RIP – 脳筋固定砲台(1)

DL販売サイトでは”RIP – Trilogy”という名前で三作セットになっている。今回クリアしたのはは、その一作目に当たる作品。選んだキャラクターによって使える特殊能力が違うのが特徴。説明に惹かれて「敵を凍らせるorノックバックさせる」というカボチャ男を選んだのだが、難易度ミディアムでは終盤に火力不足を感じた。

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◆見下ろし型のシューティングになっており、自キャラは固定されて動けないので目の前の敵を倒すことだけ考えれば良い

全40面を2時間ほどでクリア。一つ一つが短い作りになっていて、無駄な時間が無いところが気に入っている。ステージクリアからスコア計算、そして次のステージ開始まで3秒かからない。このスピード感溢れる作りが好きだ。基本的にはゴリゴリと射撃するだけで進めるのだが、それだけではうまくいかない箇所がでてくるので、そういう時は入手アイテムに注目してみるといいだろう。捌き切れないほどの大群を相手にする時は、バリアの効力が切れないうちにバリアを取るといった解法がある。シンプルすぎて語ることはないのだが、ピュアで楽しい時間を過ごせた。

Scorpion: Disfigured – 出だしの悪いFPSRPG(2)

主人公Scorpionのスキルが充実してくると、戦闘がヌルくなる。主な要因はスローモーとシールドの燃費がよくなることだ。さらにHP上限を増やすことで、過剰に出現するヘルスパックをうまく利用できる。そのためプレイヤーは死を遠いもののように感じるだろう。だが序盤があまりにも貧弱だったので、過剰な強化は受け入れやすいとも思う。

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体力、武器、スキルを上げることができる。とりわけ攻撃よりも防御の方が重要で、体力の上限をあげるのは過剰に出るメディパックと相性が良い。武器と攻撃スキルは余裕があれば。

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ガトリングや火炎放射、光学迷彩、強力なアーマーなど敵兵の種類は多く、プレイヤーを飽きさせないようになっている。それらは強めの調整をされているものの、困ったらシールドを張ればよいので、キツさは感じにくい。

クリアには10時間以上かかったが、終わってみればユニークな要素が多く、悪くなかったかなと思う。

若干バグあり

GamersGate版を遊んでいて、いくつか細かいバグが目に付いたが、進行に影響がないので気にしなかったが一応記載。エレベーターでスッポ抜けが頻繁に起こるが、Half-Lifeと同じで適当にWASDを押して動いていると回避できる。また、クライアント落ちが3回ほど起こった。そのうちの一つは敵キャラにDon`t Move と言われた瞬間に落ちたので、おそロシアの片鱗を味わった。

Scorpion: Disfigured – 俺が撃った方が当たる(1)

どこかでみたような要素を詰め込んだ実験的なFPSになっているので、システムはPCゲーム道場の解説を見たほうが良い。私が書く内容は普通に遊んだプレイヤーとしての主観的な感想だ。

異常な命中率の低さ

システムはDeus EXをお手本としているようだが、レベルアップすればしっかりと銃があたるようになるJC Dentonとは違い、このゲームの主人公は最後まで可哀想なほど銃が当たらない。そもそも銃口とレティクルがずれているという感じすらあって、シューターとして遊ぶことは絶望的だ。

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ステルス要素が存在しているので容易に接近できるのだが、上のスクリーンショット状態でショットガンで胴体を撃った時ですら、散弾の半分も当たらない。下手をすると頭より上を撃ったことになる時すらあるので、実銃を持ったことのない貧弱な私でもこう言ってしまう。「俺が撃った方が当たる」

では、つまらないのか

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中距離以上で戦闘をすると一方的に撃たれるだけだが、近距離戦闘が好きならそれなりに遊べる。有限だが強力なシールドを張ることができるので、それを利用して一気に距離を縮めてショットガンをぶち込むのが基本となる。なお、接近した後には別のエネルギー枠でスローモーが使えるので、SMGでフォローするのも有効。特殊能力をガンガン使うことに抵抗がなければ戦闘難易度は低いといえる。

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本当に画期的なMAPシステム。立体的なビジュアルとナビゲーションがあるので迷うことは少ないだろう。せっかちさんにも優しい。

チャレンジ精神に溢れるゲームだが、戦闘バランスは破綻している

超能力の要素を活かすために射撃が犠牲になっているのが惜しいが、個人的にはかなり楽しめている。中盤から火力が上がってきたのでクリアが楽しみだ。

Alan Wake – 悪夢は一度だけでいい(2)

10時間ほどでクリア、満足度は70ぐらい。TPSとして遊ぶ分にはやや尻すぼみではあるが、ユニークで楽しむ価値のあるものになっている。不満点は最高難易度でなければ、すべての物語を読むことができないところだ。しっかり作りこんであるから二周目も楽しめるよ!というのはビシバシ伝わってくる。しかし私はそれが大嫌いだ。リプレイ性を高めるためストーリーの裏側を隠すというのはわかるが、その量が多すぎて周回プレイが前提のようだ。プレイヤーを最も満足させるべきなのは”初回かつ難易度Normal”であると考えている私には不愉快でしょうがなかった。

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「俺は○○していて手が離せない!アラン、食い止めてくれ」から敵のラッシュが始まる。周りには投げ物が転がっているので、手当たりしたいに投げればクリアは簡単だ。少し控えることで、敵を倒す順番を考えながら避けを駆使して射撃を成功させることを求められるので面白い。

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アランが一人で危険に立ち向かう時に涙を流してくれるバリー。俺はあんたの方が最後まで生き残ってくれて嬉しいよ…。クリアした感想としてはアメリカ人が好きそうな話だった。ただし後半は真剣にストーリーを追わなかったので詳細は理解していない。MAPに散らばっている物語の背景が書かれた原稿が拾うのが面倒なのだ。

ムービーシーンがESCでストップ、Enterでスキップ

これは褒めるべき点。昔から感じていたのだが、この機能はビデオゲームに義務付けるべきだ。プレイヤーの生理現象や来客よりも、あなた方の作ったムービーの方が価値があるとは思えない。

NecroVisioN: Lost Company – 無印NVよりもPainkillerに近くなった

スタンドアローンで動作する拡張版という位置づけ。無印NVよりもMAPが狭くなったので道に迷う時間が減り、弾薬も増えたので、割りと気楽に撃ちまくってゲームを進行させることができる。娯楽性が増えた感じ。

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一人で戦うよりも仲間キャラクターと共闘することが多い。彼らのゾンビを殴るモーションはとても生々しく泥臭いので、ゲームの登場人物というよりも暴力性をウリにしているゾンビ映画のサバイバー達のようだ。

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優れたFPS=ショットガンということを知っている開発者達だ。無駄撃ちしなければ持てる時間は多い、ヘッドショットに成功するとリロードが早くなったりもするので…なんかもう最高。Gewehr 98での狙撃は相手の弾を喰らってもプレイヤーのスコープがブレない。最近では珍しいが、無駄にリアルにするよりこっちのほうが射撃が楽しいに決まっている。

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ラストチャプターだけシャドウハントが使えた。やりたい放題ができるのは短時間だから良いのだ。無印からしっかりと改善してくれていた。無印よりも普通のFPSに近くなったので、一週するだけならばLost Companyの方が遥かに取っ付きやすい。ただ、キャラクターの成長を考え、じっくりと二週以上するならば無印NecroVisioNの方が楽しめそうなので、本編への誘導という意味でも成功していると思う。