Guns n Zombies – 10時間で20000匹倒せる

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ハロウィンセール中のSteamストアを見ていたらカボチャ頭の巨人が目に突き刺さってきたので、気になって購入してみた。10時間ほどプレイして、ウォリアーとメカニックの両方で難易度Normalをクリア。大雑把に説明すると本作は、トップダウンシューティングとタワーディフェンスと買い物によるキャラクター強化の三つの要素から成り立っている。シューティング部分は画面内に大量に押し寄せてくるゾンビをマウスボタンを押しっぱなしで迎え撃つようなトリガーハッピー系。最初は爽快で、中盤には飽きがきて、後半には気の抜けないものとなってくるので、そこそこうまく出来ていると思う。タワーディフェンス要素は、強力なタレットを適当に置くだけで良く、頭を使う必要がない。むしろタレット設置よりも大事なのは、設置するための資源を回収する方で、ゾンビの大群からゾンビの落とす資源を拾い集めるには、まとめて倒したり、ゾンビ達をうまくすり抜ける移動が必要となる。

買い物要素は重要かつ問題だ。とにかく売られているアイテムの価格が高く、手に入るお金(クリスタル)の量が少ないため、無駄な買い物をしてしまうと一気にゲームの進行が辛くなってくる。一応、クリアしたステージをやり直すことで、お金を稼ぎだすことも可能だが、その報酬があまりにも低い。しかもミッションを途中で失敗すると、その間に稼いだ報酬は無くなってしまうので、下手をすると「安全なステージを安い報酬で繰り返しプレイし金を稼ぐ」という苦行にハマってしまう。また、遊ぶ度にアイテムの配置がランダムになるということでリプレイ性を上げているというシステムだが、こちらの戦力がカツカツな時は難易度上昇という方向に働き金稼ぎの邪魔になり、戦力が揃う頃にはランダム配置の『浅さ』に慣れてしまい、有ってもなくても無くてもよいといった程度になるので、うまく働いているようには思えない。

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◆自キャラとDroneとタレットでの集中砲火がこのゲームの基本形だ

単調なゲームなのに、何かとプレイヤーにリプレイを求めてくる本作はかなり人を選ぶ。リプレイの際には、難易度を上げたり、大金を得られるようにサブ目的を達成させたり、Achievement解除による報酬を狙うことで、ある程度は遊べるように工夫できるが、基本的に作りが雑なゲームなので、結局は何をしても作業感を感じてしまうだろう。また、後半には素早すぎて攻撃を当てるのが困難な敵や、ほぼ避けられない誘導弾を連発されることから、アクションよりもキャラ育成に比重が傾いているの分かる。よって、レベリングが苦にならず、自キャラクターを強くするのが好きというゲーマーならば、強力なアイテムを揃え、より効率良くゾンビを倒せるようになるので、そこそこ楽しめるのではないかと思う。現在Co-opモードがテスト状態かつ上手く機能していないようなので、これが正常に動作するようになれば、フレンドとゲームの微妙さを笑いながらゾンビを撃ちまくって盛り上がれるかもしれない。

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Trailerに映っているような強力な武器はゲームクリア付近で手に入るものばかりなので、実際は戦闘はもっと地味である