Warhammer 40,000: Space Marine – 出血大サービス

SpaceMarine 2014-09-07 22-32-27-41_R

爽快感よりも世界観

  1. 爽快さを求めて手に取ったものの、遊んでみるとそうでもなかった
  2. 爽快さは処刑(フィニッシュムーブ)の大流血演出にある
  3. その処刑だが、主人公がとても頑丈なので敵に突っ込んで、いきなり行うことができる
  4. しかし処刑は演出中でもダメージを喰らうため、敵後衛の殲滅が必要と気が付く
  5. 実は敵軍は後衛の方が強く厄介で、処刑対象の前衛オークは近接攻撃を連打するだけで圧倒できるような弱い調整になっており、まったく張り合いがない。簡単に気絶状態まで持っていけ、処刑まで行えるので、ほとんどいじめのようなものだ
  6. そんな弱い前衛オークの血飛沫を浴びても、まったく爽快でないし嬉しくもない
  7. 「処刑」以外のゲーム要素であるシューティングとアクションは平凡。重厚感は良い
  8. 世界観を重視しすぎたからか、アクションゲームとして退屈なものとなってしまったので、ゲーム性を重視してガチンコの殴り合いにしたほうが良かったのではないかと思う(視点を変えたDawn of Warそのものだった)

SpaceMarine 2014-09-07 22-01-53-84_R
◆ゲームエンジンはPhoenix Engineで軽くてそれなりに綺麗。血飛沫や粉塵、光の粒子などの細かな描写が得意なようで、Warhammerの戦場と空気をうまく表現できていると思う

SpaceMarine 2014-09-12 09-53-56-48_R

久しぶりに脳みそが冴えたので、はっちゃけた感じの長文を書けたのだが、うっかり消してしまった。それが単純なミスというだけならば簡単に復旧できるのだが、 先日入れたWordPress 4.0のせいか、WPの見慣れない動作にパニックを起こしてしまい、手違いで完全に削除してしまったのだ。これでもかというほどテンションが下がったのだが、一応は書いた内容は頭に入ったままなのだから、簡単に書き直せるかと思いきや…まったく指が動かない。最初に書いた時とテンションに差がありすぎたのだ。プロで文章や絵をかいているひとは本当に凄いと思う。それでもなんとか箇条書きで応急処置を施してみたのだが…えーと…許してにゃん?

Scourge: Outbreak – ヘッドショットマニア向け

現在The Scourge Project: Episode 1 and 2がGAMESPYの影響により起動時にクラッシュしてしまうため、今作Scourge: Outbreakとの比較に関してはおぼろげな記憶で書いていることをあらかじめ断っておく。

ScourgeGame 2014-07-22 15-31-03-73_R

Scourge: Outbreakはひどすぎた前作からあらゆる点が改善され、プレイヤーが「遊べる」と感じることができる最低限のレベルまで手直しされているので、開発はかなり頑張ったなと思う。しかし、あくまで凡作の粋を出ていないうえに目新しい要素もなく、どうしたものかと思いながらゲームを進めていった。

ヘッドショット推奨ゲーム

ゲーム中盤から分厚いアーマーを身に付けた敵が出現するようになる。当然胴体に撃ちこんでも雀の涙ほどのダメージしか与えられないので、ヘッドショットが必要となるのだが、頭に当てても一撃で倒せるわけではなく、当てた後の敵の喰らいモーションが大げさすぎて再度頭に当てることが困難、そのうえ喰らいモーション中はダメージが入らないようなので、本当に頭を狙うゲームのか疑問であった。

しかしながら、敵の喰らいモーションに規則性があることに気が付いた後から俄然射撃が面白くなる。3点バーストのアサルトライフル(死神)で頭を狙う>敵の喰らいモーション開始>喰らいモーションが終了時に頭の位置が弾の当たった場所に戻る>再度頭を狙い撃つ。という一連の流れがうまくいくと、トリガーを2.3回引くだけで屈強なハゲマッチョを即沈められるようになる。慣れてくると、このタタタン…タタタン…タタタン…というリズムに乗るような射撃の波が実に心地いい。もちろん頭に狙いをつけるには多少時間が必要だが、そういう時こそ敵の胴体を撃つと良いだろう。当たる当たらないにかかわらず奴らは近くの遮蔽物に身を隠すので、こちら側に時間と余裕が生まれるのだ。


とにかくヘッドショットを狙うのが大好きというプレイヤーならシングルでも大いに楽しめると思うが、敵のアーマーが尋常じゃないほど硬いのでAimに自信のない人はCo-opを試すか、ゲーム購入を再検討するのが良いように思う。付け加えておくと、前作と違い味方のNPCは単純に頑丈な上にAIのレベルも上がっているので、シングルで遊ぶ際に足を引っ張ることは少ない。

