Fallout 3 – 余裕の悪人エンド(2)

  • 感性が鈍いので「雰囲気が良かった」といった程度の感想しか思いつかない
  • 荒野をウロウロするだけで楽しい、押し入り強盗も組み合わせるとさらに楽しさアップ
  • 死体がすぐに消えないのに驚いた。こういう仕様を見たことがなかった
  • レベルアップ時が嬉しい。沢山のスキルを割り振れるシステムは好きだ
  • 多めに振ったSTRによる所持量増加のおかげでガラクタ漁りが効率的
  • スティムパック(回復剤)に重量設定が無く大量に持ち運べるのはちょっとヌルい
  • 弾薬不足に陥るまでV.A.T.S.をガンガン使っていくプレイが推奨されていると気が付かなかった
  • 序盤から取っておいたMini-Nukeの使いどころが分からず、最後まで懐で温めただけでガックリ

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◆好きなようにスキルを割り振っていたら器用貧乏っぽくになったが、意外とお金稼ぎから戦闘までを卒なくこなすことができるようになり、単に器用で使い勝手の良いキャラに仕上がった。システムのおかげかもしれないが、適当に育てた割には成功したようで、なかなか嬉しい。どうもRPGにありがちな”一通りなんでもこなせる”キャラよりも”専門家”に育てたほうが大きく有利になるといったセオリーが崩れており、”何でも屋”に育てても苦労しない、かえって専門家よりもうまくいくようになっているようなのだ。中途半端な私はゲームの中でもやはり中途半端なキャラクターを作り、無駄に苦労することが多いので、そのようなプレイヤーにも一定の光を与えてくれるというのは、なんとも嬉しい事なのである。いや、むしろこの作りの方が普通であり、”何でも屋”を必要以上に弱くする調整こそおかしいのだ

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以下 V.A.T.S. のスクリーンショット三枚

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Fallout 3 – とある盗っ人少女の嘘日記(1)

はぁいアタシJ.C、お父さんを探して放射能まみれの荒野を旅しているの。見ての通りサバサバした感じで、顔は…”デフォルト設定”だから結構イケてるはずよ。特技は”ハッキング”に”ピッキング”、それとゲットしたお宝を持ち歩くために”体も鍛えている”けど、筋肉バカだと思われるのも悔しいから”お勉強”もしているわ。ただ、他の人よりも”ツイてない”ような気がするのよね、不思議と。

悩みは夢遊病みたいに意識を失うことかしら?お金の匂いがしたり、自分にとって都合の悪い人を見ていると、こう…”誰かに操られた”みたいに視界が黒くなってフェードアウトしてしまうの。気が付くと財布に大金が入っていたり、体中が血まみれだったりすることがよくあるわ。だからアタシ自身は善人でも悪人でもないのだけれど、いつの間にか大悪党として指名手配されてるのよね。困っちゃうわ。ついさっきも、首に賞金をかけられたアタシを狙ってきた小汚いおっさんに「知らない」って散々説明したのに、お金に目が眩んだのか全ッ然信じてくれなくて…しょうがなくミサイルランチャーで熱々のハンバーグにしてあげたの。ハァ…こんな”正当防衛”がいつまでも続くかと思うと…本当にイヤになっちゃうわね。

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Borderlands 2 – タレットをぶん投げ続けてクリア(6)

前作ではMordecaiを選び低い耐久力に悩まされたので、今作ではRolandと同じタレット設置が可能なAxtonを選択した。とりあえずタレットさえ出してしまえば盾として使え、安定した立ち回りができるだろうという安易な考えだ。イメージとしてはタレットとアサルトライフルでゴリゴリと押していくスタイルでいきたいなぁと思っていたのだが、よくよくスキルツリーを見てみるとアサルトライフルを強化するスキルが一つしか無いうえに、10時間ほどプレイして気が付いてしまったのは、アサルトライフルという武器自体のマガジンサイズが小さい上に威力もそれほど高くなく精度もイマイチで、一部のレア品以外は使いにくいということだ。

熱心にトレハンをしない私がもうひとつ気がついたのは、アサルトライフルだけに限らず、他の種類の武器もまともな性能のもの(レア品)が手にはいらないうちは、Axton本体の戦闘強化スキルよりもタレット関連のスキルを上げていくのが手堅いようなのだ。ということで、なぁーんにも考えずに強い武器を待ちながらタレットのスキルを上げていたら、いつの間にかAxton本体よりも超強力になったタレットが主役のゲームになってしまっていたとさ。そして、もう少し時間が経った頃には「キャラクターのレベルを敵と同等まで上げてタレット投げて属性武器で援護する」という戦闘パターンに飽きてしまっていたし、別段苦戦することも無かったので、そのままぼけーっと進めていたらゲームクリアまでいってしまった。また、ラスボスを倒した時に出たレア武器を装備し、スキルリセットを行いガンパウダーツリー(Axton本体の戦闘強化)を試しに伸ばしてみたところ、自分で戦っている感触はそこそこは増えたものの、やはりタレットに依存するのはあまり変わらないようなので、ここで終了。前作の主人公達4人も丁度いい存在感だったし、RPGとして物語を進めていくのは面白かったが、やはり前作と同じでシューターとしてはプレイヤーの技量が反映されにくく、繰り返し遊びたいとは思えなかった。うーん、キャラの選択を間違えたか?

