Saints Row: The Third – すっきりし過ぎたか

前作Saints Row 2から全てが洗練された。キャラクターと乗り物はより直感的に操作できるように、乗り物での移動時にフレームレートが安定し(PC版)、携帯端末を操ることでストレスになる要素を限りなく削れるようにした。無論グラフィックも秀逸だ。

しかしながら一つだけ気になったのは突き抜けた馬鹿さが無くなったことだ。他のゲームよりはバカなのは間違いないが、期待し過ぎたのだろうか?プレイ意欲が減ってしまった。グラフィックが進化し過ぎると真面目な雰囲気になってしまうのかもしれない。もうすぐ発売するというSaints Row IVには下品さが戻っていてほしい、バキュームカー的な。

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全体的にミッションの難易度が低いが、頭を空っぽにして街や人間、兵器をぶっ壊せばよいだけのゲームなので気にならない。難易度が高いか低いか考える間に、キャラクター達がくだらない軽口をたたいて盛り上げてくれるのでどうでもいいことは忘れてしまう。


十時間ほどでクリア。急ぎ気味のクリアになってしまったが、あんまりやり込もうという気にならない。自分たちの領地(シマ)を広げようと頑張るゲームではなくなり、火力バランスを無視したキャラ育成要素を導入したせいだ。お金があれば弾薬無限やリロードを無しにできてしまうので興味が無くなってしまった。その反面、ゾンビが出現したり、電脳世界に入ったり、火星に行ったりと自由すぎる展開は楽しめた。その、あまりに現実離れした物語を素直に受け止めることができたのはSaints Rowに実力があったからこそなのかもしれない。

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◆ゾンビと対峙するクライム…アクション?…かゆ…うま…

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◆ヒャッハー!

Croixleur – 爽快さは後からついてくる(1)

ハイスピードハックアンドスラッシュというゲームの説明を見て購入。しかし実際のところは、中ボスを倒さないと回復薬が手にはいらないため、手堅く立ち回るのが基本だ。よって最初のうちは安全に敵に触ることから覚える必要がある。また、キャラクターは成長しない(レベルは上がるが毎スタート時にリセット)が、必殺技だけは引き継ぐことができるので、この必殺技をプレイヤーがどれくらい使い込めるかが肝となっている。慣れてくると雑魚敵をバッタバッタと倒せるので、プレイヤーは自分の成長を実感できるだろう。

ストーリーモードだけクリア。想像よりもハイスピードしていなかったものの、操作が上手くなっていくのが楽しかった。シンプルなゲーム性ではあるもの、プレイヤーに腕を求める作りになっているのが良い。

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Desura版Croixleurには日本語が入っていない。また、ボタン設定を行うため初回の起動はDesuraからではなく、先にゲームフォルダを開いてCroixleur_config.exeを叩いたほうがいいだろう。Xbox360のパッドは綺麗に認識された。

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◆ストーリーは有って無いようなものなので、英語でも問題ない。

Fairy Bloom Freesia – 妖精は力強かった

Xbox360のパッドを使用。ボタン設定は理想的な配置を画像で示してくれたのでわかりやすかった。オプションからAeroを無効にできるのが面白い。Desura版には日本語が入っているので安心。

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攻撃ボタンを連打しておけば勝手にコンボに繋がるので攻撃面では困らないが、カメラがフリージアちゃんをアップに映すので見えない攻撃に当たる時があった。ガードの性能が優秀なのでボタンに指を合わせておくと事故を防ぎやすい。

成長要素がうまい

戦闘で得たマナ(ポイント)を使ってパッシブかアクティブスキル、または基本ステータスを上げることができる。どれも魅力的で頭を悩ますことになるが、適当に取っても詰むような難易度設定ではないので、うまい具合に作られていると思う。

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鉄山靠がイケてる

このゲームに限ったことではないが、個人的に鉄山靠が好きなので習得してみた。いわゆる当身技の扱いになっているが、成功時に与えるダメージが非常に高く、攻撃判定が出た後は食らい判定が消失するので、その間に逃げることができる。ボスの連続攻撃を読めれば、合間に発動し優位を取れるので最後までお世話になった。性能だけでなく、演出や効果音も派手で良い。


爽快なアクションというだけで素晴らしいのだが、加えて成長要素がうまく作ってあり誰が遊んでも同じキャラクターにならないようになっているのが一番褒めることができる。一周さらっと遊んだだけでも満足できた。

Saints Row 2 – 俺達がルールだ(2)

中盤からお金が余ってしまい使い道がなかったので、さらっとメインミッションを進めて終わらせた。このゲーム独特のシリアスでもあり、お馬鹿でもある雰囲気は非常に気に入った。続編のSaints Row 3も遊んでみたいと思う。

リスペクト値を貯めないとストーリーが進められないというのは面倒だなと感じたが、ジャパニーズヤクザや麻薬組織などと闘争ばかりしていると疲れてしまうので、息抜きとしてお馬鹿なお金稼ぎをする必要があったのも悪くない。リスペクトの必要値が絶妙で、これがもう少し高かったらだるさを感じたかもしれない。アクションだけでなくあらゆる面が「ゆるい」のがセインツロウ2の良さだ。

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この手のゲームのうまい戦闘方法はよく知らないのだが、ロケットランチャーを買い込んでゴリ押した。値が張るのだがサブマシンガンの弾薬に余裕を持たせておくと手詰まりにならない。

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敵対組織を全部ぶっ潰してハッピーエンド。雑な言い方になってしまうが、雰囲気ゲームなので合う人は楽しめるだろうし、合わない人は面倒くささを感じるだろう。

Saints Row 2 – こんなにバカなゲームがあったのか(1)

何の知識もなく遊びはじめたのだが、夢中になってしまった。ゲームシステムはいわゆるGrand Theft Autoと同じ箱庭型クライムアクションになっているが、とにかくサブミッションの内容が常軌を逸したものばかりで、プレイしていて飽きが来ない。基本的に銃弾は真っ直ぐに飛び、被ダメが少ないので無茶できる。また、敵はしつこく追ってこないので体力が減ったら物影で休めば良いので、戦闘だけでなく全体的にゲーム難易度は低い。

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バカばっか

ギャング組織で参謀役を務めるピアース。彼の突入プランニングはRainbow Sixでも通用しそうなほどの綿密さ・・・なのだが、主人公とその相棒に「その作戦よりも全員ぶっ殺したほうが早いんじゃないか?」と却下される。ブレインとしている意味がない。

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土地の価値を下げるためにバキュームカーの汚水で街を汚すいう普通では考えられないミッション。お洒落なお店だろうが、警察だろうが、一般市民だろうがお構いなしに汚していく。優雅に外食をしていたら、突然汚水をぶっかけられるという、このイタズラ。あなたは許せる?許せない?

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「治安密着24時」というやらせ番組の警官役を頼まれる、プレイヤーはショッキングな映像を作り出す手伝い。初めから、酔っぱらいを殴り飛ばす、わいせつなカップルを撃ち殺すなど十分過激なものだったが・・・

番組制作者「ここいらでチェーンソー使ってみようか」

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住民同士の喧嘩には手榴弾、暴れている郵便局員にはロケットランチャー、暴力的な抗議活動にはプラスティック爆弾を投げつけるというやりたい放題っぷり。ここまでくると警察とかいう前にただの狂人。


よくもまぁアイデアが尽きないものだ。フレームレートが不安定だとか、強制終了を喰らったとか気にならないくらい楽しい。力を抜いて遊べる良いバカゲーだ。