When I Was Young – 光るところあり(3)

主人公Lo Wangが昔Mr Takagyという組織で汚れ仕事をしていたというストーリーのシングルプレイMod。言ってしまえば、目の前の敵を倒すだけのいつものヤツ。特徴的なのはマップが少しづつ変わることか。

例えば、ミッション2とミッション3では大部分が同じ構造のマップとなっているが、ミッション2で入れない箇所がミッション3では入れるようになっていたり、ミッション2、3でも入れなかった箇所はミッション4で入れるようになる。客観的には”コピペ”ということになるが、不思議と不快感は無く、ゲームが”進行している”といった前向きな気持ちで遊べる。ループものの物語が好きだったりすると、こういった少ない構造の違いを面白く感じられるかもしれない。


◆序盤は武器や回復材が少なく、異様な難しさとなっている。死角で敵を待ち伏せし刀で闇討ちする悪人プレイ必須?


◆中盤からはそれなりに武器や弾薬に余裕がでてくるので、いつも通りのアクションシューターへと変わる

Shadow Warrior Classic Redux – 二つの拡張パック(2)

Twin Dragon

Twin Dragonは1998年にWylde ProductionsとLevel Infinityという会社が制作し、後にフリーで公開された拡張パックだ。基本的には本編のリソースを利用しただけの平凡なものとなっている。新鮮な体験は少ないかもしれないが、大きな落胆もないので、安心して遊べると言ってもいいだろう。唯一ユニークだったのは、核ミサイルが多めに手に入るステージで、文字通りの「力押し」ができたところか。

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◆み…水野亜美?

Wanton Destruction

Wanton DestructionはSunstorm Interactiveによって開発された拡張パックなのだが、代理店がOKを出さなかったのでお蔵入りになっていた。しかしながら、突如として2005年にフリーで公開されたのだ。詳しい経緯は3D Realmsのサイトに記載されている。

肝心のゲームプレイとはいうと、本編よりも細かいダメージを喰らいにくくなっているように感じた。というのは、開けた場所が少なくなっていたので、敵側が先にこちらを見つけて一方的に撃ってくる展開が減っている(武器の関係上、遠距離の敵に即座に反撃しにくい)。その代わり出会い頭での戦闘比率が増えることとなるが、これには特別困ることはないだろう。確証はないが、敵のスキンを変えたついでに、認識距離か反応速度も落としているかもしれない。

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◆強風の中で飛行機から落ちないように移動

Shadow Warrior Classic Redux – 手に取りやすくなった迷作(1)

日本を勘違いした世界観が特徴のShadow Warriorを遊んでみた。怪しい漢字の看板や唐突に貼られているアニメポスターなど、普通じゃないゲームという雰囲気がそこらかしこから感じられるので、目でも楽しめる。

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しかし残念なことに全20レベルの半分過ぎたあたりから勘違いジャパン要素が徐々に失速。東洋風のMAPから一転、壊れた建物、岩山、戦艦などのMAPばかりになり、同社のDuke Nukem 3Dと殆ど変わらないようなロケーションになってしまう。あと実際に遊んでみるまで分からなかったのだが、Shadow WarriorはアクションFPSとしてのバランスが悪い。敵の攻撃が避けにくい上にダメージが高すぎるからだ。なので慎重に削っていくのが基本的な戦術となるはずだが、それにしては手裏剣、ショットガン、サブマシンガンの弾薬が少なめ。逆にロケットランチャーとグレネードランチャーが豊富なので、適当に爆発物をぶち込むという大味なゲームデザインとなっている。これが火遁の術や微塵隠れの術で敵を爆破!というものであれば、もっとユニークになったのではないかと思うが。

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後半は特徴のないMAPで戦闘バランスが悪いだけのシューターとなってしまっているわけだが、Shadow Warriorの大元になっているDuke Nukem 3D(Build Engine)のおかげか、そこそこ遊べる質は保てている。同じBuild EngineのDuke Nukem 3DとBloodが85点の出来だとすると、Shadow Warriorはレベル1からレベル4までが80点、レベル5から12までが75点、レベル13から20は65点ぐらいだろう。物珍しさでは評価できるゲームだが、シューティング部分はデコボコしたゲームのように感じる。

リマスター万歳(BANZAI)

去年まで本家3D RealmsのDL販売でShadow Warriorを買おうか悩んでいたのだが、先日GOG.comで販売開始されたのを聞いて喜んだのを覚えている。しかしソースポートのクラッシュ問題を解決できなかったので、気分が萎えてしまったのだ。しょうがなくBloodのようにDOSBoxでプレイしようか迷っていた時にちょうどよく、Shadow Warrior Classic (1997)Shadow Warrior Classic ReduxがSteamに登場したわけだ。これは非常に助かった。このところクラシックFPSが立て続けにリマスターやリメイクされているので、ファンとしてこの流れが続いてほしいと切に願っている。

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◆汚物の消毒