Black Mesa: Blue Shift – 良感触(13)

Black Mesaの優良シングルプレイModとして注目を集めているBlack Mesa: Blue ShiftをCh4まで(遊べるのがここまで)。オリジナルBlue Shift(2001)の記憶がかなり飛んでいるため、詳細な比較できないが、プレイ感覚はBlack Mesaに近くなっており、Half-Lifeシリーズが好きなプレイヤーであれば安心して遊べるものとなっている。2023年6月現在まだXenの部分が開発途中のため、急いで触る必要がない。よって完成までに復習がてらオリジナルBlue Shiftをプレイしておくのも悪くないかもしれない。個人的にXenは短めの方が好みだ。


◆GoldSourceから一番変わったのはParticle関連だろうか、いい意味で別のゲームのようで20年の進化を感じる


◆戦闘は使える爆発物が増え、派手になっている。こちらも現代的な娯楽として良い方面に解釈されたようだ

Black Mesa – 蛇足(12)

Half-Life1のファンリメイク作品。ベースとなっているゲームの完成度が非常に高いため、ある程度の品質が保証されている。現代的な手入れも加わり、遊びやすくなっている。有限から無限になったダッシュとフラッシュライト、物を移動させて道を作る仕掛け削除、線路の電気ダメージ除去などだ。ただ、このような時代を感じさせるストレス要素を減らしたのが良かったかというと、そうでもないような気がした。懐古と言われるかもしれないが、適度な負荷こそゲームを楽しませる一つの要素だからだ。負荷を減らし遊びやすくなった分だけ、他のゲームと差別されている部分が減り、個性と没入感が減ったようにも感じた。元がしっかりしているため基本的には良いゲームなのだが、薦めるならやはりオリジナルのHalf-Life1の方だ。


◆DirectX9とは思えないほどの綺麗さ細かさ。ビジュアル面は間違いなくオリジナルのHalf-Lifeを上回っているので、旧作をクリア済みでも、Half-Lifeの世界観が好きであるなら手に取ってみる価値がある。1と2の架け橋となる演出も追加されている


◆Xenを遊べない状態でアーリーアクセスが開始されたため、「Xenを作るのにそんなに時間が掛かるのか?」と不思議に思っていたが、今回のプレイでそのボリュームの大きさに驚かされた。これは確かに労力が必要だ。だが、その巨大さに見合った面白さとは言い難い。とにかくマップがでかいだけで移動も仕掛けも戦闘も単調なのだ。伝説的テンポの良さを誇るHalf-Lifeから急にDOOM3中盤やロシアゲーに切り替わったようで、やや苦痛を感じた。最初の一時間だけは素直に景色を楽しめる