Black Mesa – 蛇足(12)

Half-Life1のファンリメイク作品。ベースとなっているゲームの完成度が非常に高いため、ある程度の品質が保証されている。現代的な手入れも加わり、遊びやすくなっている。有限から無限になったダッシュとフラッシュライト、物を移動させて道を作る仕掛け削除、線路の電気ダメージ除去などだ。ただ、このような時代を感じさせるストレス要素を減らしたのが良かったかというと、そうでもないような気がした。懐古と言われるかもしれないが、適度な負荷こそゲームを楽しませる一つの要素だからだ。負荷を減らし遊びやすくなった分だけ、他のゲームと差別されている部分が減り、個性と没入感が減ったようにも感じた。元がしっかりしているため基本的には良いゲームなのだが、薦めるならやはりオリジナルのHalf-Life1の方だ。


◆DirectX9とは思えないほどの綺麗さ細かさ。ビジュアル面は間違いなくオリジナルのHalf-Lifeを上回っているので、旧作をクリア済みでも、Half-Lifeの世界観が好きであるなら手に取ってみる価値がある。1と2の架け橋となる演出も追加されている


◆Xenを遊べない状態でアーリーアクセスが開始されたため、「Xenを作るのにそんなに時間が掛かるのか?」と不思議に思っていたが、今回のプレイでそのボリュームの大きさに驚かされた。これは確かに労力が必要だ。だが、その巨大さに見合った面白さとは言い難い。とにかくマップがでかいだけで移動も仕掛けも戦闘も単調なのだ。伝説的テンポの良さを誇るHalf-Lifeから急にDOOM3中盤やロシアゲーに切り替わったようで、やや苦痛を感じた。最初の一時間だけは素直に景色を楽しめる

Black Mesa – 蛇足(12)」への14件のフィードバック

  1. Black MesaのXen面は原点のHalf-Lifeからずっと追いかけてた層と、AlyxやHL2から入って初代未プレイ、原作未プレイの人で結構評価が分かれてる気がします。
    私は未プレイ(厳密には原作Half-LifeをSurface Tensionまで遊んだが積みゲー化した)ので、個人的にはBlack Mesaの出来栄えは満足行くものでした。

    おそらく私は比較的ゲームとしての楽しさよりストーリーや雰囲気の楽しみのほうを重視するタイプの人間なので、おそらくマップデザインはいまいちだけど音楽・雰囲気の良かったBlack Mesa: Xenも楽しめたのだと・・・。Alyxも別のVRシューターよりかなり雰囲気重視ですし
    Half-Life: Alyxのホテル面はどこかBlack MesaのXenに似てました。

    • 原作Half-Lifeプレイヤーの言う「Xenが長い」とはゴールポストが遠ざかった不快感を意味するものかと思っています。残り
      一時間ほどでゲームクリアが分かっている状態だと、あのXenのボリュームをニュートラルな状態でゲームが楽しめなかったのではないかと。未プレイであれば、そういったことはないでしょう。音楽や雰囲気は良かったのですが、自然な状態でプレイしづらかったといいますか。

  2. Half-Life: Ray-Traced Modが公開されました。
    前のPortal with RTXと違って酷く重くなく、RTX 2060でもFSR 2.1: Quality で快適に動くのではないでしょうか?DLSSもありますが、導入がかなり面倒くさいのでFSRでも十分では無いでしょうか

    雰囲気としてはHalf-Life: Sourceを正当進化させたような感じでした。Black MesaとHalf-Lifeを間にリプレイしたいってときにおすすめですね。Opposing Forceも動けば良いのですか・・・

    • Half-Lifeをレイトレーシングに対応させてもあまり変わらないのでは?と思いながらトレイラーを見始めましたが、Quake2やPortalよりも効果的な箇所が多いようで、好印象です。実際に導入してみるとFSR 2.1: Balancedで30-35fpsなので、大分パワーが足りていない感じです。2060のRTコアはかなり削られているので、予想通りではありますが。次に購入するGPUに期待します。
      水面やガラスなどにも、光の描画が追加されていて全体的に調整されているように感じました。やっつけ仕事感がなかったです。確かにOpposing ForceやBlue Shiftで動ければ、さくっと遊べてよさそうです。

      • あら、RTX 2070 SuperでFSR 2.1: Qualityで60超えを安定してたはずなので、そう思ったより軽いわけではなかったみたいですね・・・。RTX 2060でも快適に動くと思ったんですが・・・

        とはいえ、どちらのGPUもそろそろ性能不足が見え隠れしてるように感じます。今の時勢はVRAM 8GBでは心もとないタイトルが多くなって、3060 12GBが3070 8GBよりパフォーマンスが出るという異常事態もHogwarts Legacyで出てきましたし。

        • 当時RTXの視覚効果の価値が不明だったので一番安い2060を試しに購入しました。やはりというか値段なりの性能なので、フレームレートが出ない時は出ないと割り切っています。個人的にはほとんどパワー不足を感じていないのですが、Fallout4の高解像度テクスチャ、サイバーパンク2077、Red Dead Redemption 2、VR関連あたりは気になる時もありますね。4070が12GBで出るのであれば嬉しいですが、4060と見比べながら考えたいです。

