Max Payne 2 – 方向性が変わった(3)

多数のゲームを遊んでいるとBullet timeを採用している作品と出会うことがあるが、動きの遅くなった相手を一方的に攻撃するのに魅力を感じないため、あまりプラスの要素としては捉えていない。FEAR1だけがギリギリ楽しめるといったところだ。しかし本家Max Payne 1だけはゲームプレイと映画的演出を混ぜるかのように使われ、一時的に無敵状態となるShootdodgeと組み合わせることで、危機的状況を打破する手段だけでなく、同時に主人公を格好よく見せるようになっており、単なる戦闘補助にはなっていない。ただのアクセントとして導入している作品とは明らかに違い、さすが大元と言えよう(私自身あまりShootdodgeを使いこなせてはいなかったが…)。

しかしShootdodgeの仕様変更により本作のBullet timeは他のゲームと同じく有利に戦闘を行えるようにしただけの単一の存在へと成り下がってしまった。確かに始めて一時間ほどは素直に楽しめるものの、残りの時間は作業へと変わる。また、ここぞというときに使った前作とは違い、常時発動できるような異様に強力なものへと変わったためよく出来たB級シューターからC級D級まで下がった感じがする。クイックロードを繰り返し敵の配置を覚え苦しい思いをしながら難所を打開するよりも、鼻歌交じりに敵のドタマを撃ち抜きながら華麗なアクションリロードをキメるといったスーパーヒーロー的な体験に興味があるのならば、本作の方がお薦めではある。

Max Payne – 愛されるのは分かる(2)

うまく動かなかったためComplete FixPack – 2020 Editionを使用。どうもRyzen 5 3600(第三世代)が原因だったようだ。先にプレイした3が微妙だったため、評判の良い初代を触ってみるという流れ。今現在遊んでみると、プレイヤーへの接し方(導き方)がAlan Wakeと似ていて、Remedyという集団は大きく変わっていないように思えた。死んで覚えるのが基本のアクションシューティングということもあり、客観的には良いゲームと言えないが、画期的な技術の導入やハードボイルドなストーリーなど、独自の要素が数多くあり、刺さる人には刺さるのかなといった感じ。遊ぶのが15年ほど遅かった気がしないでもない。


◆ひょいっと顔を出してショットガンを撃ち込み、ひょいっと身を隠す。他のゲームに比べて癖があるものの、この単純な動作を正確に繰り返すことで、多くの場面をノーダメージで切り抜けることが可能


◆まったく使いこなせていないシュートドッジ。使い勝手が良いように思えなかったため、ほとんど使用(練習)しなかった。映画のマトリックスが好きな人向けのなりきり要素なのだろうか

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Max Payne 3 – 世界観が好みなら(1)

本家Remedy制作のMax Payneをプレイした経験が無いため、立ち入った内容を書くべきではないという姿勢を表する。平たく言えば積みゲーを崩しただけのクリア報告。

  • Rockstar色が強い。彼らの作る世界観が好きならば楽しめるように思う
  • バレットカメラはうまく調整されており長い時間ヒーロー気分を味わえる
  • 目立たないローディングログとタイミングでシームレスにゲームが進む
  • 復活すると状況が調整(HP回復等)されるのでわざと死ぬのもありかも
  • 難易度Normalでは敵からのグレネードは少なくプレッシャーを感じない
  • 敵はわざと話し声や足音を出して居場所を教えてくれる
  • 敵の体に合わせるだけで生死が分かる魔法の照準搭載
  • とにかくお金がかかっているのでビジュアル的な満足感は高い↓