ScourgeGame 2014-07-22 15-50-23-37_R
◆貴重なPhysx

Marathon – 低重力を体感(2)

なんとなく始めてみたら非常に面白かったため、最後まで遊んでしまった。ただ、後半はセーブポイントが異常に少なく、幾度と無くやり直しをさせられたので、ため息混じりのリトライが重なっていき、随分と骨のあるゲームのように感じた。ターミナルのAIから得る情報でストーリーを紡いでいくというのは、私には新鮮であり、なかなか気に入っている。しかし中盤からは、読んでいる最中に敵に殴られたり、酸素が減っていくような過酷な状況下にさらされていくので、だんだんと没入感が減っていき、最終的には話に集中できなくなってしまった。

AlephOne 2014-04-05 20-55-37-20_R

宇宙で戦っている感覚

Marathonが他のFPSと違うところは重力が極端に小さいことだ。そのためプレイヤーはフワフワしたキャラクターを操作することとなるので、一人称視点で遊んでいると本当に宇宙で戦っている(存在している)感じを味わえる。特に段差がある場所で戦闘している時の、足を踏み外した際の着地まで無防備な時間の長さといったら、このゲームでしか味わえない感覚だろう。また、うまくできてると思ったのは、重力が小さいことを利用して他のゲームではできないような足場移動をゲーム内に組み込んでいることだ。5メートルほどの足場を難なくダッシュで通り越す様は、マリオブラザーズのBダッシュで落とし穴を回避しているようで、非常に懐かしく心地よかった。

AlephOne 2014-04-04 22-39-22-17_R
◆重力が低いため、ダッシュすれば向こう岸に着地可能

AlephOne 2014-04-06 18-11-36-50_R
◆超強力な火炎放射。コイツなしではクリアできなかった

Judge Dredd: Dredd vs. Death – 小気味の良いB級FPS

ストーリーモードを五時間ほどでクリア。原作及び映画を見たことがないので、ジャッジドレッドの知識がほとんど無いのだが、射撃感が良いおかげで最初から最後まで楽しく遊べた。ドレッドには、とにかく悪人を裁きまくるイメージを持っていたが、理性の無いゾンビやスケルトンと戦うことも多くあり、警察官として市民を守る場面もでてくるので頼れる男に思えた。

 Dredd 2014-03-30 16-14-24-78_R

  • メイン目的にわからない英単語があれば、調べたほうがいいだろう
  • シームレスでロード時間が短い。このゲームの一番の長所
  • 回復剤を使うKEYは存在せず、HPが無くなった時に自動で使用される
  • Melee(ぶん殴る)は強いが、使いやすいわけではない
  • ジャッジドレッドの体形が意外と細い

 Dredd 2014-03-30 11-04-36-44_R

I am the law !?

Shadowgrounds – 難易度Hardで二周目(2)

ShadowgroundsがSteam Trading Cardsに対応したのを機に、難易度をHardにしてやり直してみた。3年ほど前の記憶では灰色ばかりで冴えないグラフィックだったのだが、そんなことはなく普通に色彩豊かだった。ゲームの大半は施設の中を戦うことになるが、プレイヤーが飽きないように光るものの色や影を少しずつ変えていたりと気配りされているように感じた。Config/options.txtからWidescreenに変更可能で、クリアまでFull HDで問題なかった。

Hardで遊んで

序盤は弾薬制限が厳しいため、無限に撃てるピストルを強化して雑魚敵を処理しなければいけない。そのピストルだがプレイヤーの射撃ボタンの連打が速いほど敵を押していけるので、クリック連打が得意ならばゲームの大半を簡単に感じるだろう。中盤以降は特別困ることはなく、普通に武器を強化していけば火力の問題ない。正直Alien Shooterをプレイするようなコアなゲーマーからするとパンチの足りないシューターなっているが、普通のゲーマーに向けたゲームとしてはShadowgroundsはそれなりの出来で、十分に佳作と位置づけることができそうだ。俯瞰視点のシューターが気に入った、もしくは難易度が物足りないと感じたプレイヤーだけがSigma Teamのゲームへ移ればいいだけの話なのである。

Shadowgrounds 2014-02-24 18-46-17-17_R
◆よくよく見てみると不気味な敵ばかり

Shadowgrounds 2014-02-25 23-30-54-67_R
◆高難易度だと射程が短い火炎放射器はやや使いにくいが、安全にドア越しで敵を燃やすこともできる