  3. RTX 4070、VRAM 12GBでリリースされましたが、値段が高すぎてかなり反応が悪く、もう値下げが行われてるみたいです。Gamers NexusやDaniel Owenなどの海外レビューではNvidiaハードウェアにこだわりがなければ同価格のRX 6950 XTを勧めてるレビュアーが多いみたいですが・・・
    何れにせよ、まあ時期がまだ悪いということで、半年待てばこなれた価格には落ち着くでしょうね。

    Black Mesaの方ではぼちぼちVR Modが開発されてる途中です。一応アーリーアクセスで既に公開されていて、私も”We’ve got Hostiles”チャプターまで遊びましたが、かなりバグや未完成感が多く、「オリジナルHalf-Life 1 VRよりは遊べるかな・・・?」程度でしか無いので、現段階ではあまりおすすめはしませんが、こちらも半年寝かせればバグ修正とバランス調整でいい感じになっていると思います。

    • もはやVRAM 12GBだけが救いのようにも見えましたね。お買い得感のあった3080に比べると、二年経ってこれかというのが正直なところです。4070はディスプレイがWQHDで、頻繁に遊ぶタイトルがDLSS 3.0にも対応していて、かつ大きなPCケースや電源を買い足したくないといった条件が揃っているなら良いと思えますが、そういった限定的なユーザーは多くないでしょう。値段が下がればそれなりに購入者も増えそうですが、3000番台が余っているという噂が本当であれば、値下がりに時間が掛かるかもしれませんね。

      Black Mesaは最近公開されたBlue Shiftのキャンペーンが気になっています。Meta Quest 3もそろそろ出てきそうなので、VR熱も徐々に高まっています。RTX 4060 16GBがもし発売されれば、環境が一気に整いそうで期待しています。

      • RTX 4060は、VRAMが8 GBという噂が流れてますが・・・VRAMを酷使する今のゲームを考えるとあまり長く持たないでしょう。
        なにかのキッカケでRTX 3090 24GBがいいタイミングで安く買えるようになれば良いのですが・・・3080 10GBと3090 24GBのVRAM差はデカい。
        中古に抵抗が無ければ、3090はそこそこ安く買えるので選択肢にはなると思いますが。

        Black Mesa VRの方は、複雑なことにBlack MesaをHalf-Life 2のVR Modをベースにして、Black Mesaのマップ・イベント・キャラなどを無理矢理移植しているという感じなので、Blue Shift Modの移植となれば更に時間はかかると思います。現状、使える武器もHalf-Life 2のままなので。
        何れにせよ、時間と他人の努力が色々と解決してくれることを望みます。

        • 3060に6GBと12GBのモデルが混在しているので、4060にも16GBがでてくれたらいいなぁと思っています。近年はVRAMを大量に使う場面も多くなってきましたし、8GBではミドルでもやや心許ないです。現在は明確においしいビデオカードが無さそうなので、まだまだ様子見していこうかと。

          分かりにくく書いて申し訳なかったのですが、Blue ShiftはVRではない普通のカスタムキャンペーンのことです。わりと短かそうで遊びやすい気がしています。Black Mesa VRはずいぶんと力業だったんですね。私はまだHalf-Life: Alyxも触っていないので、こちらもまだ様子見をしていこうかと。

          • RTX 4060 Ti 16GBは出るには出ましたが、128bitバスが足を引っ張って4K/1440p解像度では3070どころかDLSS 3 FGでも3060 Tiにすら負けるという大惨事なもので・・・ほぼ4KのVRでは一層影響を受けるでしょう。そのままスルーを推奨します。

            ここまで酷いのとしてRX 6500 XTやGT1030 DDR4を思い出せますが、あちらは低価格GPUだったのでイマイチな性能もある程度は見逃せられますが、ミドル級GPUでこれは・・・ちょっと・・・

            • 1080pのユーザーが数年間心移りなしでずっと1080p環境のままならばギリギリ許せる製品かもしれませんが、少しでもディスプレイのアップグレードを考えるのなら、まぁ美味しくはないでしょうね。
              さすがに128bitバスは想定の範囲外でした。しかし、NvidiaもAMDも現在は企業向けの製品で収益を伸ばしているようなので、ミドル帯のPCゲーマーにサービスする必要がないのかもしれません。このような仕打ちはまだまだ受け続けるかもしれませんね。

  4. Quest 3、発表されましたね。軽量化&高解像度化、小型化は魅力的ですが、その分高くなったお金を払えるかと言えばちょっと微妙な気がします。

    Resident Evil 4 VRなどの独占コンテンツに興味があれば値下げされたQuest 2も良いと思いますが、単にPCVR目的であればPico 4+Virtual Desktopが1番良いかもしれません。
    RTX 2060でも無理させなければまあ動くでしょうし。

    • Quest 3はQuest 2の後継かと思っていましたが、並行販売のようですね。スペック表だけだと値段相応の魅力は感じ取れませんでした。かと言って、Quest 2の方も値上げ前をを知っていると、気分良く買うのは難しそうです。Pico 4もハードウェアは魅力的ですが、いきなり買うのは不安があります。そんなわけで心は若干Quest 2に傾いていますが、なかなかゲーム関連に限らず上手な買い物は難しいなと感じる今日この頃。

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