Project Warlock – ヌルくていいんだ

撃ち心地が良い。遊び始めてすぐにこう感じた。FPSで最も重要な要素は撃つこと自体が楽しいということだ。撃つ動作さえよく出来ていれば、システムがおかしかろうが、マップが悪かろうが、BGMが場違いであろうが、ゲームバランスが破綻していようが、すべて帳消しにできると言っても過言ではない。幸い、本作Project Warlockはクラシックシューターと相性の良いシステムを実装し、全編にわたってマップのセンスも良く、BGMもプレイヤーの気分を盛り上げるように働き、ゲームバランスも終盤に向かって軟化していく傾向にあるが良好と言える。つまり良ゲーなのだ。

アップグレードや残機制などの固有の要素もあるが、2時間ほど遊べばどれを強化しても強化したなりに自キャラが強くなり、死ぬことも無くなっていくことが分かるので、さほど考えなくてもよいと思う。初回のプレイで理想的なキャラを作るというよりは、一周4.5時間という短いボリュームを考慮して、2.3週遊びながら手探りで能力を上げていく方が楽しめそうだ。今回は難易度NormalとHardで計二週した。目の前の敵に向かって好きなだけ鉛玉を打ち込み、壁に向かってInteract(Useキー)連打してシークレットを探す超絶脳死プレイだったが、日中酷使した脳みそを休ませるという意味合いでも優れた娯楽であった。これがFPSだっ!


◆どこかShambler(Quake1)に似てる。こいつに限らずドット絵調のせいか、登場するほとんどの敵に愛嬌を感じる


◆最後のE5だけ急に敵が大量に出現してアクションシューターとして盛り上がる。ここにきて初めて自分の作ったキャラがどれほど成長したのかを実戦でチェックできるのだ

Killing Floor 2 – おんぶにだっこで自殺クリア(3)

上手なプレイヤーに助けてもらいながら難易度Suicidal各マップのクリア実績を解除。主に使ったクラスはメディックとガンスリンガー。恐らく最も容易にチーム貢献が出来るのがメディックであり、さほど責任を感じずにプレイできるのが気楽だった。逆に責任感が重いシャープシューターは選択せず。自殺の世界を知るまでサポートは縁の下の力持ちとして優れたパークのように考えていたが、どうもHardと同じノリで動かす程度だと貢献度は高くないようだ。知識経験テクニックが必要なのかもしれない。ガンスリンガーは優秀なAF2011-A1とRack‘em Upの組み合わせで大物処理がやりやすく、シャープシューターの代わりとして使いやすかった。


◆メディックを選択しているのに回復を行わないプレイヤーが一定数いるため、注射針を打ち込むだけでも(相対的に)最低限の貢献をしていた気がする


◆プレッシャーの少ない方がAim安定する小心者

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DUSK – お試しカスタムマップ(2)

先日より古典的シューターのDUSKにてModが使えるようになったため、DerailedWarehouse in the Woodsの二つのカスタムマップを遊んでみた。製作環境が整って日が浅いからなのか、どちらも一直線に進むシンプルな構造となっているため、本編と同じ感覚で遊ぶことができる。面白いかどうかはボリュームが短いため判断しづらいが、短いが故に手に取りやすいというのはある。Modder達の技術がこなれてきたら、E3M7 Homecomingのような重力を絡めたパズル的なステージが出来上がる可能性もあり、ユニークな存在となるかもしれない。

SHRINE – ほどよく大味(56)

SHRINEはクトゥルフ神話の世界をイメージした(?)DOOM2のTotal Conversion。特徴的なグラフィックに惹かれたので触ってみた。やや武器の癖は強いが、見た目ほどバニラDOOMとはかけ離れていないため、操作していくうちに自然と慣れていくはずだ。不気味な敵とBGMの中、少し意識レベルを下げて、夢見心地であるとか、たゆたう感じで目の前の敵を倒し続けるのが良い遊び方だと思う。全16個の各mapもコンパクトに設計されており、さっくりと遊ぶには丁度いい。後半に出てくる武器が強すぎる感じもしたが、最新版の1.3だとそれに合わせるようにバランス調整がされているようである(私がプレイしたのはVer1.2)。

Left 4 Dead – キャンペーン消化

クリアするだけで解除される実績が埋まっていなかったことを思い出したので、L4D1のDeath TollとThe Sacrifice、L4D2のThe SacrificeとCold Streamを難易度Normalでプレイ。L4D2の方は流石にまだまだ人がおり、数分待つだけで人数が揃い、のんびりとゾンビを撃っているだけクリアできた。L4D1は年月というよりもL4D2にマップが移植されたために人が残っていないといった感じで、結構な時間をNPCと共に一人でプレイしたことになる。

一人で遊ぶL4D1のThe Sacrificeはなかなかの難しさで、最後の場面でとかく失敗することが多かった。NPCが三人のうち一人でもAlyx(Half-Life2 Episode1)ほどの強さであれば、何の苦労もなかったであろうが、Valveが人間同士のCo-opを盛んにするためわざわざNPCをポンコツ性能に~などと、10年近く前のゲーム相手に呪いながらプレイするのも疲れたので、難易度をEasyに落としてクリア。何回かリプレイしているうちに今更ながら気が付いたのだが、L4Dはマップを覚えると楽しくなる。当たり前すぎて書くのが気恥ずかしいが、そう感じたのだからその通り書く。なんとなくマルチに参加してなんとなく協力プレイしていただけだったが、一人でマップをうろうろして予備知識を増やすのも意外と重要であった。


◆暗い色調のホラー路線。刷り込みかもしれないが、L4D1の方が静と動のメリハリがついていて表面上の完成度は高いと思う


◆前作から真逆に舵を切ったL4D2。とにかくハプニングが起こりやすく、エキサイティングなこちらは強引にプレイヤーが楽しくなる(興奮する)ように作られたようで、やや押しつけがましさを感じる