオリジナルLotDを自分たちの好みに合うようにPostal 2でResurrectionさせたものだったのだ。…まぁ、この憶測が合ってるかどうかはさておき、私は出来上がったものを楽しく遊べたので満足である。

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◆大量のゾンビが怖いわけではない、大量のゾンビを倒した時の負荷によるクライアントのクラッシュが怖いのだ

POSTAL 2: Apocalypse Weekend – 難易度HradでX週目(3)

Weekendはその名の通り土曜日と日曜日におつかいをする拡張パックだ。本編では牛乳を買う、図書館に本を返しに行くといった現実世界に近いおつかいだったものが、本作は狂牛やゾンビ、過激派イスラム教徒を倒すといった非現実的なものへと変わっている。これにより町中を練り歩くゲームから、一本道の戦闘重視のゲームへと内容が120度ほど変化している。本編で売りにしていた自由度をバッサリと切り、残虐描写や武器追加で戦闘面を強化した本作がいまだに遊ばれていることを考えると、拡張パックとしてある程度成功していると言えるかもしれない。

月曜から日曜日の7日間を6時間ほどでクリア。本編Postal 2の後半つまり木曜日と金曜日は各勢力に指名手配され、単純な移動すら狂人や軍隊に追い掛け回され、非常に窮屈な思いをしながら目的地にたどり着かければいけないのだが、私はこれがとにかく嫌いで、普段は水曜日までしか本編を遊ばないのだ。その点Weekendは基本的に目の前の敵を倒すだけなので、気が向いた時に気楽に遊べるのが助かる。ただ、シューティングゲームとしての質はかなり悪いので、本拡張パックが「面白いゲーム」かどうかはかなり疑問である。

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◆どうしようもなくバカでダメなゲームだが、悪趣味さが好きで好きでたまらない