Halo 2: Anniversary – やっぱりダメ

まったく楽しめなかったHalo1であるが、シリーズが世界中で大ヒットしているため、ひょっとしたら自分には感じ取れなかった魅力があるのでは?と気になったため、続編のHalo2にも手を出してみた。…が、難易度Normalで一周した限りでは、やはり面白いゲームでないと再確認しただけだった。

全般的に戦闘が面白くないのだ。エナジーソードやロケットランチャーといった攻撃力の高い武器を持った時はギリギリ楽しめるが、それ以外の場面では敵の体力を削るばかりの作業のようで、まるで面白くない。マルチプレイを想定した武器バランスだったのだろうか?ストーリーも続編ありきのようで間延びしているため、景色を見る以外に楽しみがなかった。


◆近接攻撃エナジーソードでの立ち回りはシールド残量を計算し、多少のステルスが必要となるため、本作で貴重な”ゲーム”の時間だ


◆使いまわしがひどかった前作とは違い、ロケーションは豊富でいい感じ。メカ全般は相当力が入っているようでSF感を強く感じられ目で楽しめる

Half-Life: Raising The Bar Redux – 興味があれば(11)

Half-Life 2の初期ビジョンを再現したMod。今回遊んだDivision 1.2の範囲では、とにもかくにもCity17が大きな存在感を示しており、そのデザインは本家HL2よりも退廃的な印象を強く受ける。銃が手に入る時間も本家より長く設定されているため、コンバインに支配された絶望的な街並みを歩き進んでいると、だんだんとプレイヤー自身も滅入ってくる。HL1の続編であるとか、シューターというよりも悪趣味なアート系のように思えた。銃が手に入った後は、大体いつものHL2となる。

Half-Life 2: Update – MModで軽く(10)

数年前から気になっていたHalf-Life 2オーバーホールmodのMModHalf-Life 2: Updateと組み合わせて一周遊んでみた。ほとんどの場所を難易度Hardでクリアしたものの、一部あまりにも難しくてEasyまで下げざるを得なかった。このあたりは敵AIや武器性能が調整されていることを頭に入れたうえで柔軟にプレイするのが良いだろう。

久しぶりに一周遊んでみるとなかなか楽しめたというのが素直な感想だが、これはHL2を久しぶりに触って新鮮に感じたからなのか、Half-Life 2: Updateのおかげなのか、MModの効果なのかはいまいち分からない。また、それらが組み合わさったからこそ楽しかったのかもしれない。よくは分からないのだが、楽しく遊べたというのは、それはそれでMModもUpdateもオーバーホールmodとしては成功していると言えるのではないだろうか。導入したプレイヤーの気分が明確にマイナスになってしまえば、それこそオーバーホールではないただの質悪いmodなのである。「遊びやすくなってるかも?」くらいが丁度いいのかも。


◆敵からの被ダメージが大きいため、ショットガンで瞬殺を狙うのが近距離での定石


◆Source Engineの得意な水面と夕日の組み合わせ。無印Half-Life 2(2004)をプレイしていないとイマイチ美しさの向上具合が分からないかもしれないが

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Wolfenstein II: The New Colossus – ステージクリア型にして(7)

難易度Hardでクリア。戦闘だけ見れば65点から80点の出来。これはプレイスタイルや後半のアップグレード選択にもよるので一概には言えないが、面白い要素はいくつかある。グレードアップを重ねたショックハンマー、敵兵士を燃やしたり溶かしたり薙ぎ倒したりできるヘビーウェポン、従来の瞬間的高火力や戦闘継続性の増加のほか片方の武器の弱点を補助して柔軟に立ち回れるデュアル装備、ドラム缶やカンプピストーレによる強力で豊かな表現の爆発などだ。

ストーリーは時間の無駄としか思えなかった。BF5ほど酷くはないしろポリコレ棒でぶっ叩かれたのか、なにこれ???といった感じ。せっかく戦闘で遊べるゲームなのに、ムービーが挟まると興ざめする。配慮したい(?)層といくらでも貶めてもいい(?)ナチスとの差がひどすぎて、歪な価値観も垣間見える。ごく自然にこの脚本を書いた(orゴーサインを出した)なら思想によるものと受け取るが、圧力を感じてこうなったというなら残念だ。次回はWolfensteinシリーズに期待しているプレイヤーの方に目を向け、素直に楽しませてくれるようなストーリーを・・・あ、いや、なんならもうストーリーはいらない。RtCW形式でよろ。


◆体力とアーマーを白いアイコンと小さな文字で表示する腐ったHUD。視野性が悪すぎて乱戦時に体力のチェックがしづらい。激しい強制戦闘の多い本作でこの仕様は理解できない


◆コントラストを用いた大変見やすい体力表示の例。ダメージを受けるたびに中央のB.J. Blazkowiczが吐血したり、鼻血を出して死にそうな顔になっていくのも直感的に危機の程度を感じ取れる

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VA-11 Hall-A: Cyberpunk Bartender Action – あだるてぃ

レビューはIGNの記事がよく出来ておりお薦め。さて、何を書こうか。基本的にはゲームの注意書きに従いアルコールを片手に、バーテンダーの主人公ジルとしてだらーっと客の話を聞き、カクテルをテキパキと作り客に提供してはまたぼけーっと相手の話を聞いていたという感じ。大部分の時間をサイバーパンクの世界で酔っていた。

プレイヤーと客が両方酔っている状態は、近所の小料理屋の大将が酒を飲みながら客に刺身を切って出し、また酒を舐め始めるのを思い出す。本作のテキストは酔っぱらいの放言も多いため真面目に読んでもいいし、脳を緩ませて話半分に聞いていても良いと思う。万人向けのアドヴェンチャーではないが、販売ページを見て楽しめそうな雰囲気だと感じたユーザーはその予感通り楽しめるように思う。