Sniper: Ghost Warrior 2 – ライフルだけが友さ(7)

Sniper: Ghost Warrior 2は前作Sniper: Ghost WarriorをCryENGINE 3で作り直してCall of Duty 4の風味を足したようなゲームだ。つまり、味方NPCにくっ付いていくか、無線の指示に従って狙撃ポイントに向かい、そこで敵の頭をぶち抜くだけの単調でお粗末なシューターなのである。しかし、お粗末なのはシューターとして見た場合であって、前哨狙撃兵(Scout Sniper)の体験ゲームとしては高く評価できる。味方と息を合わせて敵部隊を殲滅させていくさまは、うまくいきすぎている感じもあるが概ね遊んでよかったと思えるものだ。ストーリーもそれなりに面白く、難易度も高くないため、取っ付き易いのでFPS初心者の人にこそやってもらいたい。

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グラフィックはDirectX9を最高設定にしてGTX660SLIでフレームレート70近くで安定。DirectX11には対応しているものの、DirectX9よりも汚く見えてしまうので忘れてもいいだろう。テクスチャは全体的に荒いものの、近年のゲームの中では平均的なレベル。また、一周しても進行不能級のバグには遭遇しなかったので、前作よりもまともになっていると言える。…バグが面白さを加味していただけに少し寂しいが。

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  • ACT2以降から風が弱くなるので、狙撃のゲーム性が下がる
  • 双眼鏡が高性能で、後半は特にお世話になる
  • 敵がXM-8を持っていることが多く、近代的な印象が強い
  • 日本語化した場合、フォントが丸っこく戦争している気分にならない
  • Sniper Elite V2はスナイパーライフルでの狙撃がゲームの中核になっているので、狙撃手の疑似体験がメインの本作と比較する必要は無い

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ユニークで素晴らしい体験ができた

Trine 2 – 相変わらず雰囲気ゲームだが

グラフィックがとても綺麗。アンチエイリアスの設定を上げられるのであれば、他のゲームとは一線を画する美しさを得られる。

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前作のTrineから大きく変わった点は「オンラインCo-opへの対応」と「グラフィック向上」の二つしかないため、シングルでキャンペーンを遊ぶプレイヤーには拡張パックのようなものとなっている。細かいところだと、ストーリーが秘宝を探すものから姫を助ける冒険へと変わったからなのか、盗賊の性能が抑えめになった。そして敵キャラがゴブリンに変わった分、騎士の出番が増えたので3人の活躍できる場が均等になったように感じる。

パズルの難易度はほとんど変わらず、画面とにらめっこしていれば解けるレベル。数分するとヒントが表示されるので、面倒になったらそれを頼りにしてもよいだろう。自力にこだわるのならばヒント表示をオプションから切ることもできる。背景を眺めながらゆっくりと本編をクリア。特別な感想は無いが、丁寧に作りこんであり、なかなか楽しめた。贅沢を言えば、前作のラストのようなアクションとパズルが融合した”操作の忙しい”ステージも用意して欲しかった。

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Grand Theft Auto IV – 想像力が必要か(2)

20時間ほどでクリア。「誰々を片付けてくれ」という依頼をこなすだけの単調なルーチンを繰り返すだけで特別な面白みを感じなかった。「こうしたら面白くなるんじゃないか」とGTA4の街を砂場のように考えられるプレイヤーには、リバティーシティ全体が遊園地のように見えるかもしれないが、残念ながら私にはそのように映らなかった。気になったのは窓を割って近道できなかったり、敵や敵の乗り物に無敵時間が存在していて決められた行動しかとれないことだ。可能な行動よりも不可能な行動の方が目につくので、想像力を駆使して楽しい遊びを思いつくのは難しいのではないだろうか。

面白かったのは指名手配度を消すミニゲームで、マップを見ながら警察の動きを読み、少しのドライビングテクニックで捜査網をかいくぐるのは初めての体験だった。逆に言えば、その程度しか楽しめる場所がなかった(見えなかった)ので、何にも考えずにプレイしても楽しませてくれるSaints Rowシリーズ(GTAのフォロワー)のほうが好きだ。

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◆タクシーを使うことで無駄な移動時間を減らせる。しかしタクシーはどこにでもいるわけではないので当然探しだす必要があるのだが、人通りの多い場所で待つよりも、自ら車を運転して探しだすのが早い。つまり、効率を追い求めると「車を盗んでタクシーを探しだす」というあまりに非現実的な行動になっていく

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◆余りすぎるお金はRPGを買うぐらいしか用途がなく、敵にぶっ放してもリアクションが薄いので虚しい

Shadowgrounds – 難易度Hardで二周目(2)

ShadowgroundsがSteam Trading Cardsに対応したのを機に、難易度をHardにしてやり直してみた。3年ほど前の記憶では灰色ばかりで冴えないグラフィックだったのだが、そんなことはなく普通に色彩豊かだった。ゲームの大半は施設の中を戦うことになるが、プレイヤーが飽きないように光るものの色や影を少しずつ変えていたりと気配りされているように感じた。Config/options.txtからWidescreenに変更可能で、クリアまでFull HDで問題なかった。

Hardで遊んで

序盤は弾薬制限が厳しいため、無限に撃てるピストルを強化して雑魚敵を処理しなければいけない。そのピストルだがプレイヤーの射撃ボタンの連打が速いほど敵を押していけるので、クリック連打が得意ならばゲームの大半を簡単に感じるだろう。中盤以降は特別困ることはなく、普通に武器を強化していけば火力の問題ない。正直Alien Shooterをプレイするようなコアなゲーマーからするとパンチの足りないシューターなっているが、普通のゲーマーに向けたゲームとしてはShadowgroundsはそれなりの出来で、十分に佳作と位置づけることができそうだ。俯瞰視点のシューターが気に入った、もしくは難易度が物足りないと感じたプレイヤーだけがSigma Teamのゲームへ移ればいいだけの話なのである。

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◆よくよく見てみると不気味な敵ばかり

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◆高難易度だと射程が短い火炎放射器はやや使いにくいが、安全にドア越しで敵を燃やすこともできる

Grand Theft Auto IV – ヘイ、タクシー!EnterEnter(1)

今更ではあるがGrand Theft Auto IVを10時間ほど遊んでみた。簡単な感想としては「こんなものかな」といった感じだ。記事のタイトルからなんとなく想像できると思うが、ミッションを超特急でこなしていく私のプレイスタイルでは面白さがでてこないようだ。だからといって思考を変えて街でうろうろしてみたいとは思わない、無理してGTA4を理解する必要がないからだ。それよりも先に評判の良いGTA IIIを遊んでみてから、GTAシリーズがどのようなゲームなのかを知りたい。今のところ、面白さの度合いが30位で低空飛行している。特別興奮するわけではないが、銃弾が真っ直ぐに飛び戦闘で苦労しないので、ストーリーを追いやすく、だらだらと遊ぶのに悪くない。一応はクリアまでやってみるつもりだ。

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◆主人公ニコの「金さえ貰えればなんでもする性格」が気に入っている

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◆電車で移動するシーンで初めて「街が生きている」感覚を覚えた