Dawn of Magic 2 – ポーションがぶ飲みからの脱却(2)

ポーションをがぶ飲みしながら敵を倒し続けるハックアンドスラッシュはゲームの1つの完成形だと思うが、ポーションがぶ飲み前提ってどうなの?とも感じていたので、それを覆そうというDawn of Magic 2にはかなり好感を持っている。

ポーションの所持数に上限があり、尚且つ価格が高く、 物々交換をしないと入手できないので気軽にHPが回復できない。雑魚敵を倒すのにもそれなりに神経、もしくは頭を使ってねというバランスになっている。私はどちらかと言うと多少強引にアクションをするスタイルなので、実を言うとこの仕様は少し苦しい。ただTorchlight1のように無意味と思えるようなポーションの値段とは違い、心地の良い難しさは感じる。

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キャラの育成具合によって容姿が変わる。FireとEarthの魔法ツリーを伸ばしてみたら、4本足から人間に近くなった。背中からナンカ生えてきたけど。

  • キャラビルド(魔法ツリー)は無駄に濃い作りになっているので面白いかもしれない
  • なんだかんだ夢中になって遊べるのでアクション要素は成功している
  • 10時間遊んでワクワクするような拾い物はなかったのでトレハンには期待出来ない

ロシア産なので独特で荒削りだがアクションRPGとしては非常に良いゲームだと思う。しかし何時間を遊んでいるうちにポーションがぶ飲みのほうが娯楽としては優れているなと考えが楽な方に流れてしまった。

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装備に要求されるレベル、ステータスが高すぎて「一体いつになったら装備出来るの?」という状態がずっと続く。装備品への期待が全く持てず、拾えるアイテムのほとんどのが売値が高いゴミか安いゴミかのどちらかといった具合だ。

Need for Speed: The Run – 最後までスッキリ(3)

特別難しいわけではないので、何にも考えずに走っていてもゲームが進む。

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地下鉄を壁走りして列車を避けるお馬鹿展開に「ねーよ」とツッコミながらも、優れた疾走感のおかげで醒めることなく楽しめる。そんなわけでさっくり五時間ほどでクリア。ゲームをプレイしている間中はずっと気持ちよく走れたので満足だ。他のゲームモードは難しそうなので興味ない。

Need for Speed: The Run – 車が思い通りに動けばソレでいい(2)

今までのNFSシリーズがーとか車の挙動がーとかどうでもいいから、俺を気持ちよく走らせろ!という願いを叶えてくれる良いゲーム。値崩れしてきたのでストーリー(キャリア)モードを一周したいだけという人には良い選択だ。

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シリーズ伝統の警察は適度に邪魔して盛り上げてくれるが、今作では脇役という位置なので出番は少なめ。その警察との対決で車を破壊されると、リトライすることとなるが、その時の長いロード時間が目に付く。また、クラッシュ時の復帰が遅いのもテンポを損なっているが、個人的にはどちらも適度に休めてよかったと思っている。

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グラフィックはゲーム的な綺麗さを誇る。対向車のヘッドライトが青く光るのが格好良い。光源などはやり過ぎではあるものの、青白く色調を変えたBF3ではわからなかったFrostbite 2の本当の色彩が堪能できてよかったと思う。

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人物モデリングも良く、綺麗なレースゲームって気分がいい。

Armed Forces Corp – 味方NPCはただのカカシに限る

SAS: Secure Tomorrow,Battlestrike – Shadow of Stalingradと同じく、味方NPCがプレイヤーを置いてきぼりにして勝手に敵を倒して進むゲーム。前述した2つよりもこのダメ要素が強く出ているので、出現する敵の7割ぐらいは持っていかれることを覚悟しておこう。

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頻繁に見かける「味方は撃てないよマーク」。NPC達には移動する場面ですらに出し抜かれることが多々あるのだが、戦闘となれば嬉々として射線上に割り込んでくる始末だ。当然プレイヤーは銃を撃てなくなるので、射線外に移動しなければいけないのだが、その時には既にNPCが戦闘を終わらせている。完全にクソゲー。

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ドアを開けるときには突入イベントがあるのだが、スローモーの恩恵は先に突入するNPCが受けることとなる。プレイヤーは指を加えて待っているだけで何も面白くないので、誰のためのイベントなのかまったくわからない。終盤にはなんとなく敵の方向に向かって撃てば倒せるUSAS-12とAKよりも破壊力が高いFN SCARという超強力な武器が手に入るが、最後までNPCが敵を倒してしまうので、使いどころは特にない。

3時間ほどMAPを歩いているとゲームをクリアできる。ゲームエンジンのおかげでFPSの基礎部分は良いのだが、味方NPCに敵を横取りされてしまえば良いも悪いもない。敵を倒せる場面があまりにも少なすぎるので、シューターとしては絶望的につまらない。いつもより更に悪いCity Interactiveクオリティとなっており、オススメできないとかそういうレベルではない。

Ravaged – Demo 旗じゃなくて燃料のCTF

3時間ほどプレイしてみたのだが、つまらない上に人が居ないという負の連鎖でサーバーには閑古鳥が泣いていた。優れている点は世紀末な世界観だけで、それを利用したトレイラーは楽しそうに見える。

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  • CTFというルールをわかっていないプレイヤーが多い

恐らく「これはCTFだったんだ!」と気が付いても、相手陣営には旗を守っているはずのプレイヤーが居ないので自軍に戻るだけで簡単に点数が入ってしまう。運良く(?)敵がこちらの旗を奪っていたら点数を増やせないわけだが、その旗を奪った敵を味方が倒してくれないと安全に点数を稼げないので、ゲームにならない。

  • CTFというルールを全員が理解していたとしても?

ゲーム全体が悪い意味で大味であり楽しいところが想像出来ない。オブジェクティブ系のゲームにありがちな「ルールをわかっている人が多ければ楽しいはずなのにッッ!」という妄想が抱けない。製品版で非常に作りこまれたMAPが出ればどうなるかわからないが、現状では日本から遊ぶにはネットコードが悪すぎて射撃部分にも期待出来ない。

2013/01/11 追記

悪くない。ルールを知っているプレイヤーが多いチームが勝つという状態が多いのは事実だが、それなりにゲームを理解しているプレイヤーが増えていたので、バギーに乗ってヒャッハー!燃料を出せー!というモヒカン気分で遊べるようになっていたのは大きい。

現在Free Weekendのおかげなのかユーザーが10倍以上に増えており、まさに遊ぶなら今しかない!という状況になっている。開発の2 Dawnが頑張っていることは認めるが、ここが生死の分かれ目になるだろう。