Black Mesa – 蛇足(12)

Half-Life1のファンリメイク作品。ベースとなっているゲームの完成度が非常に高いため、ある程度の品質が保証されている。現代的な手入れも加わり、遊びやすくなっている。有限から無限になったダッシュとフラッシュライト、物を移動させて道を作る仕掛け削除、線路の電気ダメージ除去などだ。ただ、このような時代を感じさせるストレス要素を減らしたのが良かったかというと、そうでもないような気がした。懐古と言われるかもしれないが、適度な負荷こそゲームを楽しませる一つの要素だからだ。負荷を減らし遊びやすくなった分だけ、他のゲームと差別されている部分が減り、個性と没入感が減ったようにも感じた。元がしっかりしているため基本的には良いゲームなのだが、薦めるならやはりオリジナルのHalf-Life1の方だ。


◆DirectX9とは思えないほどの綺麗さ細かさ。ビジュアル面は間違いなくオリジナルのHalf-Lifeを上回っているので、旧作をクリア済みでも、Half-Lifeの世界観が好きであるなら手に取ってみる価値がある。1と2の架け橋となる演出も追加されている


◆Xenを遊べない状態でアーリーアクセスが開始されたため、「Xenを作るのにそんなに時間が掛かるのか?」と不思議に思っていたが、今回のプレイでそのボリュームの大きさに驚かされた。これは確かに労力が必要だ。だが、その巨大さに見合った面白さとは言い難い。とにかくマップがでかいだけで移動も仕掛けも戦闘も単調なのだ。伝説的テンポの良さを誇るHalf-Lifeから急にDOOM3中盤やロシアゲーに切り替わったようで、やや苦痛を感じた。最初の一時間だけは素直に景色を楽しめる

Killing Floor 2 – 全パークLv25到達(4)

カスタムマップ+大人数サーバーのコミュニティから誘いを貰ったのを機に、毎年恒例のハロウィーン経験値倍増キャンペーンを利用して、各パークのレベルを最高の25まで上げてみた。基本的な難易度設定は最高のHell on Earthとなっているが、参加者には上手なプレイヤーも多いため、常識的な地形のマップでは危機を感じずにクリアできていた。正直私は目の前のゾンビに鉛玉をぶち込んだだけで、まるで腕前など上達してはいないが、お祭りルール下ではそのような細かいことなど考えずに身を任せるのが一番なのだろう。気が付くのに時間がかかってしまった。参加することに意義があるのだ。

Demoも集まれば

クリアするまでに40分ほどかかるデモを5本くらい触ると、短めのゲームを一つクリアしたような気分になる。


◆Agent 64: Spies Never Die : 購入意欲☆☆☆
Perfect DarkやNo One Lives Foreverといったオブジェクトを達成しながら進めていくミッションクリア型のスパイアクション。この手のゲームは好きなのでゆったりと遊びたいときにいいかも


◆Metal: Hellsinger : 購入意欲☆
シューターに音ゲーの要素を混ぜた意欲作。攻撃のタイミングをシステムに強制されているようで、あまり肌に合わなかった。好きな人には刺さるような印象

続きを読む

Quake 64 – 難易度Hard(27)

Steam版Quakeよりワンタッチでインストールしてクリアまで。PC版Quakeより一部のマップが除外されているが、大まかには同じである。デフォルト状態だとグラフィック機能より「CRT Simlation」が入っており、当時の見た目が再現されているが、気に入らないようであれば外すとよいだろう。良くも悪くもPC版そのままといった難易度なので、遊んでいる最中ふとNintendo 64のパッドで難易度Hardがクリアできるのか疑問に思った。どうもYoutubeを見る限りシークレットの場所をほとんど覚える程度のやりこみは必須のようだ。


◆移植はDOOM 64で馴染みのあるMidway Games。毒々しいカラーリングが特徴的だ。こういうインパクトのある配色のおかげで、オリジナルQuakeから削ったオブジェクト(メモリ節約)による寂しさを上手に隠せているように思う


◆心なしか強敵Spawnが出現するマップではQuad Damageの設置が増えているような気がした(無責任)

A.W.O.L. – 基礎は十分

Build Engineが採用されていれば、とりあえず触ってみるという姿勢。そういうプレイヤーであれば無料なので気軽にダウンロードしてみると良いだろう。タクティカル色の強そうなゲームに見えるが、難易度Action Movie(1/4)、Normal(2/4)を選択するのであれば、さほど気にする必要はない。それよりも上になると単純な撃ちあいが厳しくなり、敵に気付かれないような立ち回りも求められる。ロケーション豊富な点も飽きづらさに繋がり良かったように思う。


◆3体の味方AIと共闘できるのは思った以上に新鮮な感覚を受ける。単調になりやすいオールドスクール型シューターのアクセントとして上手に機能している


◆中盤のDubaiステージは高低+建物が変形するというBuild Engineの特徴が大きく出ているが、ややプレイヤーへの誘導が弱い気がした。一応は重要アイテムの映るレーダーが付いているので頼りにすればよいのだが、あまりにマップが巨大かつ複雑だと機能しずらくサクサクとは進めない