BIT.TRIP RUNNER – リズム星人がゆく

システムの解説は移植を担当したArcSystemWorksのサイにわかりやすく書かれている。ゲーム内容を簡単に説明すると「ぬるい譜面のリズムゲーム(音ゲー)をノーミスでやり抜く」というものだ。中間地点が存在しないので、文字通り「できるまでやり直し」を強いられる。ポップな雰囲気とは逆の泥臭いレトロゲーム。

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序盤はよくあるリズムアクションといった感じだが、後半からは音ゲーでいうところの”Perfect”や”Great”などの正確なタイミングを求められるので難易度Normalでさえ、かなり難しい。うまく作られていると感じたのは「モードアップ」というアイテム。これはステージごとに全部で4つ存在し、1つ取得するごとにBGMや演出が豪華になっていく。盛り上がる音楽でプレイヤーのテンションが上がるだけでなく、1/4攻略したという安心感にも繋がるので、見かけたら無理をしてでも取りたくなる。これが有ったおかげでクリアまでの意欲が保たれる。

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◆スライディングが非常に気持ち良い、本当に滑ってるような気分になる

時間をかければクリアできる

実際のところ特別難しい操作が必要なわけではないので、リトライして黙々と体にリズムを染み込ませば何時かはクリアできる。つまりは完全な暗記作業となってしまうので、これを上達や攻略してやったぜ!と取れるかはプレイヤー次第。六時間ほどでクリア。ソコソコ楽しめたが、本作を遊ぶ前に弩級の死にゲーBloody Traplandを遊んだせいか、やり直してもを食らっても感情を乱すこと無く、作業的にクリアした感がある。


◆気に入っている公式プレイ動画

Bloody Trapland – 求められるのは折れない心

ステージクリア方式のAdventure モードをクリア。本作は死にながら解法を覚えていく、いわゆる死にゲー。特徴はアクションがシンプルな分だけ操作に正確性が必要とされる点だ。難しさのベクトルが違うので単純に比較はできないのだが、難易度はSuper Meat BoyThey Bleed Pixels の中間ぐらいだと感じた。

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操作キャラクターは愛らしいケモノ達。赤、緑、青、ピンクの四キャラいるが性能に違いはない。選ぶ基準は色や表情や仕草のような表面的なもので良い。

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とりあえず死んで覚える

初見殺ししか無いといい切っていいほどなので、死んで覚えるのが基本だ。ある程度死んでから攻略パターンを構築してから、それを正確に実行できるようになればクリアできる。トラップの判定が非常に大きく「このくらいのジャンプしておけばいいだろう」という甘えは許してくれないので、作ったパターンに自信を持って操作することが大事だ。

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攻略パターンを作っても万全ではない?

吹き上がる火玉の出現タイミングがランダムのようにしか思えない。火玉だけが相手ならば、出現したのを見てから通過すればよいのだが、別のトラップと重なると運の要素が絡んでくるように思える。直接殺しに来るトラップの動きも尋常ではないぐらいに早く、人によっては見えないというレベルに達しているため、パターンを構築しても最後に頼れるのは回数によるゴリ押しだ。

アクションゲームとしての評価

死にゲーが好きな人なら楽しめるが、客観的に見て出来の良いゲームではない。「ステージの序盤で必要なテクニックを教え、中盤で応用させ、終盤で浮かれず、集中力を切らさなければクリアできる」というまとまった作りは褒めることができるが、触れたら即死するトラップを単純に置いただけのような配置が多く、実は適当に作ったのではないかと勘ぐってしまう。イライラせずに楽しめたのは確かだが、なんとも言えないマップのデザインだった。ベストな遊び方は死んだ魚の目でリトライするシングルではなく、死ぬのを笑い飛ばしながら遊ぶフレンドとのマルチプレイなのかもしれない。PCゲーマーでケモナーでドMのフレンド…?

Zombies. – さらっとクリア

全25ステージを二時間ほどでクリア。プレイヤーは移動速度と火力に恵まれていて、クォータービュー(見下し視点)のアクションゲームとしてはかなりヌルいバランスだ。加えて回復アイテムが多めに出るので、ミスも取り戻しやすい。しかし、ステージをクリアする度に武器が増えていくのでヌルいけれども単調といった印象は無い。中盤からは典型的なトリガーハッピーとなり、大味ではあるものの、なかなかに爽快な射撃を楽しめる。

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Overlord – ちょい堕落でクリア(2)

終盤になるとミニオンの統率数が増えるのだが、簡略化された操作のせいでどうしてもミスが起きてしまう。この頃になると雑魚敵も強くなってきて、ミニオンに頼れなくなるので、魔王サマを超強化してクリアまでいった。

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前回の記事でストラテジーとアクションと成長要素がうまく噛み合っているゲームと書いたが、中盤までのようだ。後半からはアルカニウム製の武具を装備した魔王サマで無双できるようになる。魔王に近づくという意味では「成長」しているので、良いのかもしれない。

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残念ながら完璧な善人クリアではなかったが(おっぱいが悪い)、ブラックユーモアが効いていて結構楽しめた。手下を引き連れてのんびりと世界を歩くには良いゲームだと思う。

Overlord – 目指すは善人魔王サマ(1)

愛くるしいミニオン(子鬼)を操って、悪さの限りを尽くしちゃう?

簡単に言うと洋ゲー版のピクミンなのだが、全ての指示をマウスだけで行えるのでとっつきやすいゲームだ。システムは独特だが、直感的に操作できるので素晴らしい。システム解説はGAME Watchの記事がわかりやすい。

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ゲームの中核はよく出来ている

ミニオンを操る(ストラテジー)、魔王サマを直接動かす(アクション)、武具を強化(RPG)と各要素がうまく混ざっているので、自分の好きなスタイルでゲームを進めることができる。問題点としては、次に進む場所がとにかくわかりにくい。恐らく雰囲気を重視したかったのだろうが、ナビゲーションが不親切かつMAPが無いので、だるさを感じる。

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嫁を選べるという嬉しいイベント搭載。しかし嫁の候補はアバズレかビッチの二択なので心底どうでもいい。肌が見えてる分だけマシというわけでビッチを選んだら、堕落ポイントが10も上がってしまった。これは村を襲うよりも大きく、善人エンディングに支障が出るかもしれない。

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半分ぐらいまで進んだと思うが、やることが変わらないので少し飽き気味。