Aliens: Colonial Marines – ただの人間(との銃撃戦)には興味ありません(1)

先日遊んだAliens vs Predator Classic 2000が気に入ったので、積んでいた本作を思い出し、難易度Soldier(Normal相当)で最後までやってみた。どうやら映画のエイリアン2を題材にして作ってあるようだが、見覚えのある場面がチラホラあるだけといった感じで、嬉しさや面白さには結びついていない。また、ストーリーと演出がどこか薄ら寒いだけでなく、シューターとしても遊べるレベルに達していないので、ファンアイテムとしての価値はかなり低いように思う。

個人的にはエイリアンと戦いたいのに、人間との戦闘がかなり多く不満であった。敵の銃撃の命中率が機械的に高いのに対し、プレイヤーの銃の精度が大きく抑えられているというのも不満を爆発的に大きくしている。これに加え、味方NPCが頻繁にプレイヤーの射線に割り込んでくるのも絶大なストレス。かといって、味方NPCよりも前に出るのはプレイヤーの体力が低いことから、非常に困難。結局、味方NPCの後ろで当たるかどうかわからない銃を撃つというシューターとして絶望的な展開に。こうなると味方NPCを撃ち殺したほうが気ままに遊べるのではないかと考えるのだが、フレンドリーファイアは無い。プレイヤーからダメージを受けない味方NPCはエイリアンからもダメージを受けないようで、目の前で殺したエイリアンの体液を浴びてもびくともせず、さらなるエイリアンを狩りにプレイヤーを無視して最前線へと進んでいく。プレイヤーはそんな彼らを援護することしかできない。このような原作の雰囲気をぶち壊した上にゲームとしても遊べない代物では、一体何のために作られたのかさっぱりわからない。

ACM 2014-10-22 21-44-27-80_R
◆パワーローダーでエイリアンと戦うところだけは迫力があって良かった

ACM 2014-10-25 16-50-09-89_R
◆本当はAlienではなくS○GAとGe○○boxを燃やしたい

Aliens vs Predator Classic 2000 – 最新OS対応の価値あり

三種族を難易度Training(Easy)にてクリア。Easyとは言うものの、敵が無限に湧いてきたり、単純に対処がしにくかったりで、MAPを覚えるまで何回も死んだので、適切な難易度選択だったかなと思う。スイッチが地味で見つけにくい以外は、ユニークでやりがいがあり、映画ファンには堪らない再現性とエイリアンとプレデターのゲームシステムなど、非常にうまくまとまっている。これには10年越しで最新PCに対応させるだけの価値がある。

AvP_Classic 2014-10-15 22-04-21-43_R

プレデターは体力と攻撃力が高い上にクローク機能もあるので、他の種族よりも死ににくく、ゲームに慣れるのに適している。特別な理由がなければ最初に選ぶといい。やや操作が特殊ではあるものの、直感で理解できる範囲なので心配はいらない。人間を相手にする際は非常に優位性を感じることができ、狩りの楽しさを味わえるだろう。

マリーンのパートではエイリアンの鳴き声に震えながらライフルを構えておくのがベスト。実際にエイリアンが襲ってきたらパニックを起こしながら一生懸命トリガーを引けば映画さながらの体験が可能というわけだ。なお、そのロールプレイに飽きても、エイリアンの予想外の動きと速さに、やっぱり半分パニックになって銃を乱射してしまうわけだが。

エイリアンは壁や天井に張り付く独特な操作が特徴だ。プレイし始めると、思うように移動することができず戦闘には一苦労するが、さらに困るのが進行ルートが見つからないことや、今何をすべきかわからなくなることだろう。これはプレイヤーが人間ならではの常識に囚われているからだ。なので、そういう時はエイリアンになったつもりでプレイしてみよう。手始めてにディスプレイに向かって「おれは人間をやめるぞ!」などと宣言してみるのが効果的だ。

AvP_Classic 2014-10-18 11-30-41-93_R

Deus Ex: Human Revolution – スーパーハカーで二周目(14)

本作を一度クリアした後に、Deus Ex(2000)のプレイを挟んでからの二周目である。リプレイの目的はゲーム全体を思い出すこと…だったのだが、途中あたりから遊んでいてしっくりこなかったので雑にクリアしてしまった。ジェンセンの戦闘能力が高過ぎるからか、MAPが狭いからか、ハッキングが目的化してしまっているからか、ストーリーがこじんまりしているからか、何が理由なのかは自分でもわからないが、とにかく醒めてしまったのだ。同じ時間を使うのならばDeus Exの方をリプレイした方が良かった。

高いレベルで整っている作品ではあるが、やはりDeus Exと比べると行動と選択の自由が減っており、RPGよりもシューター要素が強くなりすぎているので熱くなれない。

dxhr 2014-09-29 17-40-26-37_R
◆オーグメンテーションはハッキング関連とインベントリ拡張と壁破壊と重物体操作あたりがあれば十分だった。他に欲しい能力がなかったので、早く進めたい時には経験値が減ろうとも敵を躊躇なく殺した。

Quake III Arena – ioquake3でシングル(5)

単純にシングルキャンペーンを遊んでみた。先日SteamにやってきたQuake Liveの練習というような意味合いは無い。使用したクライアントは本家Quake 3のマルチプレイとも互換機能のあるioquake3だ。解像度をFull HDに変更し、難易度はHurt me plentyに設定した。

今更言うことでもないが、弱いBOTを倒すだけでも相当面白い。武器バランスやMAPの作り、弾薬やアイテム設置箇所も不自然に感じない。何よりもスピード感が他のFPSに比べて優れており、比較的MAPが狭いというのに一人ひとりの火力が大きいので一瞬で勝敗がつくことも多く、敵の足音やアイテム取得音が聞こえるだけで一気に緊張感が高まるので、殺し合いをしている感覚になる。これはまさにArenaと言えるのではないだろうか。

ioquake3 2014-09-19 22-26-25-66_R

「発売当時にマルチプレイを遊びたかった」と切に思う。