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◆セントリーガンと属性武器で波状攻撃すると、ダメージ数値が賑やかなのが気持ちいい

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◆イカれたTiny Tinaが超かわいい。彼女のためならうま味のないサブクエストでもホイホイこなす

James Cameron’s Avatar: The Game – 惑星パンドラに酔いしれよ

本作はゲームエンジンにFar Cry 2で使われたDunia Engineを採用しており、そのせいか雰囲気やゲーム内容がFar Cry 2に似ている。もし発売された当初にこのことを書いたならば、FC2との相違点をいくつか挙げただろうが、現在ではシステムの進化と遊びやすさの面からSF版Far Cry 3と言ったほうが近いように思う(Lost Planetの方が近いかもしれないが未プレイ)。TPSとFPSの違いはあるものの、どちらもお使いをこなしながら未開の地に踏み込んでいくゲーム感覚はかなり近いと言える。難易度はゲーマーにとっては簡単に部類であるが、普段からマウスやパッドに触れていないような映画ファンでも、頑張ればなんとかクリア可能な範囲。人間よりも先に遊ぶであろうナヴィ(アバター)ならば、体力回復、防御力アップ、スピードアップ、透明化などスキルをリスク無く使えるので、それらをローテーションしながら一匹ずつ確実に倒していくのが良いだろう。

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ゲームを始めると面白いとかつまらないよりも、まず惑星パンドラに「居る」ことに感動する。巨大な木々が生い茂る異世界に「降り立った」ことに興奮する。私自身は眠そうに映画を見ただけのファンとは言えない人種だが、目に見えるもの全てを細かく作りこんだビデオゲームの世界では、むせそうなほどの緑の匂いに、奇妙な進化を遂げた生き物、そこに地球の文明などが混ざってとても異質な空間になっており、男女ばかりをカメラが追っている映画よりも遥かに惑星パンドラの空気を感じられる。この「ここにいる感」は方向性が違うものの、同じ惑星もののUnreal(1998)と近い。一応、ゲーム的な難点も言っておくと、景色が似たり寄ったりなうえ立体的構造をとっているので、MAPとナビばかりを頼りに歩いていると迷子になってしまうことだろうか。

  • DirectX10で描かれた衛星パンドラは絶景
  • Gamersgateでダウンロード販売中
  • AvatarInit.iniからの言語変更で日本語化可能
  • 現在はUBIがサーバーを閉じたため、マルチプレイ不能
  • 本作最大の価値はマウンテン・バンシーを操作して空の散歩を楽しめるところ↓

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◆人間に大きな不信感を持つリーダー格の戦士Beyda’amo。 RDA社(人間側)と戦う時は彼と共闘することが多いのだが、元人間の主人公(プレイヤー)に対して、しゃべる言葉が敵意剥き出し。以前の彼は人間に友好的であったのにもかかわらず、その人間達に仲間を虐殺され裏切られてしまったのだから、このような荒れた態度になるのはしょうがない。主人公を簡単に信頼する他のナヴィ族に対して、彼の性格付けと描写は極めて自然だ。ただ、この物語性を重視した結果、ゲーム中では10時間以上も仕事の評価をされずに罵声を浴びせ続けられるので、精神的にかなり参る。ゲーマーとして今風に言うのならば、さっさとデレてほしい

以下スクリーンショット集

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Half-Life: Uplink – 販促用Demoがあった時代(4)

積んでいたことすら忘れていたが、ネットを見ていてふっと思い出したついでに軽く遊んでみた。本作Half-Life: Uplinkは分かりやすく言えばHalf-Life本編未収録のMAPを遊べる体験版だ。元々はスタンドアローンで配布されていたのだが、今回はそれをSteam上のHalf-Lifeで動かすようにしたSteamLinkでのプレイ。内容は、そのままな言い方だが「よく出来た体験版」という感じで、本編以上の激しい戦闘と軽めの謎解きの合わせ技が実にテンポ良く、気持ち良く遊べる。終わり方も憎らしいほどうまく、プレイヤーがゲームに慣れてきたあたりで、唐突かつ気になるような展開でお預けをしてくるのだから、楽しく遊んでいる方は続きがやりたくてしょうがなくなる。

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